認知行動療法とはどういう治療法なのか

2016.3.19 うつの心理療法

心の病気の治療は、薬物療法と精神療法の2つが中心となっています。

日本では一人の医師がたくさんの患者さんを診察していく医療制度ということもあり、薬物療法が中心でした。精神療法はどうしても時間がかかってしまうため、あまり力を入れて行えませんでした。

精神療法にはさまざまな種類がありますが、その中でも認知行動療法は、日々の日常を扱うので患者さんは取りくみやすい治療法です。うつ病や不安障害の患者さんの中でも知られるようになってきて、認知行動療法を希望される方も増えてきました。

薬物療法と同等以上ともいうべき治療効果も注目され、2016年度の診療報酬改定によって教育を受けた看護師による認知行動療法が保険で認められるようになりました。

ここでは、認知行動療法とはどのような治療法なのか、そして現在ではどのようにして認知行動療法がうけられるのか、詳しくお伝えしていきたいと思います。


対人関係社会リズム療法とは?

2016.2.15 うつの心理療法

すべての心の病気に言えることなのですが、生活リズムをととのえるのはとても大切なことです。

生活リズムが整うだけで症状が多くの患者さんで症状がよくなっていきます。心と身体は密接に関係していて、身体の調子を整えることが心の調子を整えることに繋がるのです。

生活リズムを整えましょうというのはとても簡単なのですが、実際に整えていくのはとても難しいのです。具体的にはどのようにしていけばよいのでしょうか。

行動療法的なアプローチとして、対人関係社会リズム療法(IPSRT)というものがあります。ここでは、対人関係社会リズム療法による生活リズムの整え方をご紹介していきます。


うつや不安を和らげる音楽療法の効果とは?

2016.2.5 うつの心理療法

心地のよい音色をきくと心が落ち着く、皆さんも経験されたことがあると思います。音楽にリラックス効果があることは、経験的にも知られてきていました。多くの医療や福祉の現場では、音楽が取り入れられています。

治療効果というよりも、人がいるところに音楽があることは自然なことなのかもしれません。音楽はいつの時代にも人の営みと共にあり、心を通わせてきました。

現在では、音楽療法という形で意識的にうつや不安をはじめ、様々な精神科治療に取り入れられてきています。ここでは、音楽療法のもつ治療的意義をお伝えしたいと思います。


対人関係療法とはどういう治療法なのか

2016.1.14 うつの心理療法

社会生活の中でのストレスとして一番大きなものは、やはり人間関係のストレスです。患者さんにとっての「重要な他者」との対人関係を見直していき、再構築をはかっていく中で自尊心を高めていくのが対人関係療法です。

対人関係療法は、認知行動療法(CBT)とあわせてエビデンス(研究による根拠)がしっかりとしている精神療法です。精神療法としては期間を区切って行っていくものですが、外来でも対人関係療法の考え方をふまえながら患者さんと接していくと、次第と変化がうまれていきます。

ここでは、対人関係療法についてお伝えしていきたいと思います。


うつ病治療に役立つマインドフルネスとは?

2015.11.3 うつの心理療法

みなさんは「マインドフルネス」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

心理療法の世界での言葉ですが、日本でも古来から座禅や茶道などで行われてきたことに通じます。世界を見渡しても、ヨガや太極拳などがありますね。

マインドネスはリラックス法とは違います。「今ここにある自分」に目を向けさせるようにする方法です。今の積み重ねがやがて未来をつくり、過去をつくっていくのです。

ストレスマネージメントの方法として取り入られることが多いマインドフルネスですが、うつ病の患者さんの治療にも役に立ちます。ここでは、マインドフルネスがうつ病治療にどのように役に立つのか、お伝えしていきたいと思います。


うつ病に効果的な行動活性化療法とは?

2015.11.2 うつの心理療法

うつ病の治療というと、抗うつ剤などによる薬物療法が中心となっています。

もちろん病院では、お薬を出すだけでなく患者さんの心理的な面からアプローチもしていますが、時間の制約があります。しっかりとした心理療法を受けようとするとカウンセリングなどがありますが、保険もきかないのでお金がかかってしまってなかなかできません。

心理療法の中でも行動療法は、外来でも簡易的に行いやすいです。うつ病の行動療法として、近年は行動活性化療法が注目されています。物事のとらえ方である認知も含めて「行動」ととらえて、行動をかえていくことで内面の安定を探っていきます、

ここでは、行動活性化療法についてお伝えしていきたいと思います。