社会不安障害(社交不安障害)での仕事の選び方と対策

元住吉 こころみクリニック
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2017年4月より、川崎市の元住吉にてクリニックを開院しました。内科医と精神科医が協力して診療を行っています。
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社会不安障害(社交不安障害)は、他人から注目されるときに過度な不安や緊張に襲われる心の病です。

社会不安障害は幼少期や思春期から発症することが多く、進学やアルバイト、就職活動の時点で影響がある病気なのです。そして実際に仕事を始めると、会議やプレゼン、客先での営業や接客、仕事のための会食や接待など、さまざまな場面で悩まされるのです。

社会不安障害にも程度に差があり、まったく人付き合いがダメな方から大勢の前だけダメな方まで様々です。

実は私自身も、注目される時だけ過剰な恐怖におそわれるパフォーマンス限局型に悩まされてきました。その上で人生を歩み、治療を経て現在の仕事をしています。

ここでは、私自身の経験も踏まえて、社会不安障害の方の仕事での対処法を考えていきたいと思います。また、職場ではどのようなことができるのか考えてみましょう。

※正式な病名は社交不安障害ですが、世間では社会不安障害として認識されていますので、以下では社会不安障害で表現を統一させていただきます。

 

1.社会不安障害は仕事につく前から影を落とす

社会不安障害は、10代の前半から発症する患者さんが多いです。このため、進学やアルバイト、就活の時点から影響を及ぼします。

社会不安障害の最大の特徴は、幼少期や思春期から発症することが多いことです。アメリカでは、平均発症年齢は13歳と報告されています。75%の患者さんが、8~15歳に発症します。このように、社会不安障害では10代での発症が多いのです。

社会不安障害では、「他人から否定的な評価をされるかもしれない恐怖」を根底に抱えています。このため、人が自分のことに気をかけるときに過度な緊張や不安が認められるのです。それを避けようと回避してしまう行動パターンをとりがちになります。

このような回避パターンを、本人や周りが「性格」ととらえてしまうことが非常に多いです。「緊張しい」「ビビり」「人見知り」「引っ込み思案」といった性格と思い込んでしまうのです。

自分はこのような性格だと割り切ってしまい、親も学校の先生もそのように考えて接してしまいます。学校では控えめに過ごすことが多く、ときにイジメの対象にあったりしてしまいます。発表や授業中に当てられるのがつらかったりして学校を休みがちになることもあり、学業に遅れが出てしまいます。

課外の部活やアルバイトなども消極的になってしまい、この時期にしかできない経験ができなくなってしまいます。いざ就活という時にも、「本当は〇〇に興味があるけれども、自分には向いていない」といって消去法の選択になってしまいます。

このように、社会不安障害は仕事につく前の段階から影を落とす病気なのです。

 

2.社会不安障害の2つのパターンと仕事の選び方

パフォーマンス限局型と全般型では、性格傾向が異なることが多いです。仕事の選び方も、前者では前向きに選んでいる人も多いですが、後者は消去法になることが多いです。

社会不安障害では、大きく2つのタイプに分けられます。

<パフォーマンス限局型>

プレゼンや発表など、人前に出る時だけ極度に緊張してしまうタイプです。普段はまったく問題なく、周囲とも円満に接しています。むしろ明るくて前向きな方も多いです。ですが人前や注目される場面になると、極度の緊張のあまり自分を出せなくなります。

このような方は、「自分が否定的な評価をされること」を恐れているので、裏を返すと「人から評価されたい」という気持ちが強いのです。ですから、不安や緊張さえなければ人前に立ちたい、もっと人と関わりたいと思っている方が多いのです。

このため、不安に対しては苦手意識を持ちつつも、何とかチャレンジしなければという思いの方も多いです。私もこのタイプで、部長やクラスの取りまとめなどを行ってきました。周りからは普通にこなしているように見えたかもしれませんが、いつも尋常じゃない不安と緊張に耐えてきました。

