書くことがメンタルヘルスに効果的な理由とおすすめの方法

2016.12.20 セルフケア

ストレスを1人で抱え込んでいると、心がどんどん重たくなっていきます。ストレスを抱え続けるとうつ病や不安障害などの精神疾患の引き金になることがあるので、ストレスを対処する方法を身に着けていくことがメンタルヘルスに大切です。

パーッと憂さ晴らしで発散…というのも1つの手ですが、それは一時しのぎに過ぎません。問題は解決できないままですし、毎日忙しい人はそうそう時間も取れません。アルコールや食べ物で発散させるのは、健康を害して問題を深くしたり、クセになると依存症をまねいたりする恐れもあります。

1人で、お金や時間をかけず、場所を選ばずできるストレスの対処法として、「書くこと」がひとつの方法になります。ストレスへの対処法として、すでに精神疾患で治療中の方も含めて、試してみてください。予防的な意味合いだけでなく、治療をより効果的にしていくこともあります。

ここでは、「書くこと」のメンタルヘルスに効果的な理由とおすすめの方法をご紹介します。特定の心理学的な技法というわけではなく、ストレス対処法(ストレスコーピング)としての「書くこと」についてご紹介していきたいと思います。


自分らしく幸せに生きるって何だろう?アドラー心理学から考える幸せな生き方

2016.8.26 セルフケア

突然、無性にイライラしたり、急に悲しくなって落ち込んだりすることってありますよね。そういう時はたいてい、自分らしくない時です。何かに合わせていたり我慢しているとイライラしてきて、自分の居場所がない時に悲しくなりませんか?

こういう状態が続くと誰もがストレスとなり、それが長期間続くと体調が悪くなり寝込んだり、仕事でミスしてしまってそんな自分ではなかったのにと自己嫌悪に陥り動けなくなったり、どんどん負のスパイラルが連鎖していきます。こうして誰もが心の病になる可能性を持っているのです。

しかし、いくら好きなことをしていても心は満たされず、幸せを感じられないこともあります。それは、人の役に立てていなく自分の存在価値が貢献できていると実感できていない時です。

例えば、歌手になりたくて好きな歌を唄い続けてきたけれど、歌は売れない、ファンはまばら状態であった歌手が、ある日突然ヒット曲に恵まれて歌は売れ、大勢のファンがつくようになった時、みるみるうちに自信に満ち溢れたいい顔になっていきます。心が満たされている証拠です。好きな歌を唄うことによって、人の心に喜びと感動を与えたという貢献ができたと思うからです。人の役にたてたという実感をつかめたからです。

このように人生何もかもがうまくいくとは限りません。しかし誰しもが幸せになる権利はあるのです。幸せになっていいのです。いま幸せでなければ、自分を変えて幸せをつかまなければなりません。

人は地球で共存して生きています。自分だけ1人ではないのです。逆に1人だったら生きていくことができません。どのようにしたら1人1人が自分の価値を尊重して幸せを感じて生きていくことができるのでしょうか。

アドラーの心理学の考え方がそのヒントになるかもしれません。アドラー心理学は、無意識に抑圧している葛藤を劣等感(コンプレックス)と考え、それを相対的にプラスと優越感を目指して人は行動していると考えます。

ここでは、「嫌われる勇気」というベストセラーで世間でご存知の方も多いアドラー心理学をふまえて、人生において大切なものをみていきたいと思います。


「先延ばし癖」をなくし、やるべきことを後回しにしない方法とは?

2016.6.15 セルフケア

自分の思い通りに物事が運べばいいと誰もが思うでしょう。

やるべきことがあるのに、全然やる気にならない。
やった方がいいとわかっているのに、後でやろうと見てみぬふり。

やっかいなことほど、気が進まずついつい先延ばしにしてしまいますよね。物事を先延ばしにするのは、人がもつストレス回避のための方法です。人は大きなストレスを感じた時、とっさにストレスに対処しようとします。その結果として、先延ばしするのです。

「先延ばし」は、ただ単に嫌なことから逃げているだけではないことが最近の研究でわかってきています。もし先にやるべきことを行うことができたら、気持ちよく日常を過ごせると思いませんか?

ここでは、先延ばし癖を直す方法について考えていきたいと思います。


上手な気分転換の方法を一緒にみつけよう!

