適応障害ではお薬は有効なのか?適応障害でのお薬の位置づけ

2016.10.23 適応障害・ストレス性障害

適応障害は、環境の変化にうまく適応できず、それがストレスになって心身に症状が認められる病気です。

ですから適応障害は、「いかに環境に適応していくか」というのが本質的な治療になります。ストレスによってさまざまな症状が認められますが、お薬は症状を和らげるサポートにすぎません。

とはいっても、適応障害ではお薬の役割も大きいです。お薬で症状が和らぐとで、正常な判断力が回復していきます。また、お薬を服用している安心感も支えになります。

適応障害では、お薬は本質的な治療にはなりません。ですがお薬を使って症状を落ちつけていくことは有効な手段のひとつになります。適応障害を克服していくためには、このことを正しく認識して治療していくことが大切です。

ここでは、適応障害での薬物療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。適応障害の治療におけるお薬の位置づけをみていきながら、具体的にどのようにお薬を使っていくのかをご紹介していきます。


適応障害の治療に大切な2つのポイントとは?適応障害を克服する治療法

2016.10.20 適応障害・ストレス性障害

仕事や学校、家庭や友人関係といった様々なコミュニティーで私たちは生きていて、環境は常に同じとは限りません。環境が変化したときに上手く適応できないと、大きなストレスがかかってしまいます。

適応障害とは、そのような環境変化に対してうまく適応できずに、ストレスから様々な心身の症状が生じてしまう病気です。適応障害の症状はストレスによって生じるものなので、多岐にわたっています。ですからそれを抑えることだけでは、表面的な治療となってしまいます。

適応障害では、「適応ができないこと」が原因ですから、その原因にしっかりと目を向けていかなければ本当の意味で克服はできません。さらには、「適応障害という病気になる」ということを前向きにとらえられるようにすることも非常に大切です。

このように適応障害では、治療にあたっての考え方がとても大切な病気になります。症状だけに終始しては、表面的な治療になってしまうのです。ここでは、適応障害の治療に大切な考え方から、適応障害を克服するための治療法について考えていきたいと思います。


適応障害は甘えなのか?適応障害の方への家族や職場での接し方

2016.10.18 適応障害・ストレス性障害

私たちは生きている中で、多くの人とかかわりあって生きていきます。みなそれぞれの家庭や仕事、趣味などをもっていて、コミュニティーの中で生きています。

そういった組織の環境は、常に同じではありません。時間の経過の中で変化し、私たちはその変化にうまく適応しながら生活しています。

ですが環境の変化に対してうまく適応できないと、ストレスから心身の不調が生じて適応障害となってしまいます。このようにお伝えすると、「本人が甘えているだけだ」と誤解されてしまうかもしれません。

ですが適応障害は誰にでも生じる可能性があり、有病率も5~20%ともいわれています。メンタルが強い人でも、どうしても価値観が合わないことがあれば適応障害となってしまうことがあります。

このような適応障害ですから、家族や職場の身の回りの方が発症することもあるかと思います。適応障害の方に対して、周囲の接し方はどのような形が理想なのでしょうか。

ここでは、適応障害が決して甘えではないということをお伝えしたうえで、周囲の家族や友人、職場での接し方についてお伝えしていきたいと思います。


適応障害での休職から復職を目指す5つのポイント

2016.10.16 適応障害・ストレス性障害

仕事を心から楽しくやれる時もありますが、何らかの不満をかかえて仕事を続けていることも少なくはないかと思います。

ですがどうしても合わずに折り合いがつかないと、それがストレスになって心身の症状として出てきてしまいます。それが適応障害です。

適応障害は誰にでもなりうる病気になります。本人と環境の間にギャップがあることが原因ですが、本人だけのせいでも、環境だけのせいでもありません。

心身の状態や職場状況によっては、休職をして環境から離れることが望ましいこともあります。休職することで適応障害の症状はよくなることが多いです。すんなり復職できることもあれば、復職で苦労することもあります。

ここでは、適応障害で休職されている方が復職を目指す際の5つのポイントを見ていきたいと思います。


適応障害の診断書の実情とは?適応障害の病名や休職期間について

2016.10.9 適応障害・ストレス性障害

適応障害は、環境と本人の価値観のズレが原因となり、うまく適応できずに心身の症状が生じる病気です。ですから適応障害は、本人の治療だけでなく環境に対してもアプローチしていくことが多いです。

