解離性健忘をチェック!解離性健忘の症状・原因・診断基準・治療

2017.1.8 解離性障害

解離性健忘とは、個人的な経験や出来事といったエピソード記憶に関して、確かに記憶しているはずなのに思い出せなくなってしまうことです。

解離性健忘が認められる方の多くは、何らかの外傷体験(トラウマ)をかかえています。そのトラウマに関係したエピソード記憶の健忘がみられることが一般的で、過去のことを思い出せなくなる逆行性健忘になります。とはいっても記憶がなくなっているわけではなく、何らかのきっかけでフラッシュバックしてしまうこともあります。

このような解離性健忘ですが、はじめは気が付かない方も多いです。仕事や家庭などの社会生活の中で違和感を感じて、記憶の空白に気がつくこともあります。

ほかの解離性障害の部分症状として認められることもあります。ストレスになる出来事があると記憶を分離して自分を守るという、一種の防衛機制のようになっている側面があります。このため解離性健忘は、薬物療法だけではなく精神療法が重要になる病気になります。

ここでは、解離性健忘についてみていき、その症状・原因・診断基準・治療についてチェックしていきたいと思います。


離人感・現実感消失症(離人症)の症状・原因・診断基準・治療

2017.1.5 解離性障害

離人感・現実感消失症とは、離人症と現実感消失症に症状を分けることができます。

離人症とは、実際の体験と感覚・感情・思考・行動などといったことがバラバラになり、自己が分離して感じられることです。「感情がわからない」「自分がよそよそしく感じる」「外から自分をみているようだ」といった症状がみられます。

それに対して現実感消失症では、周りの世界に対する非現実間やなじみのなさといった外界の知覚が分離されている感じがします。「霧の中にいるようだ」「まわりの景色に現実感がない」「自分と世界の間に膜があるようだ」といった症状がみられます。

これらは本質的には差がないため、新しい診断基準では離人感・現実感消失症とまとめられました。そして解離性障害に分類されましたが、離人症は解離性障害だけに特徴的な症状ではありません。例えば統合失調症など、様々な病気でも認められます。

ここでは、解離性障害としての離人感・現実感消失症をみていくことで、離人症について考えていきたいと思います。


解離性障害の程度をDESでセルフチェック

2016.11.25 解離性障害

解離性障害とは、ストレスによって感覚や情動、意識や記憶、自己同一性といったものが切り離されてしまう病気です。これらは本来、一人の人格の中で統合されているのですが、これが障害されたのが解離性障害になります。

あるはずの感覚がなくなってしまったり、出来事を思い出せなくなってしまったり、自分とは別の人格に入れ替わってしまったりと様々な症状が認められます。

このような解離症状を、質問紙に記入することで傾向を見極めることができる心理検査として、DES(Ⅾisssociative Experiences Scale:解離体験尺度)があります。

ここでは、解離性障害をセルフチェックするための心理検査としてDESをご紹介していきます。


解離性障害とは?解離性障害の症状と種類

2016.11.21 解離性障害

私たちは日々の生活の中で、様々なことを経験しています。私たちはそれらに対して感覚や感情を持ち、心の中で考えたり、行動といった形で心身の行為を行います。

これらの行為はひとつの人格のなかで統合されていますが、解離性障害はこれがうまく統合できなくなってしまう病気です。

感覚や情動、意識や記憶、自己同一性といったものが切り離されてしまい、それによって離人感・現実感喪失症や解離性健忘、多重人格と呼ばれる解離性同一性障害といった病気になります。これらは議論はありますが、現在のところ連続する病気と考えています。

このように解離性障害とは、ストレスによって感覚や情動、意識や記憶、自己同一性といったものが切り離されてしまう病気です。

かつてはヒステリーとも呼ばれていた解離性障害、現在では様々な病名に分けられています。ここでは、解離性障害の症状と種類について詳しくお伝えしていきます。


解離性障害(解離性健忘・解離性同一性障害)の原因とは?

