GAD-2とGAD-7で全般性不安障害をチェック

アイコン 2016.7.2 診断テスト・チェックリスト

全般性不安障害(GAD)とは、慢性的な不安が持続することを特徴とする病気です。

日常生活の様々な出来事や場面において不安や心配が絶え間なく続き、さまざまな精神症状や身体症状が認められます。

しかしながら全般性不安障害は、慢性不安という病気としての輪郭がはっきりしません。「過剰な心配性」や「他の病気の症状」と判断されてしまうことも少なくありません。

これは患者さんだけでなく、専門家でも判断が分かれることが多いです。このため、患者さんはなかなか病院に受診しませんし、受診しても正しく診断されず、治療されないことも少なくありません。

全般性不安障害かどうかをスクリーニングする心理検査として、GAD-2とGAD-7があります。ここでは、GAD-2・GAD-7をご紹介していきたいと思います。

 

1.GAD-2・GAD-7とは?

全般性不安障害のスクリーニング検査になります。GAD-2は質問が2項目になりますが、スクリーニングとしては十分な感度と特異度があります。

GAD2・GAD-7(Generalized Anxiety Disorder questionnaire2・7)は、全般性不安障害のスクリーニング検査になります。

国際的なうつ病や不安に関する学術グループ(international consensus group on depression and anxiety)で、spitzerらによって作られました。

GAD-7の原文(英文)

GAD-7は、質問項目は7つあります。0~3の4段階で点数をつけて、27点満点のうち8点以上(文献によって7~10点)であれば全般性不安障害が疑われます。

それにたいしてGAD-2は、GAD-7のはじめの2つの質問のみを取り出したものです。点数のつけ方は同じで、3点以上であれば全般性不安障害が疑われます。

検査には感度(病気の人を検出できる確率)と特異度(病気じゃない人を除外できる確率)がありますが、この両方が高い方がより有効な検査といえます。

GAD-7の感度は89%・特異度82%と、とても高いです。質問数の少ないGAD-2でも、感度76%・特異度81%となっていますので、とても有用な検査です。(※文献によって結果は多少前後します。)

その上で最後に、仕事や家事、対人関係での困難さを確認します。

 

2.全般性不安障害をGAD-2・GAD-7でチェック




全般性不安障害:GAD-7
7点以下正常範囲
8点以上全般性不安障害の疑い