解離性障害の程度をDESでセルフチェック

アイコン 2016.11.25 解離性障害
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解離性障害とは、ストレスによって感覚や情動、意識や記憶、自己同一性といったものが切り離されてしまう病気です。これらは本来、一人の人格の中で統合されているのですが、これが障害されたのが解離性障害になります。

あるはずの感覚がなくなってしまったり、出来事を思い出せなくなってしまったり、自分とは別の人格に入れ替わってしまったりと様々な症状が認められます。

このような解離症状を、質問紙に記入することで傾向を見極めることができる心理検査として、DES(Ⅾisssociative Experiences Scale:解離体験尺度)があります。

ここでは、解離性障害をセルフチェックするための心理検査としてDESをご紹介していきます。

 

1.DES(解離体験尺度)とは?

DESとは、解離性同一性障害との関連を軸に、「解離体験をどれくらいあったのか」「解離体験がどの程度あったのか」を評価していく心理検査です。

解離症状には、様々な症状が認められます。おおよそ以下のような症状が認められます。

これらの解離症状が重症度の違いなだけであって連続しているものなのか、それとも質的に異なるものなのかは結論がついていません。ですが、解離症状にも程度に違いがあるのは明らかです。

この中でも一番重症とされる解離性同一性障害(DID)、いわゆる多重人格かどうかを軸にして、関係する体験をもとに評価する心理検査がDES(Ⅾisssociative Experiences Scale:解離体験尺度)になります。

DESでは自記式の心理検査で、患者さん本人が28項目の質問に答えていくことで評価していきます。DESでは、

から評価をしていきます。そういうことはない(0%)~いつもそうだ(100%)として、10%きざみで評価をしていきます。これらの各項目を平均した値から、解離体験を評価していきます。

カットオフは30点(%)となっていますが、おおよそ4段階に以下のようにとらえていきます。

この心理検査は、解離性人格性障害(DID)かどうかを軸にしています。およそ3分の1が、DIDに関係する体験です。このため、解離性健忘などは評価がしにくいという欠点があります。

 

2.DESで解離性障害をチェック

 

  • 日常生活であなたに起こるかもしれない事柄について答えてください。お酒やお薬の影響がないときに、それぞれの項目にあるようなことがどれくらいあるのか%で答えてください。