2016.11.15 解離性障害

解離性障害とは、ストレスによって感覚や情動、意識や記憶、自己同一性といったものが切り離されてしまう病気です。

具体的には、自分の体や周囲の現実世界に対して距離ができてしまったように感じる離人感・現実感喪失症、ストレスに感じたことの記憶をなくしてしまう解離性健忘、いわゆる多重人格とよばれるような解離性同一性障害があります。

このような解離性障害はどのようにして生じるのか、その原因は長年にわたって議論されてきています。かつてはヒステリーと呼ばれていて、現在の診断基準では転換性障害(身体表現性障害)と解離性障害にわけられています。

しかしながら本質的には同じですが、性質の異なる病気という考え方も出てきています。また解離性障害は、トラウマ(心的外傷)との関係も深い病気になります。

このように解離性障害の原因ははっきりとしていませんが、心理的な原因をつきつめていくことは治療にとってはとても重要です。ここでは、治療につなげていくための解離性障害の原因についてお伝えしていきたいと思います。


適応障害ではお薬は有効なのか?適応障害でのお薬の位置づけ

2016.10.23 適応障害・ストレス性障害

適応障害は、環境の変化にうまく適応できず、それがストレスになって心身に症状が認められる病気です。

ですから適応障害は、「いかに環境に適応していくか」というのが本質的な治療になります。ストレスによってさまざまな症状が認められますが、お薬は症状を和らげるサポートにすぎません。

とはいっても、適応障害ではお薬の役割も大きいです。お薬で症状が和らぐとで、正常な判断力が回復していきます。また、お薬を服用している安心感も支えになります。

適応障害では、お薬は本質的な治療にはなりません。ですがお薬を使って症状を落ちつけていくことは有効な手段のひとつになります。適応障害を克服していくためには、このことを正しく認識して治療していくことが大切です。

ここでは、適応障害での薬物療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。適応障害の治療におけるお薬の位置づけをみていきながら、具体的にどのようにお薬を使っていくのかをご紹介していきます。


適応障害の治療に大切な2つのポイントとは?適応障害を克服する治療法

2016.10.20 適応障害・ストレス性障害

仕事や学校、家庭や友人関係といった様々なコミュニティーで私たちは生きていて、環境は常に同じとは限りません。環境が変化したときに上手く適応できないと、大きなストレスがかかってしまいます。

適応障害とは、そのような環境変化に対してうまく適応できずに、ストレスから様々な心身の症状が生じてしまう病気です。適応障害の症状はストレスによって生じるものなので、多岐にわたっています。ですからそれを抑えることだけでは、表面的な治療となってしまいます。

適応障害では、「適応ができないこと」が原因ですから、その原因にしっかりと目を向けていかなければ本当の意味で克服はできません。さらには、「適応障害という病気になる」ということを前向きにとらえられるようにすることも非常に大切です。

このように適応障害では、治療にあたっての考え方がとても大切な病気になります。症状だけに終始しては、表面的な治療になってしまうのです。ここでは、適応障害の治療に大切な考え方から、適応障害を克服するための治療法について考えていきたいと思います。


適応障害は甘えなのか?適応障害の方への家族や職場での接し方

2016.10.18 適応障害・ストレス性障害

私たちは生きている中で、多くの人とかかわりあって生きていきます。みなそれぞれの家庭や仕事、趣味などをもっていて、コミュニティーの中で生きています。

そういった組織の環境は、常に同じではありません。時間の経過の中で変化し、私たちはその変化にうまく適応しながら生活しています。

ですが環境の変化に対してうまく適応できないと、ストレスから心身の不調が生じて適応障害となってしまいます。このようにお伝えすると、「本人が甘えているだけだ」と誤解されてしまうかもしれません。

ですが適応障害は誰にでも生じる可能性があり、有病率も5~20%ともいわれています。メンタルが強い人でも、どうしても価値観が合わないことがあれば適応障害となってしまうことがあります。

このような適応障害ですから、家族や職場の身の回りの方が発症することもあるかと思います。適応障害の方に対して、周囲の接し方はどのような形が理想なのでしょうか。

ここでは、適応障害が決して甘えではないということをお伝えしたうえで、周囲の家族や友人、職場での接し方についてお伝えしていきたいと思います。


適応障害での休職から復職を目指す5つのポイント

2016.10.16 適応障害・ストレス性障害

仕事を心から楽しくやれる時もありますが、何らかの不満をかかえて仕事を続けていることも少なくはないかと思います。

ですがどうしても合わずに折り合いがつかないと、それがストレスになって心身の症状として出てきてしまいます。それが適応障害です。

適応障害は誰にでもなりうる病気になります。本人と環境の間にギャップがあることが原因ですが、本人だけのせいでも、環境だけのせいでもありません。

心身の状態や職場状況によっては、休職をして環境から離れることが望ましいこともあります。休職することで適応障害の症状はよくなることが多いです。すんなり復職できることもあれば、復職で苦労することもあります。