<全般型>

生活全般に対して、人と接することを苦手としているタイプです。当然のように、人前や注目される場面を苦手にしています。それだけでなく、日常生活での人との付き合いにも苦痛を感じていて、内向的な方が多いです。不登校やひきこもりの原因になることもあります。

子供の時からの恥ずかしがりや行動抑制(物事を避けたがる)という、生まれ持っての気質からはじまることが多いです。徐々に生活全般に対して消極的になってしまいます。

このため、仕事の選び方に対しても消極的になってしまいます。自分が選んだ道と疑問を感じていない方もいますが、選択肢がすでに絞られている中から選んでいることも多いです。例えば、以下のような仕事の選び方になります。

  • できるだけ人との接触の少ない仕事を選ぶ
  • フリータとして仕事する
  • 自宅で内職やネットビジネスを仕事とする

 

このように、社会不安障害のタイプによっても仕事の選び方が変わってくる傾向にあります。同じ社会不安障害でも、人によって苦手な対象が異なることがあります。まったく見知らない人は大丈夫という人もいます。そのような方では、客先営業などは苦にならないこともあります。

ですから、意外とやってみたら何とかなったということもあります。社会不安障害に悩みながら仕事を探されている方は、ぜひインターンなどでやってみたい仕事を経験してみていただきたいです。そして本当に自分にはできない仕事なのかを確かめてほしいです。何とかなると思えるのでしたら、仕事を練習場所にして治療をすすめていくこともできます。

 

3.社会不安障害の方が仕事で苦手とすることは?

仕事の中で苦手に思うのは、①プレゼンやスピーチ②接客・営業③電話④会食・接待などがあげられます。

社会不安障害の方が仕事で苦手とする状況について、代表的なものを見ていきたいと思います。

①プレゼンやスピーチ

もっとも苦しまれている方が多いのは、プレゼンやスピーチです。人前にたって話をするので、必然的に多くの人からの注目が自分に集まります。

用意周到を超えた準備や予行練習が必要になったり、いざ話そうとすると頭が真っ白になったり、声や身体が震えたりしてしまいます。「うまく話せていない」という気持ちが、さらに不安や緊張を高めてしまいます。

このような機会は、職位があがるにつれて増えていきます。朝礼で挨拶をしなければいけなくなったり、プレゼンや会議などで人前にたつ機会も増えます。立場が変わった途端、周囲からの評価の目がかわることもあります。

②接客・営業

多くの仕事は、お客さんというがあって成り立ちます。組織人として仕事をするということは、同僚や上司部下と連携が必要です。その中で、人とのコミュニケーションは欠かすことができません。

社会不安障害の患者さんは、人と接すること自体に恐れを抱いていることがあります。気心が知れている方では問題ないのですが、よく知らない方と会う時に緊張感が高まってしまいます。

このため、接客や営業を苦手とする方が多いです。中にはまったく見知らない人は大丈夫という方もいて、そのような方ではむしろ、社外で知らない人と接している時は大丈夫だったりします。

③電話

社会不安障害では、電話を苦手にする方が多いです。電話では相手の表情も動作もみえません。相手の様子がわからないため、相手に変に思われていないかと想像してしまいます。

そんな中で、「ちゃんと必要なことを伝えられているだろうか?」「声は震えていないだろうか?」などと緊張感が高まり、電話恐怖になってしまいます。

④会食・接待

レストランなどで外食をすると、いろいろな人から見られていると感じて緊張してしまう方もいます。とくに相手が上司やお客さんの場合、相手に対しても迷惑をかけていないかと気になってしまいます。

このようにして筋肉がこわばってしまい、「うまく料理をきれないのではないか?」「うまく喉を料理が通らないのではないか?」「おいしそうに見えないのではないか?」と気になってしまいます。

 

