PL配合顆粒の効果と特徴

元住吉 こころみクリニック
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2017年4月より、川崎市の元住吉にてクリニックを開院しました。内科医と精神科医が協力して診療を行っています。
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PL配合顆粒は、1962年から塩野義製薬から発売されているお薬になります。総合感冒薬という種類に属します。「風邪かな?」って思って病院やクリニックを受診された時に、粉薬が処方された方も多いのではないでしょうか?

PL配合顆粒は「配合」という名の通り、4種類のお薬が配合されています。熱や頭痛、咽頭痛、鼻水やだるさ等の症状を緩和してくれるお薬になります。

色々な症状を取ってくれる「魔法の薬」のように感じるかもしれませんが、PL配合顆粒はどの成分も、風邪自体を治す薬ではありません。風邪の症状を一時的に誤魔化すに過ぎないお薬です。そのためPL配合顆粒を飲んだからといって、風邪が早く治るわけではないことを理解しておく必要があります。

さらにPL配合顆粒は色々な成分が入っているため、色々な副作用が起こり得るお薬ともいえます。そのため、気軽に飲むのは避けた方が良いお薬です。

人によっては、もしかしたらPL配合顆粒を飲まない方が良い人や他の単剤の方が良い人もいるかもしれません。風邪で毎回PL配合顆粒を飲んでる人は、一度PL配合顆粒の効果と特徴についてみてみましょう。

 

1.PL配合顆粒のメリット・デメリットは?

<メリット>

  • 1種類のお薬で複数の効果が得られる
  • 幼児用のお薬もある

<デメリット>

  • 風邪を治すわけではなく、症状を一時的に緩和するに過ぎない
  • 胃十二指腸潰瘍の方は使用できない
  • 前立腺肥大・緑内障の方は使用できない
  • 重篤な肝障害がある方は使用できない
  • 副作用として眠気が出現することがある

PL配合顆粒は成人用の1gに、

  • サリチルアミド:270mg
  • アセトアミノフェン:150mg
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:13.5mg
  • 無水カフェイン:60mg

の4つの成分が含まれています。

  • サリチルアミド:NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)として、解熱・鎮痛作用を発揮します。
  • アセトアミノフェン:NSAIDsとは違う機序の解熱鎮痛剤で、こちらも解熱・鎮痛作用を発揮します。
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩:抗ヒスタミン薬として、鼻水やくしゃみといった症状を緩和します。
  • 無水カフェイン:脳を覚醒させる作用や疲労回復作用を発揮します。

このようにまとめると、PL配合顆粒一つで、

  • 発熱
  • 頭痛
  • 咽頭痛
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • だるさ
  • ぼーっとする感じ

など複数の症状を改善してくれるお薬になります。それぞれの作用機序については後述しますが、細かく知りたい方は、

またPL顆粒は、どの成分も症状を緩和するに過ぎないお薬です。風邪などの感冒症状は、一般的にはウィルスなどが喉や気管支に感染した場合をいいます。このウィルスは、抗生物質などではやっつけることができません。

基本的には安静にして、自分の細胞がばい菌をやっつけるのを待つ治療になります。そのため辛い症状を取り除いて、楽な状態で自分の細胞がばい菌をやっつけるのを待つことになります。そのため、PL配合顆粒を内服して楽になったからといって無理をしてはいけません。

また4種類の成分があるということは、4種類分の使用できない病気や副作用を気を付ける必要があります。無水カフェインはコーヒーの成分なので、残り3種類のお薬の副作用と安全性についてみていきましょう。

  • サリチルアミドなどのNSAIDsは胃腸障害が副作用としてあるため、胃・十二指腸潰瘍がある方には使用できません。
  • アセトアミノフェンは肝障害が副作用としてあるため、重篤な肝障害がある方は使用できません。
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩は、眠気・口渇が副作用としてあります。また、緑内障と前立腺肥大は使用できません。

特に気を付けたいのが抗ヒスタミン成分です。

  • 緑内障
  • 前立腺肥大

の病気の方は病状を悪化するリスクがあるため、使用できません。風邪で受診したのに、「目」や「前立腺」の病期は関係ないだろうと思って言わない人も多いですが、必ず内科的な疾患以外も持病がある人は全て医師に話しましょう。

このようにPL配合顆粒は、効果も多岐にわたりますが、副作用や安全性など気を付けることも複数あることも念頭に置く必要があります。

 

2.PL配合顆粒の適応・用量は?

