強迫性障害の加害恐怖とは?

2016.5.28 強迫性障害

「誰かを傷つけてしまうかもしれない」という恐怖にとりつかれてしまうことを、加害恐怖といったりします。

道を歩いていてすれ違った時に相手を殴ってしまうのではないか…
運転をしていて誰かをひいてしまったんじゃないか…

といったように、不安感が高まって確認しないではいられなくなります。一度の確認では気が済まず、何度も繰り返し確認してしまいます。

多くの方がバカバカしいと思っていても、やめられません。このような、「誰かを傷つけてしまうのでは」という強迫観念と、それによる不安を打ち消すための「繰り返し確認する」という強迫行為がみられます。

このため加害恐怖は、一般的に強迫性障害のひとつのタイプと診断されます。ここでは、加害恐怖の原因と症状、そして診断と治療についてみていきたいと思います。


潔癖症(不潔恐怖症)で病院にいくべきか、診断基準からセルフチェック!

2016.5.21 強迫性障害

潔癖症といわれると、どのような方をイメージされますでしょうか?

しょっちゅうお掃除をしている人を思い浮かべる方もいれば、手が真っ赤になるほどに何度も手洗いをしている人を思い浮かべる方もいると思います。

潔癖症は正式な病名ではなく、人によってそのイメージも様々です。キレイ好きレベルの方から病的なレベルの方まで非常に幅があります。

「私は潔癖症かもしれない」と感じている方の中には、病院で相談した方がよいのか悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。潔癖症も行き過ぎると、強迫性障害と診断されることがあります。

不潔恐怖症ともよばれたりしますが、「自分が汚れているかもしれない」という強迫観念にとらわれて、繰り返し洗浄行為をしてしまう強迫行為がみられます。このような方は、病院で治療が必要になります。

ここでは強迫性障害の診断基準をもとに、潔癖症で病院にいくべきかをセルフチェックしてみましょう。


身体醜形障害(醜形恐怖症)の原因・診断から治療まで

2016.5.14 強迫性障害

身体醜形障害(醜形恐怖症)とは、自分の容姿に対しての欠陥や欠点にとらわれてしまっている病気です。

自分の身体のことを醜いという考えにとらわれてしまい、容姿を整えるために様々な行動に追い込まれます。醜いアヒルの子が白鳥となることを期待して、皮膚科や美容外科などで治療を受ける方も多いです。

かつては身体表現性障害のひとつとして分類されていましたが、最近では強迫性障害の症状のひとつと考えられるようになってきています。日本では、対人恐怖症のひとつという考え方もされています。

身体醜形障害とはどのような病気なのでしょうか?ここでは、身体醜形障害(醜形恐怖症)について、その原因と診断から治療まで詳しくみていきたいと思います。


爪噛みやかさぶたむきの原因?皮膚むしり症とは?

2016.5.13 強迫性障害

知らず知らずに爪を噛んでいたり、かさぶたがあるとはがしてしまったりといった癖がある方も少なくないかと思います。

それが度を過ぎてしまうと、癖を通り越してしまって「皮膚むしり症」という病気と考えて治療をしていくこともあります。

皮膚むしり症とは、自分の皮膚である爪や皮などを繰り返しむしってしまう病気です。何とか止めたいと思っても止められないため、苦痛を感じている方が多いです。

最近では皮膚むしり症は、強迫性障害の関連疾患と考えられています。強迫観念(とらわれている考え)は明確ではありませんが、皮膚をむしるという強迫行為(繰り返し行為)を止められなくなってしまう病気と考えられています。

ここでは、皮膚むしり症の原因と診断がどのように行われていくのかをご紹介します。それを踏まえて、どのように治療していくのかをみていきましょう。


抜毛症(トリコチロマニア)の原因・診断から治療まで

2016.5.11 強迫性障害

抜毛症とは、その名のとおり、毛を抜いてしまう病気のことです。

抜毛してしまうには様々な原因がありますが、多くの患者さんは抜毛を何とか止めたいと考えています。抜毛すること自体だけでなく、抜毛した結果として周囲の目を気にしたりして苦痛を感じるのです。

抜毛症はもともと、衝動のコントロールができない病気と考えられていました。しかしながら最近では、強迫性障害の関連疾患という考え方に変わってきています。

ここでは、抜毛症の原因と診断がどのように行われていくのかをご紹介します。それを踏まえて、どのように治療していくのかをみていきましょう。


ゴミ屋敷の原因?溜め込み障害とはどういう病気か

2016.5.10 強迫性障害

最近メディアでも、「ゴミ屋敷」のことが取り上げられることも多いかと思います。普通の人がみたら明らかにゴミとしか思えないものを捨てず、家の中はおろか外にまでゴミがあふれてしまうことがあります。