4.社会不安障害の方の仕事への向き合い方

職場を苦手な社会状況の練習の場と考えてください。プライベートの時間も含めて、アルコールやタバコなどに頼らないように注意してください。

社会不安障害の患者さんには、仕事で苦手な状況は様々あるかと思います。人と接すること自体を苦手としている方は、職場に行くこと自体がつらいかもしれません。ですが社会不安障害を克服していくためには、職場を練習の場と考えた方がよいのです。

まずはできそうなことから、少しずつ積み上げていくことが大切です。少しずつ自分の不安感もコントロールできるようになっていき、自信もついていきます。

社会不安障害の患者さんでは、不安なことからは逃げてしまう行動パターンが強まっていることが多いです。確かに逃げることで、一時的に不安はおさまります。ですがより一層、苦手意識がこびりついてしまうのです。

不安の病気はどれも、自分から挑んでいなければ克服はできません。ぜひ社会不安障害の治療をうけながら、職場を社会不安障害の治療の場と考えてください。少しずつ自分のできることが広がっていき、いつか世界が開ける時がきます。

 

一点だけ、気を付けていただきたいことがあります。社会不安障害の患者さんでは、アルコールやタバコ、違法薬物などに頼ってしまう方が多いことです。アメリカの調査ですが、社会不安障害の患者さんの40%にアルコール依存が認められたと報告されています。

アルコールは気持ちを紛らわせることができるので、一種の自己治療になっています。しかしながらアルコールを飲まないと、手の振えや発汗などの離脱症状に襲われるようになります。このせいで社会不安障害が悪化してしまい、アルコールもやめられなくなって依存症に発展していってしまうのです。

違法薬物はもちろんのこと、プライベートの時間も含めて、お酒やタバコに頼ることはやめましょう。

 

5.仕事で社会不安障害を克服するには?

社会不安障害の患者さんは、苦手なことを耐え忍んだり、うまく逃れたりすることで、何とか日々の仕事をこなしていることが多いです。

仕事をしている以上、自分の仕事ぶりが周囲から評価されていると感じる場面は必ずあります。立場がかわると評価のされ方もかわりますので、苦手意識の程度も大きく変わります。長らく何とか仕事をこなしてきたものの、限界に達して受診される患者さんもいらっしゃいます。

しかしながら社会不安障害は、苦手なことに挑んでいなければ克服できません。ここでは、社会不安障害のかたができる職場での工夫も踏まえて、どのようにすれば職場で病気を克服できるのかみていきましょう。

 

①病院に相談する

主治医と一緒に日々の出来事を整理しながら、仕事の場で練習していくことが大切です。

社会不安障害は、自分の性格と考えてしまって病院に通わない患者さんも多いです。病院に通って治療を意識づけてすすめていくことが非常に大切です。

私自身も、社会不安障害の通院は2度になります。はじめは大学5年生のころで、実習が始まって患者さんに採血をする時、手の震えが止まらないことに悩み受診しました。

頓服でよくなると、すぐに通院をやめてしまいました。研修医になってからも、大きな手技のときに汗がふきだすことがありましたが、何とか自分を誤魔化していました。そして精神科医となり患者さんを診察し始めた時、汗が止まらなくなる自分自身に気づき、しっかりと治療しようと心に決めたのです。

私は診察やプレゼン、検査といった仕事を通して、治療をすすめていったのです。ですから、患者さんを治療しながら、自分を治療していたことになります。ですから恩返しもかねて、このサイトをつくっています。

私自身がこのような経験をしているからこそ、社会不安障害の方が仕事で悩んでいるのなら、必ず病院で相談しながら治療して欲しいのです。社会不安障害には薬もちゃんと効きますし、少しずつ積み重ねていけば克服できる病気なのです。

 

②上司や同僚に相談する

まずは自分でできるところまでやってみるのも方法です。行き詰ったら、職場で理解をしてもらいながら治療をすすめていきましょう。

「職場には伝えるべきですか?」という質問はよくうけます。

もちろん職場での理解がある方が、社会不安障害の治療としては望ましいです。理解してもらえているという安心感もうまれますし、相談にのってもらったりフォローもしてもらえるでしょう。仕事の内容をふまえて業務調整してくれることもあります。

