エバミールの作用時間と半減期

アイコン 2015.8.25 エバミール・ロラメット

エバミールは、入眠障害や中途覚醒を改善する睡眠薬です。安全性が高いので、使いやすい睡眠薬です。エバミールの作用時間や効き方は、半減期をみると予想することができます。

エバミールは最高血中濃度到達時間が1~2時間、半減期が10時間です。エバミールの作用時間は、ちょうど睡眠時間をカバーしています。このようなタイプの睡眠薬は、短時間型ベンゾジアゼピン系睡眠薬とよばれています。

ここでは、エバミールの作用時間と半減期について詳しく見ていきたいと思います。

 

1.薬の半減期とは?

薬を飲んでから血中濃度が半分になるまでの時間のことです。

薬を服用した時の、血中濃度の変化を図に表わして、Tmaxと半減期を説明します。

薬を飲み始めると、直後は血中濃度がどんどんと上がっていきます。薬の吸収がおわると、薬は代謝されて身体から出ていきますので、少しずつ血中濃度が減少していきます。身体が薬を代謝できるスピードは決まっていますので、どれくらいの量であっても一定のスピードで身体から抜けていきます。このため、薬の量が半分になるまでにかかる時間は、内服量にかかわらず一定になります。

この血中濃度が半分になるまでにかかる時間を半減期(T1/2)といいます。T1/2が短いほど、薬の切れ味がよく身体からすぐになくなるといえます。反対にT1/2が長いほど、薬が身体に蓄積しやすいといえます。

薬の効き方を考えるにあたって、もう1つのポイントがあります。最高血中濃度到達時間(Tmax)です。これは文字通りで、血中濃度がピークに達するまでの時間です。効果がでるまでのスピードに関係しています。Tmaxが短いほど、睡眠薬の効果がすぐに表れることを意味しています。

 

2.エバミールの作用時間と効き方

エバミールは半減期が10時間の短時間型睡眠薬です。作用時間は6~7時間で、入眠障害だけでなく中途覚醒にも効果が期待できます。

エバミールを服用するとどのように血中濃度が変化するでしょうか?薬を発売するにあたって、製薬会社がテストを繰り返しています。それによると、エバミールの最高血中濃度到達時間は1~2時間、半減期は10時間となっています。エバミールの量を増減させると多少の違いはありますが、大きくはかわりません。

分かりやすく言うと、エバミールを服用すると1~2時間で血中濃度がピークになります。そこからは少しずつ身体から抜けていき、10時間すると半分の量になります。

寝る前にエバミールを服用すると、30分くらいで効果がでてきて寝つきをスムーズにしてくれます。その後もエバミールの血中濃度は下がらず、睡眠時間をカバーするような形で効果が続きます。多くの方で、作用時間は6~7時間といったところでしょうか。作用時間がどれくらいになるかは人によって異なります。

睡眠薬の量と効果の関係を考えてみましょう。

睡眠薬が有効な濃度は人によって差があります。その濃度を満たしている時間が作用時間になります。ですからエバミールでも、4~5時間しか効かない人もいれば、8~9時間と効きすぎてしまう方もいるのです。

このように、半減期とは薬の濃度が半分になるまでにかかる時間のことで、作用時間を考える目安になります。エバミールは半減期が短い「短時間型」に分類されます。エバミールは安全性が高く、バランスのよい睡眠薬です。

 

エバミールの効果について知りたい方は、
エバミール錠の効果と強さ
をお読みください。

 

3.エバミールの作用時間からわかる特徴

入眠障害だけでなく中途覚醒にも有効です。翌朝の眠気の持ち越し効果に注意が必要です。

睡眠薬のタイプ(作用時間)と特徴をまとめました。

睡眠障害にもいろいろなタイプがあります。寝つきが悪い「入眠障害」、途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」、明け方に目が覚めてしまう「早朝覚醒」。睡眠障害のタイプに合わせて、睡眠薬の作用時間を変えていきます。超短時間型や短時間型は、薬の効果はすぐに出てきます。中間型や長時間型は、身体に薬が少しずつたまって効果が出てきます。中間型は4~5日かけて、長時間型は1週間以上かけて効果が安定します。どちらも寝つきやすい土台を作っていくようなお薬です。

エバミールは短時間型ですから、寝付けなくて困っている方に効果があります。睡眠時間をカバーするように作用するので、中途覚醒にも有効です。エバミールを服薬すると30分ほどで眠気が出てきます。

 

副作用としては、翌朝に眠気やだるさなどが出てしまうことがあります。人によっては、エバミールが朝まで残って効きすぎてしまいます。翌朝にも睡眠薬の効果を持ち越してしまう「持ち越し効果」がみられるのです。睡眠時間をちゃんと確保しても改善がない場合は、減薬や作用時間の短い睡眠薬への変更を検討します。エバミールで持ち越し効果がみられたとしても、作用時間はそこまで長くないので比較的すぐに改善していきます。

 

4.睡眠薬での作用時間の比較

エバミールは、短時間型に分類されます。短時間型の中では作用時間が長いです。

代表的ンな睡眠薬の作用時間(半減期)を比較しました。

睡眠薬の作用時間の違いを比較してみましょう。

薬の効果を見る時は、最高血中濃度到達時間(ピーク時間)と半減期をみていきます。半減期とは、薬の濃度が半分になるまでにかかる時間のことです。

最高血中濃度到達時間が短いほど、効きが早いということですね。ほとんどの睡眠薬が1~3時間になっているかと思います。中間型や長時間作用型では長いものがありますね。これらのお薬では即効性はあまり期待できません。

半減期をみると作用時間が予想できます。超短時間型や短時間型では、即効性を期待して使われます。入眠障害だけで困っているならば超短時間型、中途覚醒で困っているならばエバミールなどの短時間型がよいでしょう。

中間型や長時間型は、身体に薬が少しずつたまっていくことで寝付きやすい土台を作るようなお薬です。中間型は4~5日かけて、長時間型は1週間以上かけて効果が安定します。

 

まとめ

半減期とは、薬を飲んでから血中濃度が半分になるまでの時間のことです。

エバミールは半減期が10時間です。作用時間は6~7時間です。

エバミールは、短時間型に分類されます。短時間型の中では作用時間が長いです。

入眠障害だけでなく中途覚醒にも有効です。翌朝の眠気の持ち越し効果に注意が必要です。