プレドニゾロン錠の効果と副作用

アイコン 2017.2.22 プレドニン

プレドニゾロン錠は、プレドニンのジェネリック医薬品として使用されるステロイドの内服薬です。

実はステロイドは、体の中で作られているホルモンです。一日の中でも分泌量は変化していて、朝に多く分泌されて夜に低下していくホルモンです。このステロイドの効果として、以下の作用が期待できます。

このため、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患、さらには癌領域や感染症領域にも広く使用されているお薬です。今やプレドニゾロンを使用しない領域はないのではと思うくらい、広く使われるお薬です。

一方でプレドニゾロンは、様々な副作用があります。そのためプレドニゾロンは、「背に腹は代えられない」ような本当に使わなければならない時にだけ使用します。

ここでは、プレドニゾロン錠の効果と特徴についてみていきましょう。

 

1.プレドニゾロンのメリット・デメリットは?

<メリット>

<デメリット>

プレドニゾロンは、わが国では最も広く使用されているステロイド内服薬です。広く使われているということは、それだけ各々の疾患に対してのプレドニゾロンの有用性を示したデータも多いということになります。

種々のガイドラインでも、データをもとに○○の疾患に対してはプレドニゾロンを○○mg使用するようにと、ステロイドではなくプレドニゾロンを基準とされていることもあります。プレドニゾロンはPSLと略しますが、もしガイドラインなどみてみてPSLを○○mgと書かれていたら、それはプレドニゾロンのことを意味しています。

処方する医師側としても、普段から使い慣れているというのは非常にメリットが大きいです。特にプレドニゾロン含めてステロイドは、全身に様々な副作用が出現します。一般的にこの副作用は、プレドニゾロンを投与する量に依存するといわれています。

そのため、プレドニゾロン30mg程度だとどのような副作用が出現するか、10mgだとどれくらい安全か、数mgだとほぼ安心など、処方する感覚が身についているお薬です。

プレドニゾロンがなぜ最も処方されているかというと、効果も作用時間もステロイド内服薬の中で中間的な点が一つあげられます。プレドニゾロンは、生物学的半減期が12~36時間といわれています。大体半日程度で効果が無くなってくるというイメージです。そのため投与量が多い場合は、1日2回に分けてみたりと小回りが利きます。

一般的に1日1回で済むのならその方が良いのですが、プレドニゾロンは全身に副作用が出現するお薬のため、ワーッと炎症などが燃え上がってる間は投与量を増やし、症状が改善したら速やかに減らしていきたいお薬です。

そのため1日1回内服の長期間作用型のステロイドよりも、小回りが利くプレドニゾロンの方が重宝されます。特に症状の変動が激しい病態の場合は、プレドニゾロンが第一選択肢として使用されます。

さらにジェネリック医薬品のプレドニゾロンは、2.5mg・1mgと細かい量が調整できます。先発品のプレドニンは5mgしかないため、5mgより量を減らす場合はプレドニゾロンが使用されることがほとんどです。

 

2.プレドニゾロンの剤形・薬価は?

プレドニゾロンは錠剤のみあります。プレドニゾロンのみ、2.5mg・1mgと少ない量が発売されています。

プレドニゾロンは、

と錠剤のみ発売されています。先発品はプレドニン錠5mgしか登場していないですが、ジェネリックのプレドニゾロン錠では2.5mgや1mgと、少ない量も発売されています。一方で最大量は、5mgです。そのため、60mgなど投与量が多い場合は、1日にプレドニゾロン5mgを12錠も内服しなければなりません。

ジェネリック医薬品であるプレドニゾロンは、

など多くの会社が発売しております。

それでは薬価をみていきましょう。先発品であるプレドニンは、以下のようになります。

  剤形 薬価 3割薬価
プレドニン錠 5mg 9.6円 2.8円

※2017年2月17日の薬価です。

一方の後発品のプレドニゾロンは、

  剤形 薬価 3割薬価
プレドニゾロン錠 5mg 9.6円 2.8円
プレドニゾロン錠 2.5mg 9.6円 2.8円
プレドニゾロン錠 1mg 8.1円 2.4円

※2017年2月17日の薬価です。

このように、先発品も後発品も薬価は全く一緒です。先発品自体がかなり安いため、ジェネリック医薬品も薬価が変わらない結果となりました。そのため後発品のメリットは、5mgよりも投与量が少なくなって細かく投与する時にあります。

 

3.プレドニゾロンの適応疾患は?