しかしながら、「職場にはバレたくない」という気持ちの方も多いかと思います。そのような方は、まずは職場に伝えずにできることから治療を始めてみてもよいと思います。その上で治療が前に進まない時は、職場に伝えることを考えた方がよいでしょう。

職場にはどのようにして伝えればよいでしょうか?そのルートとしては4つあります。

  1. 直接上司に自分から相談する
  2. 人事・総務の担当者に相談する
  3. 産業医に相談する
  4. 主治医から診断書で意見を書いてもらう

どの場合も、「少しずつ苦手なものを克服したい」という前向きな部分を伝えた方がよいかと思います。

できるならば、直接上司に自分から相談する方がよいでしょう。上司に相談しにくい場合は、人事・総務部の担当者に相談してみるのも方法です。上司へのアプローチやこれからの仕事のやり方について相談にのってくれるでしょう。

会社の関係者に話しにくい場合は、産業医に相談するのも方法です。50人以上の従業員がいる事業所では、産業医が月1回以上は必ず訪問しています。産業医は外部から来た医者ですので、立場上は第三者です。情報コントロールを上手くしてもらいながら、会社にどのように伝えるのかを相談しましょう。

①~③をしても職場の理解が得られない場合は、主治医から就労に関する意見を書いてもらう方法しかありません。具体的に書かれすぎてしまうとマネージメントができなくなってしまうので、「適切な業務上の配慮が望ましい」といった具合に診断書をお願いしてみましょう。

 

③できる仕事から少しずつ広げていく

不安階層表を作成して、できることから少しずつ成功体験を積み重ねていくことが大切です。

社会不安障害を克服するに当たっては、小さなことから積み重ねていくことが治療の基本になります。不安や緊張は永遠に続くものではなく、時間がたつと少しずつ薄れていきます。そんな経験を小さなことから積み重ねていき、少しずつ恐怖記憶を新しい成功記憶で置き換えていくのです。

まずは仕事の中で、自分が不安に感じたり緊張したりする状況をリストアップしましょう。その不安の大きさに点数をつけてみます。このようにして表にしたものを、不安階層表といいます。ついでにプライベートでの不安も含めて作ってみましょう。

不安階層表(PDF)

このうち、不安の点数の少ないものから順番に克服していきます。不安を感じるかもしれませんが、それが少しずつ薄れ、自分でコントロールができることを実感してください。

上司に相談をできるのでしたら、業務調整をしてくれることもあります。例えばプレゼンや発表する機会が多い仕事は控えて、事務仕事中心にしていくなどです。少しずつ上司と相談しながら、できることの範囲を広げていくことが理想です。業務量を減らした方がよいということではありません。

周囲にはカミングアウトせず、自分で病院に行きながら治療をしていく場合でも同様です。その場合は非常に不安の強いものも任されることがあると思います。そのような仕事をする時は、頓服を服用するなどしてのりきりましょう。そしてできることに関しては薬をつかわずに、不安を自分でコントロールすることを覚えていくのです。

 

④あまりにつらい状況では一呼吸おく

いざやってみたけど不安が強い場合は、トイレに逃げて落ち着くのを待つか、頓服を服用して一呼吸置きましょう。呼吸法など、薬を使わずに落ち着かせる方法もありますので、うまく活用してください。

いざ不安に挑んでみたけれども、その不安に支配されてしまった時は、無理をせず逃げて一呼吸を置くのも方法です。

あらかじめ予想できる時は、頓服薬をポケットに忍ばせておいてもよいかも知れません。推奨はされていませんが、水なしでかみくだいても服用はできます。舌下投与という方法ですが、多くの薬は苦味がありますが抗不安薬のワイパックスでは甘みがあります。詳しく知りたい方は、「ワイパックスの舌下投与は効果的?」をお読みください。