そして、「ゴミではない」と言い張る屋敷の主に、多くの方は理解ができないと思います。主にとってみれば愛着のあるものであり、本人にとってはゴミという認識はおそらくないのでしょう。

このような方は、「溜め込み障害」という病気の可能性があります。溜め込み障害とはその名のとおり、一般的には価値がないものを集めて捨てられなくなってしまう病気です。

たまにゴミ屋敷を無理やり片づけるテレビ番組をみることがありますが、溜め込み障害という病気だとしたら、本質的に何の解決にもならないことが分かると思います。溜め込み障害は、国際的な診断基準でもしっかりと認められている病気になります。

それでは溜め込み障害とは、どのような病気でしょうか?ここでは、その原因や診断、治療について詳しくお伝えしていきます。


強迫性障害で悩んでいる方へ、仕事や学校での対処法

2016.5.9 強迫性障害

強迫性障害の患者さんは、強迫観念によるとらわれてしまい、不安や不快感を打ち消すために強迫行為をしてしまいます。

止めたくても止められないので本人も苦しんでいるのですが、周りからみると理解しずらい病気です。心の弱さなどと誤解を受けることも少なくありません。

強迫性障害の患者さんは、平均発症年齢が20歳前半の病気です。大学生~新社会人で発症していくことが多く、学校や仕事での影響が大きな病気になります。

これらが重なって、強迫症状が悪化してしまい自宅から出られなくなってしまう方もいらっしゃいます。

ここでは、強迫性障害の患者さんでの学校や仕事に対する考え方を見ていきたいと思います。強迫性障害を克服してかわりなく生活できるために、どのようにしていけばよいのかを考えていきましょう。


強迫性障害の方への家族の接し方のポイント

2016.5.8 強迫性障害

強迫性障害とは、ある考えにとらわれてしまう強迫観念によって不安が高まり、それを打ち消すために強迫行為をしてしまう病気です。

「家を出る時に、鍵を何度も確認してしまう」
「外出して帰ってくると、何度も手洗いをしてしまう」
「トイレに行くたびに、服を着替えないと気が済まない」

といった症状がある患者さんもいるでしょう。このような患者さんの30~40%ほどで、確認行為に家族を巻き込んでしまいます。

「本当に大丈夫」と繰り返し求めて、本人が納得するまで繰り返されます。家族がこれに疲弊してしまって相談されるケースもすくなくありません。強迫症状が重たくなり過ぎてしまうと、受診すらできない状況になっていることもあります。

ここでは、強迫性障害の患者さんと家族の関わり方について詳しくお伝えしていきたいと思います。


強迫性障害を克服するためには?強迫性障害の治療法

2016.5.7 強迫性障害

強迫性障害は、強迫観念(ある考えやイメージにとらわれてしまうこと)と強迫行為(繰り返しの行為)の2つを特徴とする病気です。

「止めたくても止められない」ために本人の苦しみも深く、生活にも大きな支障がある病気です。ですが多くの患者さんがギリギリまで耐え忍び、生活が破綻してはじめて受診されるようなことも少なくありません。

ですからなるべく早く強迫性障害という病気と向き合い、治療への第一歩を踏み出してほしいのです。強迫性障害はすぐに治療できるものではありませんが、薬物療法と精神療法を組み合わせることで、少しずつ良くなっていく病気です。克服される患者さんも少なくありません。

ここでは、強迫性障害を克服していく治療法について詳しくみていきたいと思います。


強迫性障害に有効な薬とは?強迫性障害の薬物療法

2016.5.6 強迫性障害

強迫性障害とは、強迫観念(ある考えやイメージにとらわれてしまうこと)と強迫行為(繰り返し行為)を特徴とする病気です。

「自分が汚れているのでは」と考えて「何度も手を洗ってしまう」
「自分が誰かを傷つけてしまうのでは」と考えて「大丈夫か確認してしまう」
「何だかピッタリしない」と感じて「何度も整理してしまう」

などといった症状を特徴とする病気です。以前は治療が困難な病気とされてきましたが、お薬の進歩によって強迫性障害も改善できる病気となりました。

強迫性障害の治療は、非常に根気が必要になります。薬物療法だけでなく、精神療法も積み重ねていく必要があります。ですが少しずつ治療を積み重ねていけば、よくなっていく病気です。

