新生活!気持ちの良い人間関係のための小さな親切

アイコン 2016.4.10 セルフケア

新年度に変わって、新しい生活を始めた方も多いと思います。新しい出会いもあり、公私ともに変化の多い季節です。不安に悩むこともあるかもしれません。

すでに長く社会人をされている方は、今年はどんな新入社員がくるのかと期待と不安が入り混じっているでしょうか。

環境の変化での一番の悩みは、なんといっても人間関係になります。人間関係の問題は一筋縄にいかず、簡単に解決できないことも多いです。人間関係を好転させるための第一歩として大切なのは、日頃の関係性作りではないでしょうか。

ちょっとしたことが人間関係の悪化のきっかけになることがありますが、関係性が作れていると大きく発展しなくて済むことが多いです。相手を大切にしていることが伝われば、相手の心が開かれます。

大切さを伝えるためには、行動が大切です。相手を大切にしている気持ちをさりげなく行動で伝えることで、自然と相手からも大切にされます。ここでは、今日から実践できる「小さな親切」をご紹介します。

 

1.人間関係を安定にするには、関係性づくりが大切!

親切な行動は人間関係を安定にします。これからうまく付き合っていく必要がある人に対しては、自分から親切な行動をして少しずつ信頼を積み重ねていきましょう。

親切は、不安定な人間関係を解消してくれます。

人間関係は不安定で当たり前です。お互いの胸の内をすべて知ることは出来ません。最近あった出来事やその日の体調で気分が悪くなり、相手に強く当たってしまう日もあるでしょう。そんな時でも日頃からの関係が良好であれば受け流すこともできます。

考え方や育った環境の違いから、ときには衝突してしまうこともあります。ぶつかってしまったら人間関係はおわりなのでしょうか。たとえ衝突したとしても、お互いが話し合い、譲歩しあって解決していけば、より深い関係性になっていきます。このように話し合っていくにも、日頃の関係性が大切ですね。

日頃の関係性は、日々の繰り返しの生活の中で築かれていくお互いの信頼です。初めて出会う人が何を考えているのかわかりませんが、日々の関係性の中で少しずつ互いを理解できるようになっていきます。

このためには、相手に対して小さな親切を積み重ねていくことが大切です。相手に親切にしていくことで、毎日を気持ちよく過ごしたり、いざという時の糸口になります。ちょっとした気遣いや気配りといった親切が、人間関係の潤滑油になるのです。

あなたと親しい間柄の人に対しては、自然と親切な行動ができていませんか?困ってそうなら声をかけてあげたり、調子がわるそうなら心配したり、当たり前のように親切な行動が普通に行われています。そういった親切を、受け身ではなく自分から行っていくようにしましょう。

当たり前のことかもしれませんが、どうしても相手に期待して待ってしまうものです。これからうまく付き合っていく必要がある人に対しては、自分から親切な行動をして少しずつ信頼を積み重ねていきましょう。

 

2.関係性づくりには「小さな親切」の積み重ね

誰にでもできる小さな親切の積み重ねが、関係性づくりに大切です。

ほとんどの人は、身の回りの人達に親切に振る舞いたいと考えています。反対に、誰かに親切にしてほしいと考える日もあるでしょう。

ですが相手に期待してしまって、自分から親切を分け与えることはとても難しいです。自然とできる徳の高い方もいますが、多くの方は意識しなければなかなかできません。

「親切」といっても、堅苦しく考える必要はありません。気負わずに、誰にでもできる「小さな親切」の積み重ねが大切なのです。声かけや、ちょっとした手助け、少し譲ること。
そういった「小さな親切」ならば、誰でも気兼ねなく行えます。

もらった側も気負わず、与えた自分もたとえ感謝されなくてもそれ程気になりません。親切は何気なく行うことが美徳とされていますが、人間関係をうまくするためには意識的に親切を行ってもよいと思います。受け取る側にとっては、意識でも無意識でも差異のないことです。

 

3.「小さな親切」にはどのようなものがあるの?

親切にした方からの「ありがとう」の一言で、自分も一日を気持ちよく過ごせます。

小さな親切とは、もらった側も与えた側も負担に思わないようなものです。誰でもできることですが、自然とできる方は意外と少ないものです。「小さな」親切にはどのようなものあがあるのでしょうか?意識的に小さな親切を行っていきましょう。

 

①挨拶や声かけ

「おはよう!」と挨拶されると、気持ちよくなりませんか?挨拶を気持ちよく行えば、相手も気持ちがよいものです。大きな声で挨拶をすると、自分自身も気持ちがいいと思います。そして笑顔で挨拶すると、自然と相手も笑顔になります。

挨拶は人間関係を築く基本になります。相手からの印象も良くなりますし、人間関係も良くなることでしょう。挨拶から会話が始まることもあります。

悩んでいるようでしたら、「だいじょうぶ?」や「どうしたの?」といった声掛けもよいでしょう。相手が大丈夫と言った時に深入りすると逆効果ですが、ちょっとした声掛けは気遣いになります。当たり前のことでも、立派に親切な行動です。