ここでは、適応障害で休職されている方が復職を目指す際の5つのポイントを見ていきたいと思います。


適応障害の診断書の実情とは?適応障害の病名や休職期間について

2016.10.9 適応障害・ストレス性障害

適応障害は、環境と本人の価値観のズレが原因となり、うまく適応できずに心身の症状が生じる病気です。ですから適応障害は、本人の治療だけでなく環境に対してもアプローチしていくことが多いです。

病院やクリニックから環境にアプローチするためには、診断書で主治医としての意見をかいていきます。例えば職場が原因であった場合、直接会社の関係者と電話でやり取りすることは滅多にありません。

しかしながらこの診断書は、医師によっても書き方がまちまちです。とくに適応障害は、拡大解釈されて診断されることも多い病気です。ですから診断書を受け取る会社側も、どのように対処すればよいのか悩まれることも少なくありません。

ここでは適応障害という病気の実情も踏まえながら、適応障害の診断書について詳しくお伝えしていきたいと思います。適応障害という病名のもつ意味や休職期間についても実情をお伝えしていきたいと思います。


適応障害をセルフチェックする4つのポイントと心理検査

2016.10.8 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、自分の置かれた環境に上手く適応ができず、心身の症状が認められる病気です。

環境変化が原因となることが多く、有病率は5~20%とも報告されていて、誰にでも起こりうる病気です。私たちは生きている中で、仕事や家庭などで様々なイベントがあります。悪いことはもちろんのこと、良いことも変化はストレスになります。

このようなストレスで、多少の心身の不調をきたすことはよくあります。それは正常な生理反応で、適応障害とはいえません。

ですが頑張ってもうまく環境変化に適応できないと、ストレスのせいで病気と考えたほうが良いほどの心身の症状が認められることがあります。この場合は適応障害と診断して、しっかりと治療をしたほうが良いです。

ここでは、病気として治療すべき適応障害かどうかをセルフチェックできるように試みたいと思います。適応障害の診断基準DSM-Ⅴをもとに、4つのポイントから適応障害かどうかをチェックしてみましょう。そして、その診断を補助してくれる心理検査をご紹介していきます。


適応障害で休職すべき?適応障害での仕事の考え方と休職中の過ごし方

2016.10.7 適応障害・ストレス性障害

 適応障害は、環境変化に上手く適応することができずに、そのストレスから心身の症状が生じる病気です。

適応障害は、会社組織の中でも最もよく認められる病気です。本人と職場環境の間にズレが大きく、適応しようと努力しても埋められないときに発症します。

そんな時はどうしたらよいでしょうか?適応障害を改善していくには、本人が何とかして適応していくか、環境が変わるかのどちらかになります。

それでは適応障害になってしまったときに、仕事に対してはどのように考えればよいのでしょうか?適応障害ならば休職して職場環境から離れるべきなのでしょうか?

ここでは、職場での適応障害について詳しく見ていきたいと思います。また、再休職しないための休職中の過ごし方についても見ていきたいと思います。


自律神経失調症の方の仕事・上司への向き合い方と診断書

2016.10.6 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れてしまったことによって身体症状が認められている状態をさします。

自律神経は全身の臓器や血管、筋肉に分布しているため、非常に多彩な症状が認められます。ですから自律神経失調症といっても、人によって大きく症状は異なります。

仕事がストレスになって、自律神経失調症を発症された方も少なくありません。平日に仕事に行こうとすると体調が悪くなり、休日になると身体が楽になるという方も多いです。

このような症状なので、「未熟なのではないか」と自分を責めたり、「甘えじゃないか」と周囲から誤解されてしまうことも少なくありません。

自律神経失調症の患者さんの中には、思うようにいかないストレスが蓄積してうつ状態になってしまうこともあります。医師に診断書を書いてもらって休職したほうがよいケースもあります。