精神科のお薬というと抵抗のある患者さんも多いかと思います。治療をはじめたものの、途中で断念してしまう患者さんも少なくありません。強迫性障害の薬物療法についてしっかりと理解して、覚悟と希望をもって治療に取り組むことが大切です。

ここでは、強迫性障害の薬物療法について詳しくお伝えしていきます。


強迫性障害をセルフチェックする4つのステップと心理検査

2016.5.5 強迫性障害

強迫性障害とは、強迫観念(ある考えやイメージにとりつかれてしまうこと)と強迫行為(繰り返しの行為)の2つの強迫症状を特徴とする病気です。

強迫性障害は有病率が1~2%といわれていて、少ない病気ではありません。しかしながら多くの方が受診をためらってしまい、患者さんが受診するまでに平均7~8年かかってしまう病気です。

診断されるほどではないけれども自分の強迫観念に悩んでいる方も非常に多いと考えられています。潔癖症やキレイ好きといった方の中には、ともすれば強迫観念に近い方もいらっしゃるでしょう。

強迫性障害かもしれないと悩まれていても、いきなり精神科や心療内科を受診するのは躊躇ってしまうのは無理ありません。ここではそのような方が、強迫性障害かどうかセルフチェックできるように試みました。

最近改訂されたばかりのアメリカの診断基準(DSM‐Ⅴ)をもとに、順序立てて強迫性障害かどうかをチェックしていただければと思います。そして最後に、強迫性障害の心理検査をご紹介していきます。ひとりでも多くの方の気づきになればと思います。


強迫性障害(OCD)の診断基準と診断の流れ

2016.5.3 強迫性障害

強迫性障害とは、ある考えやイメージにとらわれてしまう強迫観念と、それを打ち消すために繰り返してしまう強迫行動の2つを特徴とする病気です。

強迫性障害は従来、不安障害の1つとして考えられてきました。このため、強迫神経症と呼ばれていたこともありました。最近では「とらわれ」と「繰り返し行動」を特徴とする別の病気として考えられています。

2013年に改訂されたDSM-Ⅴという国際的な診断基準では、強迫性障害は大きく変化しました。強迫関連症群として独自のカテゴリーが作られ、診断基準の内容も変わっています。

ここでは、強迫性障害の診断基準について詳しくお伝えしていきます。どのような経緯で診断基準がかわったのか、実際にはどのように診断していくのかをみていきましょう。


強迫観念と強迫行為とは?強迫性障害の症状

2016.4.30 強迫性障害

強迫性障害とは、繰り返し浮かんでくる考えやイメージである「強迫観念」と、それを打ち消すための「強迫行為」を特徴とする病気です。

多くの患者さんが自分でもバカバカしいと理解しているのにもかかわらず、それを止めることができません。強迫症状によって生活に支障が生じて、その疲労からうつ状態になってしまう方もいらっしゃいます。

このような状態が続くことで、苦手な状況は避けるようになってしまいます。その結果、学校や仕事にいけなくなってしまったり、交友関係が途絶えてしまったりすることもあります。また強迫行為に家族を巻き込んでしまい、家族間の関係も悪くなってしまうことがあります。

強迫性障害は非常に苦しみの深い病気であるにもかかわらず、なかなか受診にはつながりにくい病気です。発症してから受診に至るまでに、平均で7年かかるともいわれています。ぎりぎりまで耐えた挙句に生活が破綻して受診される患者さんが多い疾患です。

ここでは、強迫性障害の症状について詳しくお伝えしたいと思います。中核症状である強迫観念と強迫行為から、それがもとで問題となってくる強迫性障害の症状をみていきましょう。


強迫性障害は遺伝なのか?強迫性障害の原因

2016.4.29 強迫性障害

強迫性障害とは、 繰り返し湧き上がってくる「強迫観念」と、それを打ち消すために行う「強迫行為」を特徴とする病気です。

「手が汚れているのが気になり、何度も手を洗ってしまう」
「鍵をしめたか心配で、何度も鍵の確認をしてしまう」

といった生活上での「とらわれ」や「繰り返し行動」によって、生活に大きな支障のある病気です。本人もバカバカしいと頭では理解しているのにやめられないので、非常に苦しみの深い病気です。

このような強迫性障害は、どのような原因で生じるのでしょうか?強迫性障害は遺伝なのでしょうか?ここでは、強迫性障害の原因について考えていきたいと思います。