リーゼとジェネリックの違いとは?

アイコン 2015.9.18 リーゼ

リーゼは1978年に発売されたので、40年近くの年月がたっています。このため、既にジェネリックが発売されています。

リーゼのジェネリックは、以前は「イソクリン」をはじめとして様々な商品名のお薬がありました。現在は「クロチアゼパム」という一般名(成分名)に統一されつつあります。クロチアゼパム「サワイ」、クロチアゼパム「トーワ」、クロチアゼパム「日医工」などが発売されています。

それでは、先発品のリーゼとジェネリック(クロチアゼパム)にはどのような違いがあるのでしょうか?詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

1.クロチアゼパムとは?

リーゼのジェネリックは、クロチアゼパムに統一されつつあります。

リーゼの有効成分はクロチアゼパムといいます。リーゼは日本では1978年から発売されています。

開発には莫大なお金がかかりますので、その権利を保障するために10年ほどは特許で守られます。この特許がきれると、ジェネリックが発売できるようになります。リーゼもすでに特許がきれているので、ジェネリックが発売されています。

薬によっては様々な名前のジェネリックが発売されていることもありましたが、紛らわしさから一般名(成分名)に統一しようという流れになってきています。リーゼであれば、クロチアゼパムに統一しようということになります。

リーゼもいろいろな商品名がありましたが、クロチアゼパムとして上記のように名称変更されています。

 

2.リーゼとジェネリックの違い(薬価・剤形)

リーゼ錠からジェネリックのクロチアゼパム錠にすると、7~8割ほどの薬価の違いとなります。ジェネリックにすることでの薬価のメリットはあまりありません。

ジェネリックになると安くなると言われていますね。リーゼは発売が古く、もともと安いお薬です。ですから、先発品とジェネリックではほとんど薬価がかわりません。実際に薬価を比較してみましょう。

<先発品>

商品名 剤形 薬価
リーゼ錠 5mg 6.9円
リーゼ錠 10mg 12.6円
リーゼ顆粒 10% 113.1円/g

<ジェネリック(後発品)>

商品名 剤形 薬価
クロチアゼパム錠 5mg 5.6円
クロチアゼパム錠 10mg 9.3円

 

リーゼは発売から時間がかなりたっています。先発品の薬価もかなり落ちており、ジェネリックのメリットはそこまでありません。リーゼ5mgをジェネリックにすると、8割ほどの薬価になります。リーゼ10mgをジェネリックにすると、7割強の薬価になります。あまり変わりませんね。

リーゼ錠でもクロチアゼパム錠でも、5mg錠2つよりも10mg錠1つの方が経済的です。また、後発品には顆粒のお薬は発売されていません。

※2015年9月18日現在の薬価です。

 

3.リーゼとジェネリックの効果の違い

ほとんど効果は同じと考えられますが、効き方の違いを感じる方もいます。

リーゼの効果について知りたい方は、
安定剤リーゼ錠の効果・効能
をお読みください。

 

成分が同じだからといってまったく効果が同じかというと、そういうわけではありません。薬のコーティング、溶け方、吸収のされ方などは、製薬会社に よって異なります。このように製薬会社によって違いはありますが、リーゼのジェネリックと認めてもらうためには、ちゃんと基準があります。

ジェネリックのクロチアゼパムを服用してからの血中濃度の変化が、リーゼと比べて誤差80~125%の間にあることが条件なのです。

こういわれると最大で45%も違うのかと驚かれるかもしれませんが、そういうことではありません。薬の吸収や代謝の個人差を考えれば、この間に入っていれば統計的に同じとみなせるのです。

実際に930ものジェネリックと先発品を比較すると、最大血中濃度では4.61±3.41%の差しかなかったと報告されています。

 

このようにクロチアゼパムとリーゼでは、血中濃度がピークになる時間や身体から薬が抜けていくスピードなどがほとんど同じです。この違いは小さいのですが、人によってはちょっとした差を感じる方もいらっしゃいます。

ですから、ジェネリックにかえたことで調子が悪くなる方もいらっしゃいます。先発品とジェネリックの違いもありますが、気持ちの問題も大きいです。薬を変えてしまったということを不安に思ってしまったり、ジェネリックだから効果が弱いという思い込みなどから効かなくなってしまうこともあります。

ジェネリックにしてから調子がよくないと思ったら、主治医に相談して先発品のリーゼにかえてもらいましょう。

 

4.リーゼとジェネリックの副作用の違い

副作用のおおまかな特徴は同じですが、眠気やふらつきの出方が多少異なることがあります。

クロチアゼパムの副作用について知りたい方は、
リーゼの副作用(対策と比較)
をお読みください。

 

ジェネリックのクロチアゼパムは、リーゼと有効成分は全く同じです。有効成分が同じですから、副作用のおおまかな特徴はかわりません。ですが、薬の効き方が多少異なりますので、副作用の出方に影響があります。

薬の血中濃度のピークは、リーゼが1時間後となっています。クロチアゼパムもほとんど変わらないことが示されていますが、人によっては副作用の出方も異なります。半減期は6時間としばらく効果も続くので、飲み始めて1~2時間は眠気やふらつきの副作用に注意が必要です。

 

まとめ

リーゼのジェネリックは、クロチアゼパムに統一されつつあります。

リーゼ錠からジェネリックのクロチアゼパム錠にすると、7~8割ほどの薬価の違いとなります。ジェネリックにすることでの薬価のメリットはあまりありません。

ほとんど効果は同じと考えられますが、効き方の違いを感じる方もいます。

副作用のおおまかな特徴は同じですが、眠気やふらつきの出方が多少異なることがあります。