心と体が折れる前に…日常に潜むストレスをチェックしてみましょう

アイコン 2016.4.20 セルフケア

普段の生活の中でおこる環境の変化やささいな出来事が、自分でも気がつかないうちにストレスの原因となっていることは珍しくありません。

自覚できていないストレスは対処ができずに蓄積し、深刻な心身の不調を引き起こしてしまう可能性もあります。「自分にはストレスなんてないから大丈夫」と思っている人こそ要注意!ストレスは、嬉しいことや楽しい出来事の裏にも潜んでいるのです。

ここでは、神戸市での心の健康(自殺予防)事業を参考にさせていただき、どんな事柄がストレスになりやすいかをチェックリストでご紹介します。

無意識にたまっているかもしれないストレスをチェックし、早めの対処、自分の心身への労わりを心がけましょう。

 

1.ストレスチェックの方法

生活でのストレスを具体的に見つめなおし、点数にすることで客観的に自分のストレスを見つめていきましょう。

私たちはストレスというと漠然と感じてしまいがちです。日常生活でのストレスを具体的に見返してみることで、漠然としたものが形になっていきます。

家庭・仕事・学校・お金・生活全般と5つの項目に分けて、それぞれ具体的な出来事をみていきましょう。最近自分におこったことがあれば、チェックしていってください。

横に書いてある数字はストレスの大きさを示し、大きい数字ほどストレスの度合いが高いということです。もちろん個人差はありますが1つの目安とし、その数字を合計して自分のストレス度を客観視してみましょう。普段あえて意識しないストレスをチェックすることで、自分自身の状況を振り返るきっかけにしてみてください。

ストレスをチェックしていく前に、注意点を以下でお伝えしていきます。

①数字の小さな見落としがちなストレスに注意

小さい数字のものほど負担が軽いかというと、そうとばかりは限りません。大きい数字のものは、自分でもそれがストレスになっていると気づきやすいですが、小さい数字のものほど見落としがちで、無意識に蓄積する危険性は高いとも言えます。

ストレスは、自覚できているものより、自覚できていないものの方がやっかいな場合があります。

②いいことも含めて変化はストレス

ストレスというと悪いことばかりが頭に浮かぶかと思います。確かにマイナスなことがストレスになることが多いのですが、ストレスはいいことでも生じます。

例えば新しい家族が増えたり、昇進することがストレスになることがあります。本人も喜ばしいことと思っていても、知らず知らずにストレスになっていることもあります。

変化をするということ、良いことであったとしてもストレスになりうるのです。最近の生活での変化に目を向けていく必要があります。

③ストレス=病気の原因ではないことを頭に入れておく

ストレスの蓄積がうつ病や体の病気を引き起こすことはありますが、ストレス自体が悪いというわけではありません。生きていく上で様々な変化や苦難は避けられず、必ず誰もがストレスを抱えています。

ストレスがあるから努力し、ストレスを乗り越えると成長できます。しかし、それが自分の許容範囲を越えて無意識に積み重なってしまうと、心や体が悲鳴をあげてしまいます。

大切なのは、ストレスを無くそうとしたり自分を苦しめるものとして敵視したりするのではなく、今の自分にどのようなストレスがあるか、どの程度それが負担になっているかを知ることです。できる対策を考え、必要以上にストレスを増やさずふくらまさず、上手く乗り切っていくような方向へ切り替えていくということです。

 

2.家庭のストレスチェック

○家庭でのストレスについて

家庭は生活の基盤ともなる場なので、そこにストレスの種があると心身にはかなりの疲労がたまります。毎日のことなので慣れてしまい、感じにくくなってしまうので注意が必要です。

仲のいい家族であっても、誰かの状況に変化があったり、長期休暇や休職で毎日のように顔を付き合わせていたりすると、思わぬストレスになることがあります。

○家庭でのストレス対策

 

