ユーロジン錠1mg・2mgの薬価と使い分け

アイコン 2015.8.24 ユーロジン

ユーロジンは昔からあるベンゾジアゼピン系睡眠薬ですが、今でもよく処方されています。中間型睡眠薬に分類されています。入眠作用はそこまで強くありませんが寝付きやすい土台を作ってくれて、中途覚醒や早朝覚醒に効果が期待できます。

ユーロジンの錠剤としては1mgと2mgの2種類が発売されています。まずは1mgからはじめて、効果をみながら増減させていきます。ここでは、ユーロジン錠1mg・2mgの実際の使い方や薬価についてご紹介していきます。

ユーロジンの効果について詳しく知りたい方は、
ユーロジン錠の効果と作用時間
をお読みください。

 

1.ユーロジン錠1mg・2mgはどうやって使うのか?

ユーロジンは1mgから始めます。効果をみて1mg~4mgで使用することができます。

ユーロジンは、少しずつ身体にお薬が蓄積して効果がでてくる睡眠薬です。服用を続けていくことで寝付きやすい土台をつくる睡眠薬なのです。このような睡眠薬ですので、即効性はあまり期待できません。まずは少量の1mgから使って、効果を見ていくことが多いです。

ユーロジンの効果が安定してくるまでには4~5日の時間がかかります。ですから、ユーロジンを開始してから1週間は様子を見ていきます。もしも不眠が十分に改善できなければ、1mgずつ増量して4mgまで使うことができます。それ以上は増量しても効果が少ないです。睡眠薬が効かないからといってたくさん飲んでも、効果には限界があります。

ユーロジン4mgでも効果がないときは、薬の変更や作用の異なる睡眠薬の併用を考えていきます。ユーロジン1mgで副作用が目立つ時は、他の睡眠薬に切り替えていきます。

 

2.ユーロジン錠1mg・2mgの薬価

ユーロジン錠のジェネリック(エスタゾラム錠)では、薬価が8割弱になります。

ジェネリックになると安くなると言われていますね。ユーロジンでもジェネリックが発売されています。薬価の違いを比べてみましょう。

<先発品>

商品名 剤形 薬価
ユーロジン錠 1mg 9.9円
ユーロジン錠 2mg 15.6円
ユーロジン散 1% 59.3円/g

<ジェネリック(後発品)>

商品名 剤形 薬価
エスタゾラム錠 1mg 7.5円
エスタゾラム錠 2mg 12.3円

 

ユーロジン錠をジェネリックのニトラゼパム錠にすると、1mgでは7割5分ほど、2mgでは8割ほどとなります。他のジェネリックに比べると価格的なメリットが少ないです。これは、ジェネリックを発売している会社が1社しかないためでしょう。共和薬品から、ニトラゼパム「アメル」が発売されています。

※2015年8月23日現在の薬価です。

 

3.ユーロジン錠とエスタゾラム錠での違い(効果や副作用)

ユーロジンの作用時間が変わることで、効果や副作用に多少の違いが出てきます。

成 分が同じだからといってまったく効果が同じかというと、そういうわけではありません。薬のコーティング、溶け方、吸収のされ方などは、製薬会社によって異 なります。とはいってもユーロジンの後発品と認めてもらうためには、ちゃんと基準があります。ジェネリックのエスタゾラムを服用してからの血中濃度の変化が、 ユーロジンと比べて誤差80~125%の間にあることが条件なのです。

だいたいは同じような効き方をするのですが、血中濃度がピークになるまでの時間(最高血中濃度到達時間)や血中濃度が半分になるまでの時間(半減期)に違いが出てきます。睡眠薬の場合は、作用時間が重要なので効果や副作用に違いがでることがあります。

ユーロジンは半減期が24時間と、寝付きやすい土台をつくるような睡眠薬です。このため影響は少ないですが、作用時間が短くなってしまうと早朝覚醒などが認められることがあります。反対に長くなってしまうと、翌朝の眠気の「持ち越し効果」が認められます。

 

4.ユーロジン錠1mg・2mgの使い分け

大きな剤形を使うと調節しづらくなるというデメリットがあります。

ユーロジン錠1mgで効果がないときは、2mgに増量します。もちろん、1mg錠2つと2mg錠1つは同じ効果が期待できます。経済的な面だけを考えれば、2mg錠にした方が経済的ですね。

自己負担が3割の方が1か月服薬した場合で考えてみましょう。ユーロジン錠2mg1つとユーロジン錠1mg2つの金額の差は38円になります。これくらいの差ですので、あえてユーロジンを1mg錠で出すことも多いです。

睡眠薬は眠れれば飲まなくていい薬です。このようにしておけば調節がしやすいので便利です。しばらく薬の調整ができない方や、2錠飲むのがめんどくさいという方、薬の数が増えることが不安という方では、大きな規格の錠剤を使うとよいでしょう。

 

効きすぎてしまった場合は減量します。ユーロジン錠には割線が入っているので、薬局に頼めば割ることができます。ただ、ユーロジン錠1mgでデメリットが目立つのでしたら、他の睡眠薬に変えた方がよいかも知れません。

 

5.ユーロジンは漫然と使わないこと!

ユーロジンは段階的に量を増やしていき、落ち着いたら段階的に減量していく意識を持ちましょう。そのためにも生活習慣の意識が大切です。

ユーロジンは依存性が少ない睡眠薬です。そうはいっても長期間にわたって使っていると、依存が形成されてしまうこともあります。ですから、漫然とした使用は避けなければいけません。

ユーロジンを使う時は、睡眠に良い生活習慣も必ず意識して取り入れるようにしましょう。

ユーロジンは1mg~4mgを常用して使っていきます。入眠障害には効果が弱いので、寝つきが悪いときは超短時間型のマイスリーやアモバンやルネスタ、短時間作用型のレンドルミンなどを併用していきます。できれば寝付けない時だけに頓服にしておいた方がよいです。

 

心身の状態が落ち着いてきたら、少しずつ睡眠薬を減薬していく意識を持つことが大切です。そのためにも、生活習慣の意識などをしておくことが大切なのです。

睡眠に良い生活習慣について詳しく知りたい方は、
不眠を解消する9つの方法
をお読みください。

 

まとめ

ユーロジンは1mgから始めます。効果をみて1mg~4mgで使用することができます。

ユーロジン錠のジェネリック(エスタゾラム錠)では、薬価が8割弱になります。

大きな剤形(2mg錠)を使うと、調節しづらくなるというデメリットがあります。

段階的に量を増やしていき、落ち着いたら段階的に減量していく意識を持ちましょう。そのためにも生活習慣の意識が大切です。