薬でなくとも、呼吸法など薬を使わずに落ち着けられることもあります。詳しく知りたい方は、「薬に頼らずに不安を解消する4つの方法」をお読みください。

トイレに行ける状況であれば、トイレに一度避難して落ち着くまで待ってもいいかも知れません。失敗体験をしてしまったからと落胆することはありません。今のあなたには山が高かっただけですので、できるところに戻って少しずつ克服していきましょう。

 

6.仕事をしていてうつ状態になったときは・・・

うつ状態になると考え方が極端になり、悲観的な考えになってしまいます。それが社会不安障害の悪化につながることがあるので、しっかりと休んで休養しましょう。

社会不安障害では、不安を克服していく練習の場という意識で仕事に向き合ってほしいということをお伝えしてきました。そうはいっても不安や緊張と日々戦っていくのはストレスがかかります。そんな中で、気分が落ちこんだり気力が出なくなってしまって、うつ状態になってしまう患者さんもいらっしゃいます。

そのような時は無理してはいけません。しっかりと休んで治療をすることも大切なのです。

うつ状態になってしまうと、考え方が極端になりがちです。「休んでしまったら二度と戻れなくなるんじゃないか」「職場復帰した時に雰囲気が悪くなるんじゃないか」といった悲観的な考えになってしまいます。

こうして無理して仕事を続けると失敗体験も続き、社会不安障害も悪化してしまいます。会社からもミスが目につき、むしろ自己管理ができていないと評価を落としてしまうこともあります。このような時は仕事をしっかり休んで療養した方がよいです。

しっかりと心身の調子を整えて復職できるようになったら、産業医を交えて相談していきましょう。

 

7.社会不安障害の方への職場でできる配慮

精神疾患に対する偏見をなくしてください。少しずつ成長(治療)していく機会を与えて、そのサポートをしてください。

最後に、これらを踏まえて職場ではなにができるかについて考えていきましょう。

もっともお願いしたいことは、偏見をなくしていただきたいということです。社会不安障害は本人ですら性格ととらえることもある心の病気なので、周囲の人からは当然そのように見えます。精神科に対する偏見も強く、「精神疾患の従業員は何があるかわからない」「人前で話せないヤツは使えない」というレッテル張りだけはしないでほしいのです。

不安になりやすいということは、決して悪いことばかりではないのです。不安を感じるからキッチリ準備することが習慣化されていたり、物事を慎重に判断する目を持っていたりします。社会不安障害では、真面目で几帳面な方も多いのです。

少しずつ治療がすすんでいくと、その人の良さが発揮されていきます。ですから、少しずつ職場で成長(治療)していく機会を与えて、相談に乗りながらサポートして欲しいのです。

 

全般型の患者さんで、そもそも人と接することを苦手としている方もいらっしゃいます。回避する行動パターンが固定してしまうと、回避性パーソナリティと診断されたりします。このような患者さんでは、休職を繰り返してしまうこともあります。

その場合も、会社の就労規則の中でできる範囲のサポートをしてください。それでも雇用継続が難しい場合は、障害者雇用への切り替えなども検討していただけるとよいかもしれません。もちろんその場合は、医者の障害者手帳の診断書と本人の同意が必要になります。

 

まとめ

社会不安障害は、10代の前半から発症する患者さんが多いです。このため、進学やアルバイト、就活の時点から影響を及ぼします。

社会不安障害にはパフォーマンス限局型と全般型の2つのタイプがあり、性格傾向が異なることが多いです。仕事の選び方も、前者では前向きに選んでいる人も多いですが、後者は消去法になることが多いです。

仕事の中で苦手に思うのは、①プレゼンやスピーチ②接客・営業③電話④会食・接待などがあげられます。

職場を苦手な社会状況の練習の場と考えてください。プライベートの時間も含めて、アルコールやタバコなどに頼らないように注意してください。

うつ状態になると考え方が極端になり、悲観的な考えになってしまいます。それが社会不安障害の悪化につながることがあるので、しっかりと休んで休養しましょう。

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