SOC(首尾一貫感覚)からストレス耐性をセルフチェック

アイコン 2016.9.25 診断テスト・チェックリスト
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同じストレスを受けても、人によってその受け止め方は異なります。まったく気にならない方もいれば、ストレスによって体調を崩してしまう方もいます。

皆さんの周りを見渡していただくと、ストレスに対して打たれ強い人もいれば、打たれ弱い人もいるかと思います。ストレスに対する強さは人それぞれです。

ストレスに対する強さ、すなわちストレス耐性には、いったいどのような要素が関係しているのでしょうか。その手掛かりになるテストとして、SOC(首尾一貫感覚)があります。

SOCは、第二次世界大戦のユダヤ人虐殺の中で生き抜いた方から研究されたという歴史の重みのあるテストになります。SOCを行ってみることによって、ストレス耐性を高めるためのヒントをつかんでください。

 

1.ストレス耐性のテスト、SOC(首尾一貫感覚)とは?

SOC(首尾一貫感覚)とは、有意味感・全体把握感・経験的処理感の3つをみていくことで、ストレス耐性について評価するテストです。

ストレス耐性が何で決まってくるのかは、いろいろな考え方があります。そのうちの一つとして、SOC(首尾一貫感覚)をご紹介していきます。

SOCは、アントノフスキーという学者によって提唱されました。彼は第二次世界大戦後のユダヤ人強制収容所から生還した人々を観察しました。

極度のストレス環境を耐えぬいた人たち、その方々のストレスに対する反応は様々でした。健康に生活し、「あの頃の出来事は人生の糧となった」とまで言える人がいる一方で、重度の精神障害に悩まされるようになった人もいます。

こうした差異は、一体どこからやってくるのでしょうか。アントノフスキーは、以下の3つが要因となっていることを見出しました。

  1. 有意味感:やるぞと思えるか
  2. 全体把握感:わかると思えるか
  3. 経験的処理感:できると思えるか

「有意味感」とは、今自分が行っている仕事などに、何らかのやりがいや意味を見出すことです。たとえ興味が無かったとしても、将来何らかの役に立つかもしれないなど、「今自分がやっていることには意味があるのだ」と思えるかどうか、ということです。

「全体把握感」は、自分が現在の状況を把握して先を見通すことで、状況をコントロールしている実感を持てることです。全体を見通し、計画性を持って仕事を行うことができているかどうか、ということです。

「経験的処理感」とは、これまでの経験に基づいて、自分に何ができて何が出来ないかを把握できていることです。できることとできないことの線引きをしっかりして、悲観的にならずに人に頼ったりできるか、ということです。

SOCではこの3つのポイントをもとに、13の質問項目によって点数をつけていきます。(逆数になっている質問項目あり)点数の合計が高いほどストレス耐性が高く、一般平均は54~58点となっています。

 

2.ストレス耐性をSOCでセルフチェック

 




54~58点が平均点です。点数が高いほどストレス対処能力が高いといえます。