エチゾラム錠0.25mg・0.5mg・1mgの薬価と実際の使い方

アイコン 2015.9.17 デパス

エチゾラムは、抗不安薬デパスのジェネリックです。

エチゾラムは強力な効果が期待できる抗不安薬で、不安感や緊張感をしっかりと抑えてくれます。その分副作用も多いのですが、効果の強さからよく使われています。

エチゾラムの錠剤としては、0.25mg・0.5mg・1mgの規格が発売されています。エチゾラムは、頓服として使われるときと常用薬として使われるときがあります。ここでは、エチゾラム錠0.5mgの実際の使い方や薬価についてご紹介していきます。

エチゾラムの効果について詳しく知りたい方は、
エチゾラム錠の効果と効能の強さ
をお読みください。

 

1.エチゾラム錠0.25mg・0.5mg・1mgの使い分け

エチゾラムは頓服で使う場合と常用する場合があります。頓服としては0.25~1mg、常用薬としては1~3mgで使っていきます。

まずは、エチゾラムの使い方をみていきましょう。エチゾラムを使っていく時は、できるだけ少なく使っていくように意識していきます。エチゾラムを使う時のステップには3段階あります。

①エチゾラム頓服
②メイラックスなどの長時間型抗不安薬+エチゾラム頓服
③エチゾラム常用

 

できれば①のように、休肝日ならぬ「休薬日」が作れると理想的です。例えば、

こんな場合は、つらい時だけに服用する「頓服」で何とかなるかもしれません。頓服ですと、薬に依存することもありません。

 

不安やつらい時が多く、1日中カバーする必要がある時は常用していきます。このような時には、まずは②のように長時間作用型の抗不安薬(メイラックスなど)を常用しながら、エチゾラムを頓服として使っていきます。長時間型の抗不安薬は即効性には欠けるものの、身体にお薬がたまっていって1日中効果を発揮します。長時間型のお薬は身体からゆっくりと抜けていくので、依存もしにくいです。

それでもコントロールできない時は、③のようにしっかりとエチゾラムを常用します。エチゾラムは抗不安作用が強力なので、どうしても落ち着かない時には常用されることも多いです。

 

頓服として使う時は、エチゾラムは0.5mgから使っていくことが多いです。高齢者や体格の小さな女性の方では、0.25mgから始めてみることもあります。0.5mgで効果が不十分でしたら、1mgに増量します。3mgまで使えるお薬ですが、頓服として使う量は1回1mgまでです。

1mg使う時は、0.5mg錠剤2つとすることも1mg錠剤1つとすることもあります。0.5mg錠剤にしておいた方が、不安の程度によって量をかえることができます。ジェネリックでは薬価が倍になってしまいますが、もともと安いお薬なので金額にしてみると大きくかわりません。

エチゾラムを常用する場合は、1mg~3mgで使っていきます。1日2回~3回で使っていくことが多く、一番しっかりと使う方では1mg錠を3回(3mgまで)服用できます。

 

2.デパス錠とエチゾラム錠の違い(薬価)

0.25mg・0.5mgの量では、エチゾラム錠からエチゾラム錠にすると、2/3くらいの薬価になります。デパス錠1mgからエチゾラム錠1mgにすると、5割くらいの薬価になります。

ジェネリックになると安くなると言われていますね。エチゾラムは発売から時間がたっているので、薬価も安くなっています。ジェネリックにするとさらに安くなります。実際に薬価を比較してみましょう。

<先発品>

商品名 剤形 薬価
エチゾラム錠 0.25mg 9.0円
エチゾラム錠 0.5mg 9.0円
エチゾラム錠 1mg 13.0円
エチゾラム細粒 1% 119.2円/g

<ジェネリック(後発品)>

商品名 剤形 薬価
エチゾラム錠 0.25mg 5.8~6.2円
エチゾラム錠 0.5mg 6.0~6.3円
エチゾラム錠 1mg 6.4~9.6円
エチゾラム細粒 1% 26.8円/g