プレドニゾロンは、ステロイドの内服薬として非常に多岐にわたる疾患に対して適応があります。

プレドニゾロンの治療する疾患としては、ステロイドの以下の2つの作用を期待できるものです。

ステロイドが効力を示す病態は無数にあります。添付文章が作成された後も、様々な研究でステロイドの効果が認めらたとして、現在も適応疾患がどんどん増えています。大まかにあげると、

  1. 内分泌疾患:慢性副腎皮質機能不全・甲状腺疾患など
  2. リウマチ疾患(膠原病疾患):関節リウマチ・エリテマトーデス(SLE)・多発性筋炎(皮膚筋炎)・強皮症など
  3. 川崎病
  4. 腎疾患:ネフローゼ及びネフローゼ症候群
  5. 心疾患:うっ血性心不全
  6. アレルギー性疾患:気管支喘息・化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹・中毒疹を含む)
  7. 感染症:抗菌薬と併用
  8. 血液疾患:溶血性貧血・白血病・再生不良性貧血,
  9. 消化器疾患:限局性腸炎・潰瘍性大腸炎・劇症肝炎、
  10. 癌疾患:全身状態の改善
  11. 肺疾患:サルコイドーシス・間質性肺炎
  12. 神経疾患:脳脊髄炎・末梢神経炎・筋強直症・重症筋無力症・多発性硬化症
  13. 整形外科疾患:強直性脊椎炎
  14. 産婦人科疾患:卵管整形術後の癒着防止
  15. 皮膚科疾患:軟膏が効かない重症皮疹
  16. 眼科疾患:点眼が不適当又は不十分な場合・眼の炎症疾患
  17. 耳鼻咽喉科疾患:中耳炎・メニエル病・アレルギー性鼻炎・喉頭炎・喉頭浮腫

これはよく使用される疾患を抜粋したものです。ここに記載されていない疾患でも、プレドニゾロンは投与されます。プレドニゾロンはこのように、非常に多くの疾患で使われるお薬です。

 

4.プレドニゾロンと他のステロイドの比較は?

プレドニゾロンは、中間作用型のプレドニゾロンです。力価もステロイド内服の中ではちょうど中間に位置します

ステロイド内服薬は多くのお薬が登場しています。それらのお薬の中でプレドニゾロンはどういった位置のお薬になるか見てみましょう。

ステロイドの内用薬の比較について

まずステロイドは、

の3種類に分けられます。生物学的半減期の期間が、お薬の効き目が無くなってくる時間だと思ってください。時間に幅があるのは、

などによって非常に個人差が大きいお薬だからです。

この中でプレドニゾロンは、中間作用型のお薬にあたります。つまり半日から1日程度効果が持続するお薬になります。そのため一般的には、プレドニゾロンの内服は少量だと1日1回、大量に投与する場合は2回に分けることが多いです。

次にステロイド自体の強さですが、ステロイドはさらに2種類のホルモンに分けられます。

ステロイドの治療を期待するのは、大部分が糖質コルチコイドの抗炎症、免疫抑制作用です。一方の硬質コルチコイドは、水・電解質代謝作用によってNa(塩分)が体内貯留する作用を引き起こします。Naが体内に貯留することで、高血圧やむくみなどの副作用を起こします。

つまり抗炎症・免疫抑制作用を期待してステロイドを投与する場合は糖質コルチコイドの力が強くて、硬質コルチコイドの力が弱い方が良いことになります。

 

このステロイドの強さを表すのに、力価という言葉を使用します。一般的には、ヒドロコルチゾンの糖質コルチコイドと硬質コルチコイドの力価を1として、これを基準にすることが多いです。