ここでは、自律神経失調症の患者さんはどのようにして仕事に取り組めばよいのか、また周囲はどのような配慮ができるかについて詳しくお伝えしていきます。


適応障害とうつ病・自律神経失調症の違いはどこにあるのか

2016.10.5 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、環境に上手く適応できないことでストレスがかかり、心身の症状が認められる病気です。

環境が変化するタイミングに認められることが多く、本人と環境の間に大きなズレがあるときに適応障害と診断されます。生きていれば変化は絶えないので、適応障害は誰もがかかる可能性のある病気です。

ですが適応障害は、本来よりも広く解釈されることも多いです。ストレスに適応できないといえばすべての疾患が当てはまるので、暫定的に適応障害と診断されることが少なくありません。ですから、後になって診断が変わることもあります。

このため、とくに適応障害とうつ病の違いについて質問されることが多いです。ここでは、適応障害と混同されることが多いうつ病、自律神経失調症との違いについてみていきましょう。


適応障害は環境のせい?適応障害の原因とは?

2016.10.4 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、ある環境に上手く適応できずに、病気と考えたほうが良いほどの心身の症状が生じる病気です。

適応障害は環境が変わるタイミングで生じることがほとんど、その原因はさまざまです。仕事に限ったことではなく、家庭生活、趣味などのプライベート、震災などの社会的な変化なども原因となります。

ストレス耐性は人によっても違いはありますが、変化のない人生を送れる人などいません。誰にでもなりうる病気で、有病率も5~20%と非常に多い病気です。

適応障害はこのような病気なので、本人もストレスの原因がハッキリしています。そしてこの原因が解消されれば、症状も比較的すぐに改善することが多いです。

ここでは、適応障害の原因について詳しく見ていきたいと思います。


適応障害の診断基準をふまえて、適応障害はどう診断されるのか

2016.9.28 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、置かれている環境に上手く適応できず、そのストレスによって心身に様々な症状が生じてしまう心の病気です。

環境変化をきっかけとなることが多く、結婚や離婚といった家庭の変化、転職・異動や昇進といった仕事の変化が原因となります。

ですから誰しもがなりうる病気で、有病率は5~20%とも報告されています。環境変化があればストレスになるので、多少の心身の不調をきたすことはあります。それは正常な生理反応で、適応障害とはいえません。

それでは適応障害は、どのようにして診断していくのでしょうか。適応障害を正しく診断していくために、国際的な診断基準が作られています。しかしながら適応障害はあいまいな部分も多く、本来の概念よりも広く診断される傾向にあります。

ここでは、適応障害の診断基準をご紹介し、実際にはどのように診断していくのかをみていきましょう。


適応障害とは?適応障害の症状にはどのようなものがあるのか

2016.9.27 適応障害・ストレス性障害

適応障害とは、何らかの明確なストレスのきっかけがあって生じる精神疾患です。そのようなストレスが続き、うまく適応できなくなって心身に不調を生じる病気です。

そのような意味では、適応障害は誰にでもなりうる病気です。事実、適応障害はとても多く、有病率は5~20%ともいわれています。

私たちは、自分が望むように生きることはできません。環境の変化があれば、それにできるだけ適応しようとします。ですがその人の価値観や能力と明らかに環境がかけ離れていると、適応障害を発症してしまいます。

しかしながら周りから見ると、ときに甘えに見えてしまうこともあります。実際に診断基準にあいまいさもあり、適応障害と診断される患者さんは非常に幅広いです。

それでは、適応障害とは本来どのような病気なのでしょうか?ここでは適応障害の本質をお伝えし、適応障害でみられる症状とその経過についてお伝えしていきたいと思います。


自律神経失調症を改善させる治し方とは?自律神経失調症を完治させる治療法

2016.9.23 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことで、心身に症状が生じてしまう状態のことを言います。

実はハッキリとした病気ではなく、自律神経失調症は広く見ると様々な病気を含んでいます。うつ病や不安障害などをはじめとした様々な病気が原因となりますし、それらの病気の要因も人それぞれなのです。

ですから同じ自律神経失調症と診断された患者さんの中でも、治療法は人それぞれで大きく異なります。「自律神経失調症を改善するにはこの治療法!」という決まったものがあるわけではなく、患者さんにあわせた治療法をしていくことが必要になります。