※2015年9月17日現在の薬価です。

エチゾラムのジェネリックのエチゾラムでは、量によって薬価の違いがほとんどありません。先発品のエチゾラムでは、当然量が増えれば薬価が高くなります。このため、エチゾラムの量が多い錠剤の方がジェネリックにするメリットが大きくなります。

エチゾラム1mg錠は、ジェネリックの恩恵を一番うけることができます。エチゾラム1mg錠からエチゾラム1mg錠にかえると、5割くらいの薬価になります。

エチゾラム0.25mgや0.5mgでは、ジェネリックのエチゾラムにすると、2/3くらいの薬価になります。この2つの剤形は、薬価に差がありません。0.5mgでは高齢者には強すぎるため、2012年に0.25mg錠が発売されました。このような経緯があるので、薬価は同じくらいとなっています。

エチゾラムのジェネリックは、かつてはエチカーム・メディピース・パルギンなど様々なお薬が発売されていました。ジェネリックの名称は一般名(成分名)に統一するという最近の流れをうけて、現在はエチゾラムに統一されています。

 

3.デパス錠とエチゾラム錠の違い(効果や副作用)

エチゾラムとエチゾラムには多少の血中濃度の変化に違いがあります。効果や副作用の出方が、多少異なる可能性はあります。

成分が同じだからといってまったく効果が同じかというと、そういうわけではありません。薬のコーティング、溶け方、吸収のされ方などは、製薬会社によって異なります。エチゾラムの後発品と認めてもらうためには、ちゃんと基準があります。ジェネリックのエチゾラムを服用してからの血中濃度の変化が、エチゾラムと比べて誤差80~125%の間にあることが条件なのです。

だいたいは同じような効き方をするのですが、血中濃度がピークになるまでの時間(最高血中濃度到達時間)や血中濃度が半分になるまでの時間(半減期)に違いが出てきます。即効性のある抗不安薬の場合は、作用時間のスピードが重要です。作用時間がかわることで、効果や副作用に違いがでることがあります。

 

エチゾラムは最高血中濃度到達時間が3時間、半減期が6時間のお薬です。製薬会社によって、この血中濃度の変化に微妙な違いが出てきてしまいます。

有効成分はまったく同じなので、効果や副作用の特徴に大きな違いがあるわけではありません。血中濃度の変化に違いがあるので、それに応じて効果の発現・作用時間・副作用の強さなどが多少異なってきます。エチゾラムは実感があるお薬なので、この違いを大きく感じる方もいらっしゃいます。

 

4.エチゾラムは漫然と使わないこと!

エチゾラムは段階的に量を増やしていき、落ち着いたら段階的に減量していく意識を持ちましょう。

エチゾラムは強力な効果がある反面、依存性が強い抗不安薬です。長期間にわたって使っていると、依存が形成されてしまうことが多いです。ですから、漫然とした使用は避けなければいけません。

エチゾラムを使う時は、できるだけ頓服で使うようにします。連用しなければ依存は形成されにくくなります。アルコールをイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、休肝日をちゃんと作っていればアル中になったりしないですよね。これと同じです。

エチゾラムを使っていくステップは、

①エチゾラム頓服
②メイラックスなどの長時間型抗不安薬+エチゾラム頓服
③エチゾラム常用

となっていましたね。必要な量を使うようにしましょう。そして、状態が落ち着いてきたら少しずつ減らしていくことが必要です。最終的には、「エチゾラムはお守り」となってくれれば理想的ですね。

 

エチゾラムの依存について詳しく知りたい方は、
エチゾラムの依存性と8つの対策
をお読みください。

 

まとめ

エチゾラムは頓服で使う場合と常用する場合があります。頓服としては0.25~1mg、常用薬としては1~3mgで使っていきます。

0.25mg・0.5mgの量では、エチゾラム錠からエチゾラム錠にすると、2/3くらいの薬価になります。デパス錠1mgからエチゾラム錠1mgにすると、5割くらいの薬価になります。

エチゾラムとエチゾラムには多少の血中濃度の変化に違いがあります。効果や副作用の出方が、多少異なる可能性はあります。

エチゾラムは段階的に量を増やしていき、落ち着いたら段階的に減量していく意識を持ちましょう。