苦しくないのに酸素が必要?肺気腫(COPD)の酸素療法について

2016.12.15 COPD(肺気腫)

肺気腫(COPD)はタバコで肺がボロボロになった病気です。COPDの恐ろしいところは、タバコを辞めても治ることができないところです。

どのお薬もCOPDの病気を治すというよりは、一時的に症状を改善して悪化を緩やかにする効果しかありません。そのためCOPDの病気が進むと、普通に呼吸をするだけでは酸素が足りなくなってしまいます。

体の酸素が足りなくなった人は、日常生活でも酸素を投与する必要があります。街中で鼻に酸素を吸うカニュラを付けて歩いている人を見たことはないでしょうか?酸素を持ち歩きながら治療することで、体の中の酸素状態を保つことができます。医学的にこの治療を在宅酸素と呼びます。

我々の体は酸素が足りなくなると、息が苦しくなることで酸素が足りないことを教えてくれます。息が苦しいことを、息切れ・呼吸苦・呼吸困難などと呼びます。このように症状が出てきた人は息が苦しいので、在宅酸素を提案すると受け入れてくれます。

一方でCOPDで酸素が足りなくなくても、息が苦しくない人もいます。酸素状態を見るために、よくパルスオキシメーターという指で測る機械で酸素の状態をみます。パルスオキシメーターの数値が低くて酸素投与をした方が良くても、苦しくないからしたくないという方も大勢います。

ここではそんな疑問に答えるために、COPDと酸素療法についてみていきます。


肺気腫(COPD)の人は風邪になりやすい?COPDの急性増悪について

2016.11.21 COPD(肺気腫)

COPD(肺気腫)では、肺や気管支の壁がボロボロになり、このせいで息を吐くときに途中でふさがってしまったりします。上手く息を吐ききれなくなるので、呼吸機能が落ちてしまいます。

肺や気管支がボロボロになった結果、咳や痰、息切れなどの症状があります。さらに肺がボロボロのため防御力も低く、これらの症状が頻回に悪化するのがCOPDの特徴です。

そのためCOPDの人は、風邪などの症状をひきやすいです。これらのCOPDの症状が急に悪化した場合を、COPDの急性増悪と呼びます。

COPDの急性増悪は非常に危険な状態です。防御力がもともと低いため、ちょっとした風邪でもすぐに重篤化してしまいます。

ここでは、COPDの急性増悪および予防法や治療法についてみていきましょう。


COPD(肺気腫)の治療の流れとは?薬物治療とその他の治療

2016.10.24 COPD(肺気腫)

COPD(肺気腫)はタバコを吸い続けたことで肺が穴ぼこだらけになる病気です。肺が傷つくことで気管支が狭まり息が思いっきり吸ったり吐けなくなります。

タバコを吸ってたら、当たり前だと思ってた咳や痰も徐々に辛くなってくるでしょう。多くの方は、症状をひどくなってから何とかしたくなって受診されるかと思います。

COPDの第一選択薬は、長時間作用型の抗コリン薬もしくはβ2刺激薬となります。ですが残念ながら、COPDはお薬を吸入したからといって、肺の穴ぼこが治るわけではありません。お薬はあくまでも気管支を広げることで、一時的に症状を緩和したり、症状が悪化するのを防ぐ役割が主です。

ここではそのことを理解していただいたうえで、COPDにどのような薬物治療があるのか確認していきましょう。そしてお薬以外にどのようなことができるのか、お伝えしていきます。


COPD(肺気腫)は日常生活が重要!COPDの進行予防と治療法

2016.7.27 COPD(肺気腫)

COPD(肺気腫)とは、タバコで肺がボロボロになってしまった状態です。

COPDになると肺がボロボロになったことで気管支が狭くなってしまいます。問題なのはCOPDは一度発症するともう完全に治すことができない病気です。

これを聞くと人によっては「もう治らないならいいや」と投げやりに思ってしまうかもしれませんが、それは絶対に間違いです。

COPDは、対策をしないと病態が加速的に悪化していく病気です。どんどんと呼吸機能が落ちていき、当たり前の日常生活が息苦しくて過ごせなくなっていきます。

それでは、どういったところに気を付ければ良いのか?
COPDと診断されたら注意すべき日常生活はどのようなものでしょうか?

ここでは、COPD(肺気腫)の患者さんが日常生活や治療でどのようなことができるのか、COPDを悪化させないためにできることをお伝えしていきます。


COPD(肺気腫)と診断されても遅くない!禁煙の方法とは?

2016.6.30 COPD(肺気腫)

「タバコは身体によくない」ということは、誰もが知っているかと思います。ですが習慣になってしまうと、なかなかやめられないものです。

病気になってはじめてタバコをやめようと決心される方も少なくありません。タバコを吸っていると確実に進行するのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。

COPDは、かつては肺気腫や慢性気管支炎といわれていた病気になります。おもにタバコが原因で、肺の機能が失われていく疾患です。長年の喫煙によって気管支と肺胞の両方が障害を受け、呼吸機能が低下していく疾患です。このため、ちょっとしたことで息苦しくなったり、咳や痰が止まらなくなります。

このCOPDの厄介なところは一度タバコでボロボロになった肺はもとに戻らないところです。つまり禁煙したからといって呼吸状態がよくなるわけではありません。

ですがCOPDは、タバコを吸い続けるとさらに呼吸機能が低下してしまいます。COPDの治療を始めても、禁煙できないのでしたら意味がありません。

COPDの症状が出てきた方は、タバコをやめることを真剣に考えてください。ここでは、禁煙の方法についてもお伝えしていきたいと思います。


COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断に必要な検査とは?