この場合、プレドニゾロンの糖質コルチコイドの力価は4、硬質コルチコイドの力価は0.6となります。力価で計算して投与量を調整するため、この力価の大きさで病気に効きやすさが変わるわけではありません。力価が強いということは、少量でガツンと効くという意味です。

一方で短時間作用型のヒドロコルチゾンは、糖質コルチコイドの力価を4にする量を内服すると、硬質コルチコイドの力価も4になります。

つまりプレドニゾロンと同じ効果をヒドロコルチゾンに求めると、硬質コルチコイドの量が0.6対4になるのです。このため短時間作用型のステロイドは、むくみや高血圧の副作用が非常に多くなります。

このように、

の2つの特徴から幅広く使用されています。

 

5.プレドニゾロンの副作用の特徴

プレドニゾロンの投与量及び投与期間によって、出現する副作用および頻度が大幅に変わります。最も多いのは満月用顔貌です。

プレドニゾロンの添付文章では、ジェネリック医薬品のため詳細な調査は実地していないとなっています。先発品のプレドニンの添付文章では、副作用は2299例中512例(22.27%)に認められたとなっています。主なものは、

でした。しかしプレドニゾロンは、

で全く副作用の出現頻度が違います。さらにいえば、

によっても副作用は大幅に変わります。そのため、一概にどの副作用がどれくらい起きるかとは個々人によって大きく異なります。代表的な副作用としては、

  1. 満月様顔貌・肥満(ステロイドによる脂肪細胞の増殖および水分を体内に取り込む作用で起きます。)
  2. 細菌やカビなどの感染症に弱くなる(免疫を抑えるため防御が下がります。普段なら感染しないような特殊な菌にも感染しやすくなります。)
  3. 糖尿病(ステロイドが筋肉や脂肪を燃やし血糖値を上昇させます)
  4. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍(ステロイドが胃腸に働くことでストレスがかかります)
  5. 高血圧・浮腫(ステロイドで血管が収縮します。さらに水分やNaを貯留するため血管内の水分が増えます。)
  6. 肝機能障害(ステロイドが肝臓を通して炎症を抑えるため負担がかかります)
  7. 緑内障・白内障(ステロイドで眼圧が上がったり、目のレンズが濁ったります)
  8. 精神障害(ステロイドでイライラしたり眠れなくなります)
  9. 骨粗鬆症(ステロイドは骨にも作用し、骨密度が低下します)
  10. 筋力低下(ステロイドによる筋肉を分解する作用で筋力が低下します)
  11. 月経異常(ステロイドホルモンは性ホルモンと似ている部分があるため、生理不順が起きます)
  12. ニキビ・皮下出血(皮膚の代謝異常でおきます。ステロイドで皮膚や筋力が衰え出血しているように見えます)

ここにあげたのは代表的なものです。糖尿病や高血圧、緑内障などが持病である人は、病状の悪化に特に注意が必要です。プレドニゾロンの副作用は先発品のプレドニンとほぼ同じため、プレドニンの副作用と対策についてを参考にしてみてください。

 

6.プレドニゾロンを使用できない人は?

プレドニゾロンを使用する場合はリスクとデメリットを常に天秤にかけて使用する必要があります。またプレドニゾロンを使用する人は事前に自分の病気や内服している薬について詳細にお話ししてください。

まずプレドニゾロンの原則禁忌ですが、

  1. 感染症・全身の真菌症の患者[免疫が抑制されるため]
  2. 結核性疾患の患者[免疫が抑制されるため]
  3. 消化性潰瘍の患者[胃潰瘍が悪化するため]
  4. 精神病の患者[中枢神経に作用して精神症状が悪化するリスクがあるため]
  5. 単純疱疹性角膜炎の患者[免疫が抑制されるため]
  6. 白内障や緑内障の患者[水晶体線維や眼圧に影響するため]
  7. 高血圧症の患者[電解質代謝作用により、 高血圧症が悪化するため]
  8. 電解質異常のある患者[電解質代謝作用により、 電解質異常が悪化するため]
  9. 血栓症の患者[血液凝固促進作用により、血栓症が悪化するため]
  10. 直近に手術を行った患者[創傷治癒が障害されることがあるため]
  11. 急性心筋梗塞を起こした患者[心破裂を起こしたという報告があるため]

