健康診断前日の水分とビタミン

アイコン 2015.4.18 健康診断・健康管理

健康診断の前日は水分を控えるように注意されることがあるかと思います。夜の水分は控えて、当日の朝にコップ1杯程度にするのがすすめられています。水の代わりにお茶でもよいかというと、お茶にはビタミンCが含まれることが多く、注意が必要です。

ここでは、水分やビタミンの健康診断への影響について考えていきたいと思います。

 

1.健康診断前日の水分は?

夜は控えて、当日の朝にコップ1杯がすすめられています。市販の緑茶にはビタミンCが入っていることが多いので気をつけてください。

水分はそこまで厳密に管理する必要はありません。むしろ、水分を取らなすぎると脱水になってしまいます。おしっこが出なくて尿検査ができないこともあるので、当日の朝にコップ1杯程度は水を取った方がよいでしょう。

水分が健康診断にもっとも影響を与えるのは、バリウム検査です。バリウムを飲んでレントゲンをとることで、胃の形状を画像でみる検査です。水分を多くとってしまうと、バリウムが胃にくっつかなくなります。すると画像が不鮮明になってしまいます。バリウム検査は法定項目ではないので、必ず行わなければいけないものではありませんが、35歳を超えると健康診断に加えられることが多いです。

血圧に関しても、直前に水を飲み過ぎると上がりますが、あまりガバガバ飲まなければ問題ありません。

むしろ、水分を取らなすぎると脱水になってしまい、血液検査のデータに反映されます。血が濃くなるので、ヘマトクリットや赤血球数などがあがります。また、クレアチニンや尿素窒素(BUN)といった老廃物が身体に残ります。これは、老廃物を排泄する腎臓の機能の低下ととらえられてしまいます。

ですから、過度に水分摂取を制限する必要はなく、前日の夜は控えて、当日の朝はコップ1杯程度の水分をとることがよいかと思います。

注意いただきたいのは、ジュースはもちろんですが、市販の緑茶は控えていただくのが無難ということです。ジュースなどは糖が含まれているので言うまでもありませんね。市販の緑茶にはビタミンCが含まれています。なぜ含まれているのかというと、時間がたってお茶が酸化して酸っぱくなってしまうのを防ぐためです。このビタミンCは後述しますように、尿検査に影響を及ぼしてしまいますので、検査前日は水にしておくのが無難です。

 

2.健康診断前日のビタミンは?

尿検査が偽陰性になってしまうので、ビタミンCを控えましょう。

ビタミンは様々な食品に含まれていますし、サプリメントとして飲まれている方も多いかと思います。栄養素として含まれていることもありますし、緑茶のように酸化を防ぐ酸化防止剤としても使われています。ですが、ビタミンCは尿検査に影響を及ぼしてしまいますので、健康診断前には注意してください。

ビタミンCは水溶性ビタミンで、過剰にとるとおしっこで排泄されます。尿中への排泄は、ビタミンC摂取後2時間くらいからはじまり、3~4時間後でピークとなります。ビタミンCには強い還元作用があるので、尿検査の酸化反応が邪魔されてしまいます。ですから、本来検査で引っかかるはずのものが、陰性と出てしまいます。このことを偽陰性といいます。具体的な尿検査項目としては、糖・潜血・ビリルビンなどが偽陰性となってしまいます。特にビリルビンは影響を受けやすいです。

ビタミンCを500mg~1000mgとると、糖や潜血反応も陰性となることがあります。サプリメントとしてビタミンを定期的にとっている方は、身体にビタミンがたまっているので、健康診断を行う2~3日前からサプリメントの中止がすすめられています。お茶の500mlペットボトルの中には、80~100mgほどのビタミンCが含まれています。通常に飲む量でしたらあまり問題はないのですが、念のために水にしておきましょう。

同じ水溶性のビタミンBでは、尿の色が濃い黄色から緑黄色になります。ビタミンBには還元作用はないので、検査結果に影響は出てきません。

 

まとめ

健康診断前の水分は、夜は控えて、当日の朝にコップ1杯がすすめられています。市販の緑茶にはビタミンCが入っていることが多いので気をつけてください。

健康診断前のビタミンCは、尿検査が偽陰性になってしまうので控えましょう。

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