PL配合顆粒は、風邪症状に対して1日に4回内服するお薬です。

PL配合顆粒は、

  • PL配合顆粒1g

  • 幼児用PL配合顆粒1g

の2種類が登場しています。成人用のPL配合顆粒の内容は先ほど記載したように、

  • サリチルアミド270mg
  • アセトアミノフェン150mg
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩13.5mg
  • 無水カフェイン60mg

となっています。一方の幼児用のPL配合顆粒は、

  • サリチルアミド45mg
  • アセトアミノフェン25mg
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩2.25mg
  • 無水カフェイン10mg

と、成人用の1/6程度の量となっています。適応疾患に関しては、

感冒もしくは上気道炎に伴う鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱症状の改善及び緩和

となっています。気を付けなければいけないのは、

などの症状を改善する成分が含まれていないことです。実際にそれぞれの成分の効果をみても、これらに対して効果を発揮しないため注意が必要です。PL配合顆粒の内服方法ですが、

成人では、1回1gを1日4回服用しますします。小児では、年齢によって目安があります。

  • 2~4歳:1回1g・1日4回
  • 5~8歳:1回2g・1日4回
  • 9~11歳:1回3g・1日4回

となっています。ただしこの量は、あくまで参考です。実際は、

  • 体重や身長
  • 症状

で適宜増減します。大切なのは、PL配合顆粒を4回経口投与と記載されているからといって、律儀に4回内服する必要はありません。PL配合顆粒はあくまでも症状を一時的に誤魔化すお薬です。徐々に良くなって症状も軽くなってきたときに、PL配合顆粒を飲んでもあまり意味がありません。そのため症状が辛い間だけ飲むようにしましょう。

 

3.PL配合顆粒の薬価は?

PL配合顆粒は昔からお薬のため、多くのジェネリック医薬品が発売されています。ただしPL配合顆粒と全く薬価は変わりません。

次にPL配合顆粒の薬価です。PL配合顆粒は、

商品名 剤形 薬価 3割負担
PL配合顆粒 1g 6.4円 1.9円
幼児用PL配合顆粒 1g 6.4円 1.9円

※2016年11月14日の薬価です。

となっています。さらにPL配合顆粒は昔のお薬のため、多くのジェネリック医薬品が発売されています。

製品名 発売会社名
マリキナ配合顆粒  日医工 
トーワチーム配合顆粒  東和薬品 
マリキナ配合顆粒  鶴原製薬 
セラピナ配合顆粒  ファイザー 
セラピナ配合顆粒  日本ジェネリック 
セラピナ配合顆粒  シオノケミカル 
セラピナ配合顆粒  マイラン製薬 
サラザック配合顆粒  テバ製薬 

となっています。ただし先発品のPL配合顆粒自体が安いため、現時点ではジェネリック医薬品もPL配合顆粒と同じ6.4円となっています。

 

4.PL配合顆粒が向いてる人は?

<向いている人>

  • 鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱などの風邪症状が複数ある方
  • 胃腸潰瘍、緑内障、前立腺肥大がない方
  • 若い方

PL配合顆粒が向いている方は、感冒症状でPL配合顆粒によって緩和できる症状が複数ある方です。

  • 咳や痰が主体の症状だ。
  • 喉の痛いのだけ何とかしてほしい。
  • 鼻詰まりが辛いんだ。

などPL配合顆粒では症状が取れない咳や痰の人は違う薬が必要になりますし、一つの症状だけ取りたい方はあえて配合する必要はありません。むしろPL配合顆粒は、非常に古いお薬です。特に、

  • NSAIDsのサリチルアミド
  • 抗ヒスタミン薬のプロメタジンメチレンジサリチル酸塩

の二つは非常に古く単独では使用されません。特に抗ヒスタミン薬は副作用が少ない第2世代の抗ヒスタミン薬が登場しています。そのためPL配合顆粒が効果がある複数の症状がある風邪の方に処方すべきお薬です。

また、PL配合顆粒自体が使えない病気があるので注意が必要です。PL配合顆粒を処方される前に、

  • 胃、十二指腸潰瘍
  • 緑内障
  • 前立腺肥大症

といった病気が無いかチェックしましょう。さらにPL配合顆粒は、個人的には高齢者の方にはあまり使用しない方が良いと思っています。PL配合顆粒は病気を治す治療ではなく、症状を一時的に弱めるに過ぎないお薬です。一方で症状というのは、ばい菌と戦ううえで体が必要だから出してるサインです。