これら11項目が示されています。ただし「原則」禁忌と、原則の二文字が記載されています。これは、上記の疾患の患者さんには投与しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に投与するということです。

プレドニゾロンなどのステロイドは、必要とする場合にのみ投与するお薬です。多少の副作用があっても、「背に腹は代えられない」状態で使われるのです。

またプレドニゾロンは内服に関しても絶対に併用してはいけないお薬はありません。一方で

  1. フェノバルビタール・フェニトイン・リファンピシン(プレドニン自体の作用が弱まります)
  2. アスピリン・アスピリンダイアルミネート・サザピリン(サリチル酸中毒を引き起こす可能性があります)
  3. ワルファリンカリウム(抗凝固作用を弱めます)
  4. 経口糖尿病薬、インスリン製剤(経口糖尿病用剤・インスリン製剤の効果を減弱させます)
  5. 利尿剤(低カリウム血症を引き起こします)
  6. 活性型ビタミンD3製剤(高カルシウム血症を引き起こします)
  7. シクロスポリン(ステロイド大量投与にてシクロスポリンの血中濃度の低下があります)
  8. エリスロマイシン(プレドニンの作用が増強します)
  9. パンクロニウム臭化物,ベクロニウム臭化物(筋弛緩作用が減弱又は増強すると報告があります)

以上のお薬をよく使う場合は、プレドニンの効果が増強・減弱するため、それを予測して投与量を調整します。また電解質異常や血糖上昇などの副作用が出現するため、結果としてお薬の効果を弱めたり、他の薬の副作用と合わさって効果が大きくなったりします。

このようにプレドニゾロンは絶対に使用できない病気や薬はないですが、注意すべき疾患や薬は沢山あります。そのためプレドニゾロンを使用する場合は、自分自身の病気や内服している薬について詳細に医師に伝える必要があります。プレドニゾロンの安全性についてもっと知りたい方は、「プレドニンの安全性」についてを一読してみてください。

 

7.プレドニンとプレドニゾロンの効果と副作用の比較

先発品・ジェネリックの効果と副作用は、大きな違いはないと考えられます。

多くの方が気にされることは、先発品のプレドニンとジェネリックのプレドニゾロンで効果と副作用が同じかどうかだと思います。

ジェネリック医薬品では、有効成分は先発品とまったく同じものを使っています。ですから、効果や副作用の大まかな特徴は同じになります。先発品とジェネリック医薬品の違いは、薬を作るときの製造技術です。ジェネリック医薬品を作る時に求められるのは、薬の吸収・排泄と安定性の2つが先発品と同等であることです。

製薬会社によって多少の差はありますが、ほどんど同等と考えてよいかと思います。そのためプレドニンをプレドニゾロンに変更したからといって、効果が減ったり副作用が増えたりといったことはほとんどありません。

ジェネリック医薬品について詳しく知りたい方は、「ジェネリック医薬品の問題点とは?ジェネリックの効果と副作用」をお読みください。

 

8.プレドニゾロンが向いてる人は?

<向いてる人>

プレドニゾロンは中間作用型の中等度の効果があるステロイド内服薬です。そのため、

の場合は、まずプレドニゾロンから処方する場合がほとんどです。一方でアジソン病(ステロイドホルモンが作られなくなる病気)など特殊な病態を除けば、ほとんどがこの抗炎症作用・免疫抑制作用を期待して投与する病気です。

そのため、「ステロイドの内服薬=プレドニゾロン」といっても過言ではないくらい多くの方に処方されています。

特に病気が軽快したら徐々に投与量を減らしていく、逆に病気が悪化したら即座に増やすなど調整量が細かく変わる場合は、長期作用型のステロイド薬だと細かい調整ができません。そういった病態の場合は、特にプレドニゾロンを第一選択肢として使用することが多いです。

さらにプレドニゾロンの特徴として、5mg→4mg→3mg→2.5mgと細かく減らしていくのに非常に適したお薬です。1mgずつ減らすのは先発品にはできません。一方でプレドニンが5mgまで減らして安定している方は、スパッとステロイドを切りたいと思う方も多いです。