2016.6.23 COPD(肺気腫)

COPDは、タバコで肺がボロボロになってしまったことによる病気です。タバコを長期吸っていた方は、ほぼ全員COPDといっても過言ではないと思います。

しかしCOPDの診断基準は、「タバコを長年吸ってる人」というわけではありません。COPDの診断は、呼吸機能検査をしてどれくらい息が思いっきり吐けるのかを確認します。

この検査で1秒間で吐ける量をみることによって、重症度も診断していきます。しかしながら、吐ける息の量が多くても症状が強い人もいます。吐ける息の量が少なくても症状が軽い人もいます。検査と症状が一致しない人もいるので、注意が必要です。

またタバコを吸っている人は、COPDに限らず多くの肺の病気にかかりやすいです。そのため、タバコを吸ってる人=COPDしか考えないのは非常に危険です。最低限、胸のレントゲン写真で異常がないか確認する必要があります。

また胸部CT撮影で肺に穴ぼこがあることが分かってから、COPDが疑われることもしばしばあります。

ここでは、COPDの診断基準及び、診断に必要な検査についてまとめてみましょう。


肺気腫(COPD)の症状にはどのようなものがあるか

2016.6.15 COPD(肺気腫)

タバコを吸い続けていると、タバコの有害物質によって肺がボロボロになり、穴ぼこだらけになっていきます。このような病気を、肺気腫といいます。

肺気腫では肺や気管支の壁がボロボロになり、息を吐きだす時にすぐにペチャンコになってしまって上手く吐き出せなくなってしまいます。このため呼吸機能が落ちてしまうため、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれています。

「タバコを吸い続けたときの症状は?」と聞かれてみなさんが思い浮かぶのは、

この2つだと思います。これらは肺気腫(COPD)をはじめとして、肺の病気の大部分でみられます。悪化すると息が苦しくなってきて病院を受診する人が多いです。それだけでなく実は、肺でおこった炎症が全身に広がって、

などの全身の病気がCOPDから生じることがわかってきています。

ここでは、肺気腫(COPD)の症状について詳しくお伝えしていきます。タバコを吸っていれば咳や痰は当たり前・・・で終わらせずに、肺気腫(COPD)で生じる可能性がある症状について確認してみてください。


肺気腫(COPD)は国民病?患者数と予防対策について

2016.6.13 COPD(肺気腫)

肺気腫はタバコがおもな原因で肺がボロボロになる病気です。この病気は一度発症してしまうと二度と治ることができない不治の病です。そのため肺気腫を治療する前に、肺気腫自体にならないことが大切です。

肺気腫は慢性気管支炎をあわせて、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれています。この2つはオーバーラップすることも多く、ひとつの病態として考えていくことになりました。

実はCOPDは、今や国民病といっていいほど多くの方がかかっているといわれています。国の推定では、現在530万人がCOPDに罹患しているといわれています。

一方でこの530万人のうち、しっかりと診断がつけられて治療されている人は1割前後であると考えられます。つまり多くの人が病気になっていることを知らずに、喫煙し続けている可能性があるということです。

COPDと診断されている人が氷山の一角であることは国も痛感しており、 「健康日本21」という生活習慣病の予防に関する取り組みの中でも、肺気腫(COPD)では以下のように目標が掲げられています。

「肺気腫(COPD)の病気についてもっと知ってもらうこと」

タバコを吸い続けるとどういう状態になって、どう困るのかということを知ってもらうことが重要としているのです。現在テレビでもCM等でもCOPD(肺気腫)のことがとりあげられることもあります。

このページを読んでる方は、肺気腫(COPD)という言葉をぜひ覚えてもらえればと思います。


肺気腫とはどんな病気?寿命を縮めるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の怖さ

2016.6.12 COPD(肺気腫)

肺気腫やCOPDという言葉をみなさんご存知でしょうか?もともと肺気腫として知られていて、肺気腫はタバコで肺が穴ぼこだらけになる病気のことをいいました。

肺気腫では肺や気管支の壁がボロボロになり、このせいで息を吐くときに途中でふさがってしまったりします。上手く息を吐ききれなくなるので、呼吸機能が落ちてしまいます。

肺気腫の病気の本質は、肺が穴ぼこだらけになるというよりは、呼吸機能が落ちてしまうことにあります。このため肺気腫は慢性気管支炎とあわせて、COPD(Chronic Obstructive Pulmoary Disease)と呼ばれるようになりました。

COPDは日本語にすると、慢性閉塞性肺疾患になります。これはタバコで気管支が狭まって、慢性的に閉塞してしまう肺の病気ということです。

慢性的にというとぼんやりしてしまいますが、「一生もとに戻らない」といわれると、重篤な病気だということに気づいてもらえるかと思います。肺は非常に繊細な臓器のため、COPDになってしまうと二度と治ることはありません。

そのような状態でタバコを吸い続けると、さらにCOPDが悪化して進行が加速します。最近では、この肺気腫やCOPDについて注意喚起して、禁煙を呼びかけるコマーシャルもあります。

ここでは、肺気腫(COPD)とはどんな病気か説明したいと思います。