  • 体が熱をあげてばい菌をやっつけているのです。
  • 喉が痛いことでどこでばい菌がいるか知らせています。
  • 鼻水でばい菌を外に追い出してます。

高齢者は免疫状態が弱っていて、重篤な状態でも症状が出ないことがあります。そのため、PL配合顆粒で様子をみていたら、病態が一気に悪くなったなどが多々あります。高齢者の方にPL配合顆粒を使用する場合は、少しでも症状が悪化した場合はすぐに病院を受診するように心がけてください。

また、高齢者の方は指摘されていなくとも、前立腺肥大や緑内障が持病として持ってる人が多いです。病気として指摘されていなくとも、

  • 最近目がぼやける
  • 尿が近かったり、出しづらかったりする

などの症状がある場合は医師に相談しましょう。そういった意味では、若年者の方の方が気軽に使用しやすいお薬ではあります。ただし、若年者の方も油断は禁物です。

風邪の治し方は薬を飲むことではなく、安静に体を休めることです。詳しく知りたい方は、「風邪を早く治す方法とは?」を一読してみてください。さらに抗ヒスタミン薬の副作用も加わり、眠気が出ることもあります。

  • 仕事が休めないからPL配合顆粒を飲んで頑張ろう。
  • せっかくの休暇だからPL配合顆粒を飲んで楽しもう。
  • 飲み会も断りづらいからPL配合顆粒を飲んで参加しよう。

上のような状態ですと、逆に症状が悪化してしまいます。さらに眠気などの副作用が強く出て、イベントに支障が生じることも予想されます。

このような場合は、PL配合顆粒を飲まなくても参加できそうかどうかで判断しましょう。症状が辛くて参加できなさそうなら、PL配合顆粒を飲む飲まないにかかわらず休むようにしましょう。

 

5.PL配合顆粒の作用機序は?

PL配合顆粒は、NSAIDs・アセトアミノフェン・抗ヒスタミン薬・カフェインの4つの作用機序で風邪の症状を和らげます。

PL配合顆粒は4つの作用機序から病気の症状を緩和します。それぞれの作用機序についてみていきましょう。

 

5-1サリチルアミド(NSAIDs)の作用機序は?

NSAIDsは、抗炎症・解熱作用を有します。その作用機序を説明します。

炎症反応には、過剰なプロスタグランジン(以下、PG)が関係しています。NSAIDsは、PGを生産する経路であるアラキドン酸カスケードをブロックすることでその効果を発揮します。その作用点は、シクロオキシゲナーゼ(以下COX)です。

COXには、2つあることが分かっています。

  • COX-1は、胃粘膜や血小板などを含め、多くの細胞に常に発現しており、痛みの症状とは無関係です。逆にCOX-1を邪魔することで胃が荒らされて、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる副作用が出現します。
  • COX-2は、体が炎症など種々の刺激を受けると、関連細胞で発現が増します。これが阻害されると、痛みや炎症を引き起こすサイトカインの産生が抑えられます。

つまりNSAIDsは、COX-2に結合することで鎮痛作用を発揮するのです。痛みや熱の原因となるCOX-2を阻害すれば一時的に症状が改善できます。ただしPL配合顆粒に含まれているサリチルアミドのNSAIDsはCOX-1も一緒に阻害してしまうため、胃腸障害が出現する可能性があります。

 

5-2.アセトアミノフェンの作用機序は?

アセトアミノフェンの解熱や鎮痛の作用は、NSAIDsとはまた別の作用機序と言われていますが、詳しく解明できていないところも多いです。まず解熱ですが、脳の視床下部の体温調節中枢に作用して熱を下げるといわれています。具体的には以下の2点です。

  1. 皮膚血管を拡張させて体温を下げる
  2. 汗を促す

まず1の血管拡張の効果ですが、手や足の末梢の血管が開くと血流が良くなります。血流が良くなることで、熱の放出につながります。

2の汗を促すのは、熱を下げる一般的な作用です。私たちが夏場に汗をかくのは、汗をかいて体を冷やそうとする生理作用です。汗をかくことで、蒸発する時に周りの熱を奪って体を冷やします。

この時に気を付けなければいけないのが、脱水や血圧低下です。血管が開いて血流が流れやすくしますが、そもそも流れる血液が足りなければ血圧が下がるだけです。さらに汗をかくことで、さらに水分が減ってしまいます。

熱を出している時は、食欲もなく脱水になりやすいです。そのためカロナールを内服する際は、脱水にならないように水分補給を気を付けるようにしましょう。

またアセトアミノフェンは高熱を正常な体温に下げる作用はありますが、正常な体温を更に下げてしまうという事はほとんどありません。そのため、非常に使いやすいお薬です。

次にアセトアミノフェンの鎮痛作用の機序ですが、こちらも完全には解明されていません。アセトアミノフェンにて脳の視床と大脳皮質に作用する事で痛みを感じにくくさせているのだと考えられています。