しかし自己中断でプレドニンを中断してはいけません。理由は二つあります。

  1. プレドニンを中断することで原疾患が急激に悪化する
  2. 体内にステロイドが足りなくなり副腎不全に陥る

特に2番目の副腎不全は非常に重篤です。プレドニンなどの副腎皮質ホルモンは、実は体内には非常に大切なホルモンなのです。そのため長期間ステロイドを内服で頼っていた方は、急にやめてしまっても体がいきなり自分で作れなくなってる可能性があります。そうするとステロイドが体内に足りなくなり、ステロイド離脱症状が出てきます。

などの症状が起こります。ただしこれらは気が付きづらい症状のため、ステロイド離脱症状が出ていても気が付かない人も多いです。しかし徐々に上記の症状がひどくなることもあるため、ステロイドを長期間内服していた人はプレドニゾロンで徐々に減らして体も慣らす必要があります。

プレドニゾロンを急に辞めるとどのような症状が出るか詳しく知りたい人は、「プレドニンを自己中断してはいけない理由は?ステロイドの離脱症状について」を一読してみてください。

 

9.ステロイドとはどんな物質で、どのような作用があるか?

ステロイドは、体の副腎皮質ホルモンとして作られている物質です。

ステロイドホルモンは、実は体の中で作られているホルモンです。副腎でコルチゾール(ヒドロコルチゾン)に換算して、1日当たり5~30mgのステロイドが分泌されています。一日の中でも分泌量は変化していて、朝に多く分泌されて夜に低下していくホルモンです。

ステロイドホルモンは一言でいうと「ストレスなどの負荷に対して、体が負けずに元気になれ!」と命令するホルモンです。ですから抗ストレスホルモンともいわれます。そのため一部の臓器に作用せず様々な臓器に作用します。

どのように元気にするかというと、攻撃のスイッチを入れる代わりに防御のスイッチを切る作用のあるホルモンなのです。朝にステロイドホルモン量が多いのは、活動性が上がるために攻撃のスイッチを入れる必要があるからです。つまりステロイドは良い面ばかりではなく悪い面もたくさんあります。

ステロイドは副腎から作られたホルモンの総称です。実はステロイドは、

など実に多彩なホルモンが含まれています。ステロイド薬は、糖質コルチコイドと硬質コルチコイドの2種類の作用が主に含まれています。

糖質コルチコイド(コルチゾール・コルチゾン)の作用としては、

  作用機序 副作用
抗炎症
作用
炎症性の物質抑制(サイトカイン抑制)
炎症の経路抑制(アラキドン酸カスケード抑制)
 
免疫抑制
作用
好中球・マクロファージなど免疫細胞の抑制
抗体産生の抑制(免疫反応の抑制)
易感染
骨代謝
作用
腸管のカルシウム吸収抑制骨の細胞の分化抑制、破壊促進 骨粗鬆症
タンパク質異化作用 筋肉のたんぱく質を分解 筋力低下
糖代謝
作用
血糖値を上げる 糖尿病
脂肪代謝
作用
体脂肪増加
コレステロール上昇
脂質異常症
満月様顔貌

など多岐にわたります。この中で、抗炎症作用・免疫抑制作用が主にステロイドに期待される作用です。

一方でもう一つの硬質コルチコイド(アルドステロン・デオキシコルチコステロン)は、

  作用機序 副作用
水・電解質
作用
Na(塩分)の再吸収、貯留水の再吸収、貯留 高血圧
むくみ

硬質コルチコイド自体が少なくなる病気(アジソン病など)以外は、ほとんどこの硬質コルチコイドの作用を期待して投与させることはありません。水や塩分が足りない病態ならば、基本的には点滴などで直接補ってしまいます。

むしろアンジオテンシン阻害薬などの高血圧の治療薬は、この硬質コルチコイドの作用が働かないようにすることで降圧作用をもたらします。

このようにステロイドは、抗炎症作用・免疫抑制作用以外にも様々な作用があるお薬です。

 

まとめ

<メリット>

<デメリット>

<向いてる人>