2016.6.11 セルフケア

どんなにタフな人でも、働きづめでは倒れてしまいます。休息をとらなければ疲労困憊になってしまいますね。

ですがそれは、ただ身体を休めればよいというものでもありません。せっかく休みをとってもうまく気分転換できず、朝からあれこれと思い悩んでいる方もいるでしょう。うまく気持ちが休まらなければ、心の疲労はとれません。

心を休ませるにはどうするのがいちばんよいのでしょうか?私は診察室で患者さんからだけでなく、産業医として従業員の方からもいろいろな休日の過ごし方や気分転換の方法のお話をきいてきました。

その結論としては、「これがいい!」というのがあるわけではありません。人それぞれに合う気分転換の方法があるので、それを見つけてもらうのが良いのだと思います。

そうはいっても、気分転換をするのに大切なこともあります。多くの患者さんから私が感じたことを踏まえて、気分転換の方法を提案してみたいと思います。

いろいろな人の相談にはのってきましたが、そういう私自身も気分転換は苦手です。一緒に自分にあった気分転換の方法をみつけていきましょう。


浪費癖から買い物依存症まで、その原因と治療とは?

2016.6.5 セルフケア

あなたは、買い物依存症という言葉を聞いたことがあるでしょうか?世間では軽い意味でも使われているかもしれません。

「ブランドに目がなくて欲しいものがあったらすぐに買ってしまう・・・」「毎月のお小遣いがギリギリになるまで買い物してしまう…」などといった方が多いでしょうか。

買い物が好きなのは女性という認識が世間にはあるようで、『買い物しすぎる女たち』『レベッカのお買いもの日記』などといった買い物ををテーマにした本の主人公はいずれも女性たちです。

少し浪費癖があっても、生活が成り立っているのならばそれはまだ本当の買い物依存症ではありません。買い物依存症の方は、お金を使うことに対するコントロールができなくなってしまいます。消費者金融で多重債務を抱えて首が回らなくなってしまい、自己破産してしまうようなこともあるのです。

実は「買い物依存症」は、正式な病名としてあるわけではありません。ですから、買い物が過剰であるという表に現れている状態をひっくるめて、買い物依存症と呼ばれています。

一口に買い物依存症といっても、さまざまな原因とバリエーションが考えられます。ここでは、浪費癖レベルから買い物依存症レベルまで、広く考えていきたいと思います。必要以上に買い物をしてしまう状況について考えていきたいと思います。


精神疾患の患者さんが金銭管理を高めていく方法とは?

2016.5.16 セルフケア

精神疾患の患者さんとお金の問題は、切っても切れない関係にあります。

精神疾患を抱えていると社会的なハンデとなってしまうことも多く、収入が低くなってしまうことが多いです。そして病状によっては、お金を管理していくことが難しいこともあります。

心の健康のためには、お金のことから目を背けるわけにはいけません。生活が安定していればストレスも軽減しますし、現実的な不安が薄れるのです。精神疾患の患者さんが収入を確保するためとしては、「制度のカテゴリー」をお読みください。

精神疾患の患者さんは、生活保護を受給せざるを得ない方も少なくありません。精神疾患をかかえている生活保護の方に対して批判が集まることも多いですが、その実態としては「「月29万円の生活保護の母」は本当に苦しんでいる」をお読みください。

ここでは、精神疾患が金銭管理を高めていくためにはどのような方法があるのか、お伝えしていきたいと思います。


生活の変わり目に・・・五月病の症状・原因とその対策

2016.5.1 セルフケア

ゴールデンウイークも終わり、気持ちを切り替えて仕事に望まなければなりませんね。これからアクセルをかけていかなければいけない時に、

「何だか気持ちがついてこない」
「身体の調子がおかしい」

と感じる方もいらっしゃるでしょう。このような状態を、世間では一般的に「五月病」といったりしますね。五月病は診断基準にあるような正式な病名ではないのですが、昔からこの時期に不調になる方が多かったので作られた病名です。

この時期に体や心がとくに思い当たる原因がなく不調に陥ってしまい、無気力や不安感などといった症状から職場に向かうことが困難になる方もいらしゃいます。とくにはっきりとした予兆もないため、突然不調をきたしてしまう方もいらっしゃいます。

環境を新たに職場で頑張っていこうという時に、出社できなくなったら大変困りますよね。そこで今回は、五月病の症状や原因について詳しくみていきたいと思います。それを踏まえて、働く人のための五月病対策をご紹介していきます。


心と体が折れる前に…日常に潜むストレスをチェックしてみましょう

2016.4.20 セルフケア

普段の生活の中でおこる環境の変化やささいな出来事が、自分でも気がつかないうちにストレスの原因となっていることは珍しくありません。

自覚できていないストレスは対処ができずに蓄積し、深刻な心身の不調を引き起こしてしまう可能性もあります。「自分にはストレスなんてないから大丈夫」と思っている人こそ要注意!ストレスは、嬉しいことや楽しい出来事の裏にも潜んでいるのです。

ここでは、神戸市での心の健康(自殺予防)事業を参考にさせていただき、どんな事柄がストレスになりやすいかをチェックリストでご紹介します。

無意識にたまっているかもしれないストレスをチェックし、早めの対処、自分の心身への労わりを心がけましょう。


3つの休息力を意識して仕事を効率的に!