ただ一つ言えることは、自律神経失調症はストレスや生活習慣と関係しているということです。日々の生活と自律神経失調症は大きく関係しているので、自律神経失調症をしっかりと改善していくためには、お薬にだけに頼っていては完治はしません。

ここでは、自律神経失調症を改善していくための治し方と、完治を目指す治療法について詳しくお伝えしていきます。


自律神経失調症を改善させるお薬とは?自律神経失調症の薬物療法

2016.9.20 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症は、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまったことで、身体の症状が認められる状態です。その原因としては、ストレスや生活習慣の乱れなどがあげられます。

そんな自律神経失調症の治療では、お薬もひとつの有効は手段となります。お薬で症状を和らげることで、自律神経失調症を早く治していくことができます。

しかしながら自律神経に対して、直接改善するような特効薬はありません。自律神経失調症のお薬はあくまで補助的なもので、薬で症状を軽減することはできても、お薬だけで完治することはできません。

自律神経失調症でお薬を使っていくときは、お薬はどのような役割があるのかを正しく理解する必要があります。

それではどのようなお薬が自律神経失調症に効果が期待できるのでしょうか。ここでは、自律神経失調症での薬物療法の考え方についてお伝えしていきたいと思います。


自律神経失調症は何科の病気?自律神経失調症が治療できる病院

2016.9.18 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のバランスが乱れてしまうことで身体症状が生じる状態になります。

自律神経は全身の臓器や血管、筋肉に張りめぐらされているため、自律神経の乱れると全身に症状が認められます。あらゆる症状が認められうるといっても過言ではありません。

様々な症状が認められるので、「もしかして自律神経失調症かも?」と感じて病院を探しても、「何科にかかればよいの?」と迷われてしまう方も少なくないでしょう。

ここでは、自律神経失調症かもしれないと感じたら何科の病院に受診すればよいのか、詳しくお伝えしていきたいと思います。


自律神経失調症とうつ病・パニック障害の違いはどこにあるのか

2016.9.17 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症とは、全身の臓器や血管に張り巡らされている自律神経が乱れてしまう状態のことです。このため、全身にさまざまな症状が生じることがあります。

自律神経失調症は、実は正式な病名ではありません。国際的な診断基準では自律神経失調症の病名はなく、あくまで「自律神経症状が認められている状態」のことをさしています。

自律神経失調症は非常に広い概念で、様々な病気で認められる状態になるのです。ですから、原因がはっきりしないけれども自律神経症状が認められる場合、暫定的に自律神経失調症と診断されることも少なくありません。

ですから、うつ病やパニック障害の患者さんでも自律神経失調症と診断されることもあります。後になって診断が変わることもあります。

ここでは、自律神経失調症とうつ病・パニック障害の違いについてお伝えしていきます。自律神経失調症という診断についても考えていきましょう。


もしかして自律神経失調症?自律神経失調症をチェックするポイント

2016.9.16 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンなどの影響を受けて、自律神経のバランスが崩れてしまう病気です。

自律神経は、全身の様々な臓器や血管の働きを調整していて、全身に張り巡らされています。このため、自律神経失調症の症状は、全身のどのような症状にもなりうるのです。

ですから身体の症状が認められたときに、それが自律神経失調症の症状なのかどうかを見極める必要があります。

しかしながら、自律神経失調症を確定させるような検査があるわけではありません。参考になるような検査はありますが、実際には症状の経過などから推測で診断されることがほとんどです。

それではある症状が認められたときに、それが自律神経失調症の症状かどうか、どのようにチェックすればよいでしょうか?ここでは、自律神経失調症をチェックするポイントについてお伝えしていきます。


自律神経失調症の検査にはどのようなものがあるか

2016.9.15 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症とは、全身に張り巡らされている自律神経のバランスが崩れてしまって、身体に症状が認められる状態のことを言います。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、私たちが普段意識することなくバランスをとりあっています。ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンが原因となって、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

病院では検査をすることで病気を診断していきますが、自律神経機能の検査は実際にはあまり行いません。病歴や症状経過から推測し、ほかの病気を除外することで診断されていきます。

というのも、自律神経機能を治療する薬があるわけではないので、検査をする意義が少ないからです。(お金をかけて検査をするのは、あまりお勧めできません)

とはいっても、自律神経機能の異常を検査する方法はあります。ここでは、クリニックなどでも簡単にできる検査についてご説明したいと思います。

なかには自分でできそうと思われる方もいるかもしれませんが、病気によっては失神や転倒のリスクも伴うので、皮膚紋画テスト以外は行わないようにしましょう。


自律神経失調症が女性に多いのはなぜ?女性に特有の症状とは?

