不安障害や神経症をSTAI(状態-特性不安検査)でチェック

アイコン 2016.7.1 診断テスト・チェックリスト

不安は誰しもが持ち合わせている感情ですが、精神疾患では不安が病的に高まってしまうことがよくあります。

不安がどの程度強いのか、それを客観的にはかる心理検査として、STAI(状態-特性不安検査)がよく使われます。

STAIでは、その時点での不安の強さと、もともとの不安のなりやすさを分けて評価していきます。不安になりやすい人がいつも不安が強いとは限りませんし、不安になりにくい人でも極度の緊張状態では不安になってしまいます。

STAIは自分で記入して行っていく検査で、これによって不安の程度を測っていくことができます。ここでは、臨床でも症状の程度の評価としてよく使われるSTAIをご紹介していきます。

 

1.状態-特性不安検査(STAI)とは?

その時点での不安の程度をあらわす状態不安と、元々の不安になりやすさをあらわす特性不安の2つに分け、不安の程度を評価する心理検査です。

精神疾患の患者さんでは、どのような病気でも不安が高まることはよくあります。不安の程度を評価する検査として、STAI(State-Trait Anxiety Inventory)という心理検査がよく使われています。

STAIでは、不安を状態不安と特性不安の2つに分けます。状態不安とは、その時点での不安になります。それに対して特性不安は、不安になりやすさといった性格傾向からくる不安です。

この2つを分けることで、一時的に不安が高まっている状態なのか、それとも元々不安が強い人なのかをみていくことができます。

STAIは、患者さんが自分で質問紙に記入して行っていく検査になります。患者さんに不安を質問紙で確認していくと、患者さんは「普段のこと」をイメージして答えがちになります。

このためSTAIでは、状態不安は「今現在」をイメージして答えていただき、特性不安は「普段」をイメージして答えていただきます。状態不安では質問項目に自分が当てはまるものを選び、特性不安では頻度を答えていきます。

その評価は男女でも点数の判定が異なります。Ⅰ~Ⅴの5段階で評価していきます。

 

2.不安障害・神経症をSTAIでセルフチェック

あなたの性別を教えてください。
STAI-1(今現在をイメージしてください)
STAI-2(普段をイメージしてください)



STAI-1は状態不安、STAI-2は特性不安を表しています。
合計点が高ければ高いほど不安が高いといえます。
「状態」は、今の不安の強さがわかります。
「特性」は、元々の不安のなりやすさがわかります。