挨拶や声掛けは、意識して一番やりやすい小さな親切です。まずは挨拶から心がけてみましょう。

 

②ちょっとした手助け

ちょっとした助けが印象に残っている経験は、誰にでもあると思います。仕事上で困ってそうだったら少し手伝ってあげるといったことはもちろんですが、日常生活のささいな手助けでもよいのです。

そんなことでよいのです。自然とできる方もいらっしゃいますが、できない方は意識していくことで少しずつ出来るようになっていきます。落とした物を拾う時にそっと拭いてから相手に渡す、そんなことが自然とできるようになれれば相手の印象にも残るでしょう。

 

③少し譲る

「先に譲ると得をする」という言葉があります。先に譲ることは、心のゆとりに繋がります。たとえば電車で座っている時に、目の前に老人の方が立っていたとします。気づいたときに声をかければスムーズなのですが、ちょっと迷ってしまうと声がかけられなくなってしまいますね。

ちょっとしたことは少し相手に譲っていく、そんな意識で付き合っていくことが小さな親切になります。なかにはそれを当然と思う相手もいるかもしれませんが、周りの方はみています。もちろん、大きなことは譲れないこともあるでしょう。些細なことを相手に譲るようにしてみましょう。

 

④褒める

上司の方は、意識的に褒めることが小さな親切になります。褒めることが親切とは変な感じがするかと思いますが、褒められて嫌な気分になる方はいません。

人のモチベーションには2種類あります。お金などの目的があっての外的モチベーションと、自分の中から生まれる内的モチベーションです。褒めることは、後者の内的モチベーションを高めてくれます。

あなたがいい上司と思った方を思い返してみてください。よくおごってくれた上司よりも、褒めてくれた上司の顔がうかびませんか?

褒めることで関係性もよくなり、その結果として仕事の成果もついてきます。本人ができているところを褒めることは、相手に対する小さな親切です。

 

4.「大きな親切」と「おせっかい・ありがた迷惑」

大きな親切をしようと思う時は、相手の目線を考えながら行っていきましょう。

小さな親切は、相手に深入りしなくて誰にでもできることです。行き過ぎた親切は、時として相手にとっての迷惑になることがあります。大きな親切がおせっかいや大きなお世話にならないためには、どうすれば良いでしょうか。

大きな親切をしていくときは、相手が本当にその行動を欲しているのか考えてから行わなければなりません。自分の目線だけで親切だと思うことをすると、相手にはありがた迷惑になってしまいます。

親切は善意から生まれます。善意が元なだけに、本人は迷惑だとは気づきにくいです。相手は気まずさを感じ、親切を与えた相手から心から感謝されずに自分も不満を感じます。

「親切」と「おせっかい・ありがた迷惑」を分ける線はどこにあるのでしょうか。他者の苦しみを見た時に生じる情動には2種類あります。

おせっかいやありがた迷惑は、「個人的苦痛」から生まれます。相手の苦しみをみて、自分のために行っている親切なのです。大きな親切を行う時は、「相手がどう思っているか」「相手はどんな状況なのか」「自分が苦しいから行うのか」をよく知る必要があります。人のことを考えて親切を行いたいですね。

 

5.親切による人間関係の好転

親切にすることは、自分に返ってきます。相乗効果で安定した人間関係につながっていきます。

他人に親切をすると、親切で返してくれます。心理学で「返報性の原理」という法則があります。特定の相手からの好意を知覚することで、その相手への好意が強まることを指しています。

つまり、人は相手から好意を受けるとそれを相手に返したくなるという習性のことになります。好意を持っている人とは同じ行動をとりたくなるというミラーリング効果(同調効果)が相まって、親切が相乗効果になります。

親切にしてくれた方には、同じように親切を返そうとします。お互いが親切にしあい、関係性が築かれていくのです。このように、人間関係を築いていくには自分から小さな親切を意識的に積み重ねていくことが大切です。親切が相手の親切をよび、いい循環をもたらしてくれるのです。

 

まとめ

「ペイフォワード」という2000年に放映された映画があります。

劇中で、新任の教師が12歳の生徒達に課題を出しました。「世界を変える方法を考え、それを実行しよう」この課題に真面目に取り組んだ少年から始まったのが「ペイ・フォワード」です。

1人が3人の困っている人間に手を差し伸べるというものです。少年はまず身の回りの3人に親切を施しました。施した相手には自分には返さずに、他の3人に親切を施すように伝えます。3人から9人へ、9人から27人へ。親切はより広がっていきました。「ペイフォワード」は「次へ渡そう」という意味です。こうして親切が広がっていけたら素晴らしいと思います。

春は出会いの季節。新しく知り合った人によく思われたいですね。相手も同様に、あなたによく思われたいと考えています。親切を行うことで、相手も親切を分けてくれるかもしれません。

今回紹介した「小さな」親切はとても些細なことだけれども、積み重ねていくことで人間関係を確実によりよくしてくれます。「小さな」親切を意識することで、良好な人間関係を築けていただけたら幸いです。