2016.9.13 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症は正式な病名というわけではなく、全身に分布している自律神経のバランスが崩れてしまったことによって心身に症状が認められる状態のことをいいます。

ですから自律神経失調症は、様々な精神疾患や身体疾患で認められることがあります。自律神経失調症は男女ともに多くの方に認められますが、女性のほうが明らかに多いです。

女性に多い理由としては、「ホルモン」の影響が大きいです。女性ホルモンはもちろんですが、甲状腺ホルモンも忘れてはいけません。

女性に自律神経失調症が認められたときには、この2つのホルモンのことを念頭に置く必要があります。

ここでは、自律神経失調症の女性に多い症状と女性に多い理由について、詳しく見ていきたいと思います。


自律神経が乱れ、自律神経失調症を引き起こす3つの原因

2016.9.10 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れてしまったことによって心身に症状が認められる状態のことをいいます。

正式な病名というわけではなく、身体に明らかな原因が見当たらず、自律神経に関係がありそうな症状に対して使われる「状態」のことを指しています。

自律神経は全身の臓器や血管などに分布しているため、自律神経失調症は全身に様々な症状が認められます。身体の検査をしても異常がないときに、自律神経失調症と診断されることが多いです。

ですから自律神経失調症の治療していくためには、自律神経のバランスが乱れてしまう原因を知る必要があります。ここでは、自律神経が乱れ、自律神経失調症を引き起こす原因について、3つに分けてお伝えしていきます。


自律神経失調症とはどういう病気?自律神経失調症の症状と診断

2016.9.7 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症という病気は、多くの皆さんが耳にしたことがあると思います。ですが自律神経失調症がどういう病気なのかといわれると、ハッキリとしない方が多いのではないでしょうか。

実のところ、自律神経失調症という病気はガイドラインにはありません。自律神経のバランスが崩れたことで生じそうな症状が認められるときに、自律神経失調症という病名が使われます。

検査などによって身体に病気が認められないとき、自律神経失調症と診断されることもあります。診断がつけられなかったり、診断を患者さんに伝えるのが適切でないと判断したときに、一応の病名として自律神経失調症と診断されることもあります。

このように自律神経失調症は、いろいろな患者さんに使われる病名です。それでは、自律神経失調症にはどのような症状が認められるのでしょうか。また自律神経失調症の症状には、どのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、自律神経失調症の症状についてみていき、その診断についても考えていきたいと思います。


心因反応とは?心因反応にみられる症状と治療

2016.9.6 適応障害・ストレス性障害

診断書をもらうと、病名に「心因反応」と書かれていることがあるかと思います。

心因反応は、実は正式な診断基準として存在する病名ではありません。心因反応とは、心理的なきっかけが原因として生じた症状(反応)のことをひっくるめた表現になります。

このため非常に多くの病気が含まれていて、心理的なきっかけがある病気はすべて含まれるのです。

このように非常にあいまいな病気なのに今なお診断書などに使われるのは、心因反応が医師にとって使い勝手のよい言葉だからです。

ここでは、心因反応と診断されるときはどのようなケースなのかを考えていきましょう。そしてストレス性障害としての心因反応の症状と治療について、考えていきたいと思います。


自律神経とは?交感神経と副交感神経の働き

2016.9.5 身体表現性障害・自律神経失調症

自律神経失調症という病気は、みなさんも耳なじみのある言葉だと思います。「自律神経」という言葉は知っていても、自律神経とはどのような神経なのか、正しく理解できている方は少ないかと思います。

自律神経とは、自分の意思とは関係なく働いてくれている神経のことです。私たちが生活しているときに、息を吸ったり、心臓を動かしたりといったことは無意識に行われているはずです。このように勝手に体で調整してくれている神経を自律神経といいます。