病院やクリニックから環境にアプローチするためには、診断書で主治医としての意見をかいていきます。例えば職場が原因であった場合、直接会社の関係者と電話でやり取りすることは滅多にありません。

しかしながらこの診断書は、医師によっても書き方がまちまちです。とくに適応障害は、拡大解釈されて診断されることも多い病気です。ですから診断書を受け取る会社側も、どのように対処すればよいのか悩まれることも少なくありません。

ここでは適応障害という病気の実情も踏まえながら、適応障害の診断書について詳しくお伝えしていきたいと思います。適応障害という病名のもつ意味や休職期間についても実情をお伝えしていきたいと思います。


適応障害をセルフチェックする4つのポイントと心理検査

2016.10.8 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、自分の置かれた環境に上手く適応ができず、心身の症状が認められる病気です。

環境変化が原因となることが多く、有病率は5~20%とも報告されていて、誰にでも起こりうる病気です。私たちは生きている中で、仕事や家庭などで様々なイベントがあります。悪いことはもちろんのこと、良いことも変化はストレスになります。

このようなストレスで、多少の心身の不調をきたすことはよくあります。それは正常な生理反応で、適応障害とはいえません。

ですが頑張ってもうまく環境変化に適応できないと、ストレスのせいで病気と考えたほうが良いほどの心身の症状が認められることがあります。この場合は適応障害と診断して、しっかりと治療をしたほうが良いです。

ここでは、病気として治療すべき適応障害かどうかをセルフチェックできるように試みたいと思います。適応障害の診断基準DSM-Ⅴをもとに、4つのポイントから適応障害かどうかをチェックしてみましょう。そして、その診断を補助してくれる心理検査をご紹介していきます。


適応障害で休職すべき?適応障害での仕事の考え方と休職中の過ごし方

2016.10.7 適応障害・ストレス性障害

 適応障害は、環境変化に上手く適応することができずに、そのストレスから心身の症状が生じる病気です。

適応障害は、会社組織の中でも最もよく認められる病気です。本人と職場環境の間にズレが大きく、適応しようと努力しても埋められないときに発症します。

そんな時はどうしたらよいでしょうか?適応障害を改善していくには、本人が何とかして適応していくか、環境が変わるかのどちらかになります。

それでは適応障害になってしまったときに、仕事に対してはどのように考えればよいのでしょうか?適応障害ならば休職して職場環境から離れるべきなのでしょうか?

ここでは、職場での適応障害について詳しく見ていきたいと思います。また、再休職しないための休職中の過ごし方についても見ていきたいと思います。


適応障害とうつ病・自律神経失調症の違いはどこにあるのか

2016.10.5 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、環境に上手く適応できないことでストレスがかかり、心身の症状が認められる病気です。

環境が変化するタイミングに認められることが多く、本人と環境の間に大きなズレがあるときに適応障害と診断されます。生きていれば変化は絶えないので、適応障害は誰もがかかる可能性のある病気です。

ですが適応障害は、本来よりも広く解釈されることも多いです。ストレスに適応できないといえばすべての疾患が当てはまるので、暫定的に適応障害と診断されることが少なくありません。ですから、後になって診断が変わることもあります。

このため、とくに適応障害とうつ病の違いについて質問されることが多いです。ここでは、適応障害と混同されることが多いうつ病、自律神経失調症との違いについてみていきましょう。


適応障害は環境のせい?適応障害の原因とは?

2016.10.4 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、ある環境に上手く適応できずに、病気と考えたほうが良いほどの心身の症状が生じる病気です。

適応障害は環境が変わるタイミングで生じることがほとんど、その原因はさまざまです。仕事に限ったことではなく、家庭生活、趣味などのプライベート、震災などの社会的な変化なども原因となります。

ストレス耐性は人によっても違いはありますが、変化のない人生を送れる人などいません。誰にでもなりうる病気で、有病率も5~20%と非常に多い病気です。

適応障害はこのような病気なので、本人もストレスの原因がハッキリしています。そしてこの原因が解消されれば、症状も比較的すぐに改善することが多いです。

ここでは、適応障害の原因について詳しく見ていきたいと思います。


適応障害の診断基準をふまえて、適応障害はどう診断されるのか

2016.9.28 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、置かれている環境に上手く適応できず、そのストレスによって心身に様々な症状が生じてしまう心の病気です。