2016.4.11 セルフケア

日本人は真面目な方が多く、「休むことはいけないこと」と感じてしまう方が多いです。むしろ眠れていないことが美徳とすら思われていて、「昨日は忙しくて徹夜した」と言われると周囲には好印象にうつるかと思います。

そんな日本社会の影響もあって、精神科にかかる患者さんの中には無理をしすぎてしまって調子を崩される方が多くいらっしゃいます。

「ついつい頑張ってしまう」「何もしていないと不安で落ち着かない」といった方は、そのような状況に陥る可能性があります。

あなたにも、そのような傾向がないでしょうか?
最近あなたは、疲れていませんか?

ここではそんな方に対して、どのようにして休息をとっていけばよいのかを考えていきたいと思います。「休む技術=休息力」を、3つの段階に分けて考えていきたいと思います。


新生活!気持ちの良い人間関係のための小さな親切

2016.4.10 セルフケア

新年度に変わって、新しい生活を始めた方も多いと思います。新しい出会いもあり、公私ともに変化の多い季節です。不安に悩むこともあるかもしれません。

すでに長く社会人をされている方は、今年はどんな新入社員がくるのかと期待と不安が入り混じっているでしょうか。

環境の変化での一番の悩みは、なんといっても人間関係になります。人間関係の問題は一筋縄にいかず、簡単に解決できないことも多いです。人間関係を好転させるための第一歩として大切なのは、日頃の関係性作りではないでしょうか。

ちょっとしたことが人間関係の悪化のきっかけになることがありますが、関係性が作れていると大きく発展しなくて済むことが多いです。相手を大切にしていることが伝われば、相手の心が開かれます。

大切さを伝えるためには、行動が大切です。相手を大切にしている気持ちをさりげなく行動で伝えることで、自然と相手からも大切にされます。ここでは、今日から実践できる「小さな親切」をご紹介します。


自分の中の「女性性」に目を向けてみよう

2016.3.22 セルフケア

私たちはみな、男性か女性という性別をもって生まれてきます。そして社会では、男や女としての役割の中で生きていきます。

男に期待される役割に近いことを「男らしい」といい、女に期待される役割に近いことを「女らしい」といったりします。心理学的な見方では、これを「男性性」や「女性性」といいます。

男性か女性かに限らず、どの人にも男性性と女性性が存在します。しかしながら環境や成長の中で、少しずつ偏ってしまってバランスが崩れてしまうことがあります。

そうなると、恋愛や友達などの人間関係、仕事やビジネスなどといった人に関わるところで問題になってしまうのです。ときにストレスが積み重なり、心身の状態が悪化してしまうこともあります。

精神科の患者さんを診察していると、自分の女性性をうまく受け入れられないことが悩みの根源であることも見受けられます。女性性は、コミュニケーションに大きく関わっているのです。

もしあなたが「何だか人間関係がうまくいかない」と悩んでいたら、その背景には「女性性を受け入れられないこと」が隠れているかもしれません。ここでは、「女性性」についてみていきたいと思います。


悩みを軽くするセルフケアとしての「瞑想」のススメ

2016.3.21 セルフケア

あなたはどのような悩みを抱えていますか?

誰しもが大なり小なり悩みを抱えています。今日の夕食などの軽い悩みから、どうすることもできない対人関係の悩みなど、解決が難しい悩みもあるでしょう。

人生でも悩みが尽きることはなく、ときにはストレスを感じながら日々の生活を送っている方も多いでしょう。人の悩みはストレスにはなりますが、悩みがなければ人は成長していきません。

しかしながら悩みがつもり重なってしまうと、心身の調子が乱れてしまうこともあります。セルフケアとして、悩みを心の横に置いて気持ちを落ち着ける習慣を持つことはとても有効です。

ここでは日々を忙しく過ごしている方へ、自分のメンテナンスのための「瞑想」の方法をご紹介していきたいと思います。


精神疾患によって結婚の悩みがある方に伝えたいこと

2016.3.14 セルフケア

生涯を共に歩みたいと思うパートナーと巡り合えた時、「結婚したい」という気持ちが強くなることがあると思います。そんな時に精神疾患をかかえる患者さんは、病気の現実との間で苦しむ方が多いのです。

精神疾患を抱えた自分を好きになってくれるパートナーが見つかるのかと、不安になる患者さんもいます。

精神科医として日々診察をしていると、患者さんから結婚に関する相談をうけることが度々あります。結婚は、人生を大きく変化させるイベントです。自分自身はもちろんですが、相手や親族、将来の子供までを考えなくてはいけません。

精神疾患に対してはまだまだ悪いイメージが強く、必要以上に嫌悪感を感じる方もいらっしゃいます。そんな中で、精神疾患をかかえる人は結婚してはいけないのかと悲観的に考えている方もいらっしゃいます。

精神疾患をかかえる患者さんの結婚に関する悩みと向き合っていく中で、患者さんがどのように自分の病気を考え、結婚をどのように考えていくのがよいのかを、私も一緒に考えてきました。ここでは、私の中での現時点での答えをお伝えしていきます。


男が浮気をする生物学的な3つの理由

2016.3.2 セルフケア

浮気をするのは男と女、どちらが多いのでしょうか?