自律神経には、大きく分けて交感神経と副交感神経の2種類があります。それぞれアクセルとブレーキの働きがあり、この2つの神経がバランスを取り合うことで、身体の様々なバランスが保たれています。

これが崩れてしまうのが自律神経失調症です。自律神経は全身の様々な臓器や器官に分布しているので、自律神経のバランスが崩れてしまうと全身に症状が認められます。

自律神経失調症を理解するためにも、ここでは自律神経について詳しくお伝えしていきたいと思います。


急性ストレス障害(急性ストレス反応)の症状・診断から治療まで

2016.8.25 適応障害・ストレス性障害

急性ストレス障害(急性ストレス反応)は、非常に強烈なストレスとなるような出来事の後に、重度のストレス反応が生じる病気です。

日常生活のちょっとしたストレスで生じるようなストレス反応は心因反応と呼ばれ、急性ストレス障害とは異なります。PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってもおかしくないようなトラウマ体験をして、その直後に認められる症状です。

急性ストレス障害の患者さんの中には、PTSDに移行していく方もいます。次第に症状が落ち着いていく患者さんもいます。これを見極めることは難しく、「急性」だからといって一過性とは限らないのです。

ここでは、急性ストレス障害の診断基準をもとに症状をお伝えしていき、治療についてもご紹介していきたいと思います。


ストレスをうけると身体はどうなるの?身体のストレス反応とは?

2016.8.24 適応障害・ストレス性障害

ストレスは生きていくうえでは避けることができません。ストレスといっても良いものも悪いものもあります。

良いストレス(快ストレス)も悪いストレス(不快ストレス)も、どちらも生きていく上で様々な場面を乗り越えるために必要です。ストレスがあるから適応する力が強くなり、状況の変化に適応できるようになるのです。

しかしながらストレスは、過剰になってしまうと心身に影響がでてきます。近年NHKの特集で「キラーストレス」という番組が放送され世間の注目を集めましたが、ストレスはときに大きな病気にもつながりかねません。

ここでは、ストレスがかかって身体はどのように反応するのか、その生理学的なメカニズムについてみていきたいと思います。それを通して、身体のストレス反応を理解していきましょう。


身体表現性障害に有効な薬と4つの治療法

2016.8.22 身体表現性障害・自律神経失調症

身体表現性障害とは、心理的要因によるストレスによって身体症状があらわれる病気です。

さまざまな症状の表れ方があり、身体症状自体に悩まされることもあれば、病気や容姿にとらわれてしまうこともあります。

このような身体表現性障害は、身体症状が中心なので内科などの身体科に受診することが多いです。身体の問題に終始していては治療が進みません。身体と心の両面から治療を進めていく必要があります。

ここでは、身体表現性障害に有効な薬と治療法について詳しくお伝えしていきます。


身体表現性障害にはどのような原因があるのか

2016.8.21 身体表現性障害・自律神経失調症

身体表現性障害とは、ストレスが原因となって身体症状にあらわれる病気です。

身体表現性障害の患者さんは、身体の不調を心配して内科などの身体科を受診することが多いです。検査などをしても症状を説明できるような原因が見つからず、「自律神経失調症」や「心因性」と診断されることが多いです。

身体表現性障害は、心理的要因によるストレスが原因となって生じる病気です。それでは、身体表現性障害を引き起こす心理的要因とはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、身体表現性障害の原因について詳しく見ていきたいと思います。


身体表現性障害とは?身体表現性障害の症状と診断基準

2016.8.20 身体表現性障害・自律神経失調症

身体表現性障害とは、ストレスが原因となって身体症状にあらわれる病気です。その表れ方は様々です。それによって、様々なタイプに分類されています。

これらはいずれも、心と身体が密接に関係しあっていて、両面から治療を進めていく心身症になります。

この身体表現性障害は、新しい診断基準では身体症状症と変わっています。ここでは身体表現性障害の診断基準がどうして変わったのかも含めて、身体表現性障害の症状と診断基準について詳しくお伝えしていきます。