3.仕事のストレスチェック

○仕事のストレスについて

仕事でストレスを感じない人はいないと思いますが、それを自覚し、上手く息抜きができていれば問題はおこりにくいと言われています。仕事上のストレスは自分の力ではどうすることもできないものが多いですが、自分のストレス耐性を向上させるようにしたり、物事のとらえかたを変えたりすることで、ストレスを軽減することは可能です。

収入減少や解雇なども絡む重大な悩みの場合は、1人で抱え込まずに信頼できる周囲の人、上司、産業カウンセラー、公的な相談窓口などを利用しましょう。話すことで自分の気持ちも整理されますし、視野が広がって解決の糸口を探すことができます。

職場での環境や人間関係が上手くいかず、仕事場に行きたくないほど追いつめられている、食欲不振や睡眠不足が続くような場合には、産業医や心療内科、精神科への相談も検討しましょう。

また、昇進や開業、収入のアップなど嬉しいことであっても、それがプレッシャーとなることがあります。無理をせず、自分のペースを守るようにしましょう。いいことにせよ悪いことにせよ、変化というのは心身にとってはストレスです。同時期にたくさんの変化が重ならないように、自分自身で避けられるものは避けて負担を減らしましょう。

○仕事でのストレス対策

 

4.学校のストレスチェック

○学校でのストレスについて

学校でのストレスの中でもっとも深刻なものは「イジメの問題」かと思いますが、この場合は多くの人が連携して対処する必要がでてきます。絶対に1人で抱え込まず、相談することが大切です。

まずは学校に相談し、できればスクールカウンセラーと本人が繋がれると良いです。周囲に話せる人がいないなら、公的な機関やNPO法人などを利用しましょう。

イジメだけでなく、思春期の時期は大人とは違った様々なストレスがあり、なかなか理解を得られない場合もあります。子供の心身の強さにも大きな個人差があります。対処に行き詰まったら、医療機関に相談していただくのも方法です。

悩みが深くなると視野が狭くなってしまいますが、いざとなったら学校を変わるなどの選択肢もあります。自分を追い込んでしまう前に相談をしましょう。

また最近は、スマホによる友人関係のトラブルやインターネットによるストレスも増えています。スマホへののめり込みにも注意しましょう。

○学校でのストレス対策

 

5.お金のストレスチェック

○お金のストレスについて

お金の問題は生活に直結するので、避けては通れない問題です。収入の減少、ローン、借金などのことで困っている場合には、公的な無料相談窓口や無料相談会もあるので、各都道府県の役所に問い合わせ、法律の専門家に相談してみましょう。

また、収入の増加、思わぬ収益を得たなども、それが意外なストレスになっている場合があります。

○お金のストレスの対策

 

6.生活全般のストレス

○生活全般のストレスについて

病気や怪我、親しい人との別れはもちろんですが、生活習慣の乱れが心身に与えるストレスは思っている以上に大きいものです。もちろん、仕事などでやむを得ないときもありますが、できる範囲の中で改善できる部分がないかを振り返ってみましょう。

また、活発な行動もいき過ぎると大きなストレスになり、燃え尽き症候群のようになってしまうこともあります。自分なりの生活リズムを基本にし、大きな乱れが続かないように注意しましょう。

○生活全般のストレス対策

 

まとめ

日常の中に潜むストレスチェック、いかがだったでしょうか。

ストレスというのは本来悪いことだけを指す言葉ではなく、心身に何らかの負担がかかる変化のことです。旅行に行けば楽しいけれど、長くなるとやっぱり疲れて「家が一番」なんてことになりますよね。人生においての変化はもちろん避けられず、また、適度なものは私たちに活力を与え、辛いことであっても糧にすることができます。

しかし、変化が重なったり問題が大きすぎたり、心身の疲れに気づかず頑張り過ぎたりすると、うつ病や心身症の原因になってしまうことがあります。ときに自分のストレスをチェックし、心身の疲労がたまり過ぎないように対処する習慣を心がけましょう。

神戸市では、ストレスマウンテンというサービスを行っています。この記事の内容を、ウエブ上でチェックできるようになっています。