環境変化をきっかけとなることが多く、結婚や離婚といった家庭の変化、転職・異動や昇進といった仕事の変化が原因となります。

ですから誰しもがなりうる病気で、有病率は5~20%とも報告されています。環境変化があればストレスになるので、多少の心身の不調をきたすことはあります。それは正常な生理反応で、適応障害とはいえません。

それでは適応障害は、どのようにして診断していくのでしょうか。適応障害を正しく診断していくために、国際的な診断基準が作られています。しかしながら適応障害はあいまいな部分も多く、本来の概念よりも広く診断される傾向にあります。

ここでは、適応障害の診断基準をご紹介し、実際にはどのように診断していくのかをみていきましょう。


適応障害とは?適応障害の症状にはどのようなものがあるのか

2016.9.27 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、何らかの明確なストレスのきっかけがあって生じる精神疾患です。そのようなストレスが続き、うまく適応できなくなって心身に不調を生じる病気です。

そのような意味では、適応障害は誰にでもなりうる病気です。事実、適応障害はとても多く、有病率は5~20%ともいわれています。

私たちは、自分が望むように生きることはできません。環境の変化があれば、それにできるだけ適応しようとします。ですがその人の価値観や能力と明らかに環境がかけ離れていると、適応障害を発症してしまいます。

しかしながら周りから見ると、ときに甘えに見えてしまうこともあります。実際に診断基準にあいまいさもあり、適応障害と診断される患者さんは非常に幅広いです。

それでは、適応障害とは本来どのような病気なのでしょうか?ここでは適応障害の本質をお伝えし、適応障害でみられる症状とその経過についてお伝えしていきたいと思います。


心因反応とは?心因反応にみられる症状と治療

2016.9.6 適応障害・ストレス性障害

診断書をもらうと、病名に「心因反応」と書かれていることがあるかと思います。

心因反応は、実は正式な診断基準として存在する病名ではありません。心因反応とは、心理的なきっかけが原因として生じた症状(反応)のことをひっくるめた表現になります。

このため非常に多くの病気が含まれていて、心理的なきっかけがある病気はすべて含まれるのです。

このように非常にあいまいな病気なのに今なお診断書などに使われるのは、心因反応が医師にとって使い勝手のよい言葉だからです。

ここでは、心因反応と診断されるときはどのようなケースなのかを考えていきましょう。そしてストレス性障害としての心因反応の症状と治療について、考えていきたいと思います。


急性ストレス障害(急性ストレス反応)の症状・診断から治療まで

2016.8.25 適応障害・ストレス性障害

急性ストレス障害(急性ストレス反応)は、非常に強烈なストレスとなるような出来事の後に、重度のストレス反応が生じる病気です。

日常生活のちょっとしたストレスで生じるようなストレス反応は心因反応と呼ばれ、急性ストレス障害とは異なります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってもおかしくないようなトラウマ体験をして、その直後に認められる症状です。

急性ストレス障害の患者さんの中には、PTSDに移行していく方もいます。次第に症状が落ち着いていく患者さんもいます。これを見極めることは難しく、「急性」だからといって一過性とは限らないのです。

ここでは、急性ストレス障害の診断基準をもとに症状をお伝えしていき、治療についてもご紹介していきたいと思います。


ストレスをうけると身体はどうなるの?身体のストレス反応とは?

2016.8.24 適応障害・ストレス性障害

ストレスは生きていくうえでは避けることができません。ストレスといっても良いものも悪いものもあります。

良いストレス(快ストレス)も悪いストレス(不快ストレス)も、どちらも生きていく上で様々な場面を乗り越えるために必要です。ストレスがあるから適応する力が強くなり、状況の変化に適応できるようになるのです。

しかしながらストレスは、過剰になってしまうと心身に影響がでてきます。近年NHKの特集で「キラーストレス」という番組が放送され世間の注目を集めましたが、ストレスはときに大きな病気にもつながりかねません。

ここでは、ストレスがかかって身体はどのように反応するのか、その生理学的なメカニズムについてみていきたいと思います。それを通して、身体のストレス反応を理解していきましょう。