痛いと感じるのはけがや病気をした部位ではなく、その部位から発生した物質を脳が感じていたいと感じるのです。痛みの物質は、プロスタグランジンといいます。カロナールはこのプロスタグランジンを脳で感じづらくさせること(痛みの閾値をあげること)で、鎮痛作用を有するとされています。

その他、カンナビノイドやセロトニンなど痛みを感じるづらくする物質を増やすことで、痛みを感じづらくする作用があると考えられています。

 

5-3.プロメタジンメチレンジサリチル酸塩(抗ヒスタミン薬)の作用機序は?

抗ヒスタミン薬は元々はばい菌による鼻水ではなく、花粉症などのアレルギーに対して効果があります。花粉症の作用機序は

  1. 花粉(スギ)が体内に侵入。
  2. マクロファージ(体の中の警察官)が異物と認識して花粉を食べる。
  3. マクロファージがT細胞、そしてB細胞とバケツリレーのように花粉の情報を次々に渡す。
  4. 花粉が次に入ってきたときに撃退するために、B細胞がIgEという特殊な爆弾を作り、肥満細胞(体の中の爆弾保管庫)に保管しておく。
  5. 花粉が再び侵入した際に、肥満細胞は保管しておいたIgE爆弾が発射されて花粉にくっつく。
  6. IgEが爆発することをきっかけに、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質(ケミカルメディエーター)が放出される。

となっています。このヒスタミンが鼻に作用すると鼻を刺激して、くしゃみや鼻水として外に花粉を出そうとするのです。

このヒスタミンを阻害するということは、先ほどの説明でいうところの⑥の作用を邪魔します。④や⑤で出てくるIgEや肥満細胞を邪魔しても、すでにヒスタミンがたくさん作られた後では効果が期待しづらいです。速効性を求めるのであれば、直接鼻の症状を引き起こすヒスタミンをブロックする必要があるのです。

これが花粉症の結果です。ばい菌の場合も実はこのヒスタミンが関与します。ばい菌の感染により少しずつ鼻粘膜の細胞、鼻粘膜組織が攻撃されると、鼻粘膜が過敏に反応します。

鼻粘膜が過敏に反応すると、花粉でもばい菌でも異物には変わりないため、私たちの体は同じような対応になります。そのためばい菌もヒスタミンなどの炎症物質で鼻水やくしゃみをさせて外に追い出そうとしています。しかし、近年の研究では抗ヒスタミン薬がそこまでばい菌に対して効果がないのでは?という結果が報告されています。

そのため新しい第2世代の抗ヒスタミン薬は細菌性による鼻水に対しては適応がなく、先ほどの花粉症なアレルギーに対してのみ適応があることが多いです。

 

5-4.無水カフェインの作用機序は?

無水カフェインは中枢神経刺激薬になります。カフェインというとコーヒーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?実際にコーヒー1杯には50~100mgほどのカフェインが含まれています。PL配合顆粒1g中に含まれるカフェインの量が60mgです。そのためPL配合顆粒にはコーヒー一杯分相当のカフェインが入ってると考えていただければよいと思います。

カフェインには脳を覚醒させる作用があります。市販薬の眠気覚ましのお薬は、大体このカフェインの効果を利用しています。カフェインの覚醒させる作用で頭を冴えさせることで、ぼーっとしただるさを取ることになります。

また、脳の血管を収縮させることで脳血管の拡張によって生じる頭痛を和げる働きもありますが、効果は弱いです。

とはいっても、この作用は穏やかで強い作用ではありません。

 

まとめ

  • PL顆粒はNSAIDs、アセトアミノフェン、抗ヒスタミン薬、カフェインの4種類を加えた配合剤として感冒症状の緩和のために使用します。

<メリット>

  • 1種類のお薬で複数の効果が得られる。
  • 幼児用のお薬もある。

<デメリット>

  • 風邪を治すわけではなく、症状を一時的に緩和するに過ぎない。
  • 胃十二指腸潰瘍の方は使用できない。
  • 前立腺肥大・緑内障の方は使用できない。
  • 重篤な肝障害がある方は使用できない。
  • 副作用として眠気が出現することがある。

<向いている人>

  • 鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱などの風邪症状が複数ある方
  • 胃腸潰瘍、緑内障、前立腺肥大がない方
  • 若い方

投稿者プロフィール

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2017年4月より、川崎市の元住吉にてクリニックを開院しました。内科医と精神科医が協力して診療を行っています。
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