レンドルミンの半減期からわかること

アイコン 2015.8.16 レンドルミン

半減期とは、薬を服用してから血中濃度が半分になるまでにかかる時間のことです。薬の半減期をみると、睡眠薬の効き方を予想することができます。また、気を付けなければいけない副作用も変わってきます。

レンドルミンの半減期は7時間で、短時間型睡眠薬ともよばれています。

ここでは、レンドルミンの半減期からどんなことがわかるのか、詳しく説明していきたいと思います。

 

1.薬の半減期とは?

薬を飲んでから血中濃度が半分になるまでの時間のことです。

薬を服用した時の、血中濃度の変化を図に表わして、Tmaxと半減期を説明します。

薬を飲み始めると、直後は血中濃度がどんどんと上がっていきます。薬の吸収がおわると、薬は代謝されて身体から出ていきますので、少しずつ血中濃度が減少していきます。身体が薬を代謝できるスピードは決まっていますので、どれくらいの量であっても一定のスピードで身体から抜けていきます。このため、薬の量が半分になるまでにかかる時間は、内服量にかかわらず一定になります。

この血中濃度が半分になるまでにかかる時間を半減期(T1/2)といいます。T1/2が短いほど、薬の切れ味がよく身体からすぐになくなるといえます。反対にT1/2が長いほど、薬が身体に蓄積しやすいといえます。

薬の効き方を考えるにあたって、もう1つのポイントがあります。最高血中濃度到達時間(Tmax)です。これは文字通りで、血中濃度がピークに達するまでの時間です。効果がでるまでのスピードに関係しています。Tmaxが短いほど、睡眠薬の効果がすぐに表れることを意味しています。

 

2.レンドルミンの半減期と睡眠薬での比較

半減期は7時間です。

代表的な睡眠薬の最高血中濃度到達時間(Tmax)と半減期(T1/2)を比較してみましょう。

代表的ンな睡眠薬の作用時間(半減期)を比較しました。

これを見ると、レンドルミンは半減期が比較的短い睡眠薬であるということがわかります。ベンゾジアゼピン系睡眠薬では短時間型睡眠薬に分類されます。レンドルミンは、薬を飲み始めてから血中濃度がピークになるまでには1.5時間ほどしかかかりません。そこから7時間かけて半分の量になります。即効性があって、しっかりと睡眠時間をカバーしてくれる睡眠薬であることがお分かりいただけると思います。

 

レンドルミンの効果について知りたい方は、
レンドルミン錠の効果と強さ
をお読みください。

 

3.レンドルミンの半減期からわかる特徴

入眠障害だけでなく中途覚醒にも効果が期待できます。持ち越し効果や依存性に注意が必要です。

睡眠薬のタイプ(作用時間)と特徴をまとめました。

睡眠障害にもいろいろなタイプがあります。寝つきが悪い「入眠障害」、途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」、明け方に目が覚めてしまう「早朝覚醒」。睡眠障害のタイプに合わせて、睡眠薬の作用時間を変えていきます。超短時間型や短時間型は、薬の効果はすぐに出てきます。中間型や長時間型は、身体に薬が少しずつたまって効果が出てきます。中間型は4~5日かけて、長時間型は1週間以上かけて効果が安定します。どちらも寝つきやすい土台を作っていくようなお薬です。

レンドルミンは短時間型ですから、寝付けなくて困っている方に効果があります。睡眠時間をカバーするように作用するので、中途覚醒にも有効です。薬の効果の立ち上がりも早く、レンドルミンを服薬すると15~30分もすると眠気に襲われます。

 

副作用としては、翌朝に眠気やだるさなどが出てしまうことがあります。人によっては、レンドルミンが朝まで残って効きすぎてしまうことがあるのです。翌朝にも睡眠薬の効果を持ち越してしまう「持ち越し効果」がみられるのです。睡眠時間をちゃんと確保しても改善がない場合は、減薬や作用時間の短い睡眠薬への変更を検討します。持ち越し効果がみられたとしても作用時間はそこまで長くないので、比較的すぐに改善していきます。

レンドルミンの依存性も注意しなくてはいけません。作用時間はそこまで短くありませんが、レンドルミンはやや強い睡眠薬です。しっかりと眠れるようになる睡眠薬なので、「効いた」という実感も得やすいです。漫然と使用を続けていると、レンドルミンが身体に慣れてしまいます。すると、中止しようとするときに離脱症状や反跳性不眠といったひどい不眠がみられることがあります。そのせいで薬をなかなかやめられなくなってしまいます。

 

まとめ

薬の半減期とは、薬を飲んでから血中濃度が半分になるまでの時間のことです。

レンドルミンの半減期は7時間です。入眠障害だけでなく中途覚醒にも効果が期待できます。持ち越し効果や依存性に注意が必要です。