私は男性ということもあり、男側のぶっちゃけ話を聞くことが多いので、浮気をするのは男が多いのでは?という印象を持っています。インターネットで検索してみると、意外と女性という意見も多いです。

しかしながら離婚の原因をみてみると、男性側に要因があることが多いという意見が多いです。ちゃんとした統計などは出ていないので何とも言えませんが、男が原因の方が多いのかなぁという印象を外来でもっています。

結婚と離婚は人生の非常に大きな転機であり、精神状態にも大きな影響を及ぼすこともあります。心の病気の治療の中で、よく直面する問題です。

ここでは、男が浮気をしてしまうのはどうしてなのか、生物学的な理由を探してみました。


気持ちの整理が上手な人と下手な人

2016.2.11 セルフケア

気持ちがモヤモヤしている時、「さっさとスッキリしたい」「綺麗に整理して軽くなりたい」と誰もが思うでしょう。

しかし頭では終わったことだと分かっていても、ずっと気にかかっていたり、ぱっと忘れてしまいたいのに心の中でとどまっていたり。現実ではなかなかすぐには整理できません。

どうしていつまでも、同じところをぐるぐるしてしまうのでしょうか。なぜ未だに、もう良いはずのことを引きずってしまうのでしょうか。

周りを見渡すと、何にも悩んでいなさそうな、明るくて前向きな人たちがちらほらいます。彼らには自分のような苦悩や不安、葛藤などが一切ないのだと感じてしまうかもしれません。

ですが生きている以上、良いことも悪いことも、楽しいことも悲しいこともあります。彼らは「気持ちの整理の仕方が“上手”」なのであり、その方法を無意識に、あるいは意図的に活用し、日々の波を乗りこなしているのです。気持ちの整理の上手下手は、人生の生きやすさ生きにくさに関わってきます。

気持ちを整理していくためには、どのようにすればよいのでしょうか。ここでは、気持ちの整理の上手な人と下手な人をみていき、その違いから気持ちの整理の仕方を考えていきたいと思います。


解決困難な人間関係のストレスを2段階で解消する方法

2016.1.15 セルフケア

人の世の中はストレスであふれています。そしてそのストレスの多くは、人間関係から来るものです。

仕事では上司や部下や同僚、家庭では妻や夫や子供や両親、プライベートでは友人やライバル、ひとりの人を取り巻く人間関係はとても複雑で、対人ストレスは絶えず生まれてきます。

心療内科や精神科に来られる患者さんの多くは、何らかの対人ストレスを抱えています。どのようにして患者さんの対人ストレスを解消できるのか、日々の診察で試行錯誤してきました。

ストレス発散をすればよいのかというと、それだけで解消できないストレスもたくさんあります。ここでは、どうしても解消できない対人ストレスについて、日々の診察の中で感じている現実的な2段階にわけた解消法をお伝えしていきたいと思います。

ちょっと極端な部分はありますが、あくまで本当に解消できないような人間関係のときの解消法です。ちょっとした人間関係であれば、すこし見方を変えてみたりすることで変わることも多いです。


自分の匂いをチェック!スメハラとは?

2015.5.21 セルフケア

最近では、「匂い」に対する社会的な意識が高まってきています。スメルハラスメントという言葉をご存知でしょうか?略して「スメハラ」が職場でも問題となってきています。匂いの問題は、本人には直接伝えにくいですね。本人がいい匂いと思っているものでも、他人には苦痛であることもあります。

ここでは、職場でよくある「匂い」について考えていきたいと思います。我が身を振り替えつつ、みていきましょう。


リラックスする呼吸法とは?

2015.4.5 セルフケア

日常生活の中でも、深呼吸をして落ちつかせることがあるかと思います。

呼吸と自律神経と大きく関係しています。私たちは意識をしなくても呼吸を勝手にしてくれています。これは自律神経の働きによるものなのですが、呼吸は意識をすることもできます。

呼吸は自律神経の中では唯一、自分で意識することもできます。ですから呼吸によって自律神経に働きかけ、身体をリラックスさせることもできます。

皆さんがされている深呼吸ですが、本当はもっとリラックスにつながる呼吸法があります。ここでご紹介していきたいと思います。