病気不安症とは?病気不安症の症状・原因から診断・治療まで

2016.8.19 身体表現性障害・自律神経失調症

病気不安症は、新しい診断基準のDSM‐Ⅴで作られた病気になります。

これまでの診断基準では、心気症と診断されてきた病気の一部になります。病気不安症は心気症と異なり、身体症状が認められない患者さんのことを指します。

つまり、身体には何も症状が出ていないのに、「重大な病気が隠れているかもしれない」という恐怖にとらわれてしまっている病気です。

ここでは、新しく作られた病気不安症について、その症状・原因から診断・治療まで詳しくお伝えしていきます。


身体症状症とは?身体症状症の原因・診断から治療まで

2016.8.17 身体表現性障害・自律神経失調症

身体症状症は、新しい診断基準のDSM‐Ⅴで作られた病気になります。

これまでの身体表現性障害にあたる病気が含まれています。身体表現性障害では診断基準として曖昧になってしまうことが多く、身体症状症という病気の概念が作られました。

身体症状症は、身体症状や健康に対して極端な考え方をしたり、それによる行動をとってしまう病気です。つまり、身体の病気に対する認知・行動の異常があるものを広く含めた病気となっています。

ここでは、新しい心の病気の概念である身体症状症について、症状・原因から診断・治療まで詳しくお伝えしていきたいと思います。


疼痛性障害(心因性疼痛)の症状・原因から診断・治療まで

2016.8.16 身体表現性障害・自律神経失調症

疼痛性障害とは、痛みにとらわれてしまう病気です。

疼痛性障害の患者さんは、確かに痛みを感じています。そして実際に身体の痛みの原因があることもあります。しかしながらそれ以上に、心理的な要因が強く影響している病気が疼痛性障害になります。

疼痛性障害は慢性的に経過することが多く、様々な病院に受診していたり、ときには手術などもうけています。また、アルコールや痛み止めに頼ってしまうこともあります。

このような疼痛性障害では、心理的要因に目を向けていかなければ治療が好転していきません。ここでは、疼痛性障害(心因性疼痛)の症状・原因から診断・治療まで、お伝えしていきたいと思います。


心気症を克服する薬と3つの治療法

2016.8.15 身体表現性障害・自律神経失調症

心気症は、「何か重大な病気にかかっているかもしれない」という恐怖にとらわれてしまう病気です。

病院に受診して検査を受けて、「心配ないですよ」と医師が保証しても、病気への不安を拭い去ることができません。不安を払しょくするために、ドクターショッピングを繰り返すことも多い病気です。

心気症の患者さんは、あくまで身体の病気を心配しています。自ら精神科や心療内科を訪れる患者さんは少ないです。内科を受診している患者さんの4~6%は心気症であったという報告もあります。

周りから勧められて精神的を受診しても、治療に抵抗が強い方も多いです。ここでは、心気症を克服する治療についてお伝えしていきます。


ドクターショッピングの原因?心気症の症状・原因・診断

2016.8.14 身体表現性障害・自律神経失調症

「自分は何か重たい病気にかかってしまっている」

このような恐怖にとらわれてしまう病気が心気症(心気障害)です。病院で検査をして異常が認められず、医者から問題ないと告げられても「なんだ、何ともなかったんだ」と安心できません。

このため安心を求めて、異なる病院に受診したりします。どの病院にかかっても、同じように「問題ありません」と診断されてしまいます。

このような心気症は、心の病気として治療をしていく必要があります。ここでは、心気症の症状と原因、診断についてみていきたいと思います。


ストレスが症状となる転換性障害とは?転換性障害の症状と治療

2016.8.13 身体表現性障害・自律神経失調症

転換性障害とは、無意識にストレスが身体に転換されてしまう病気です。身体に異常があるわけではないのですが、転換性障害の患者さんにとっては本当に症状があります。

その症状の表れ方は様々で、

人によっても異なります。そしてこれらの症状は、医学的に説明がつけられません。

転換性障害は、ごく軽いものは3人に1人くらいは経験しています。多くの方が繰り返しませんが、ストレスがかかるたびに繰り返す方もいます。

ここでは、転換性障害について詳しくお伝えしていきたいと思います。


原因不明の症状は身体化障害かも?身体化障害の原因と治療

2016.8.12 身体表現性障害・自律神経失調症

「手足がしびれる」
「胃腸の調子が悪い」
「めまいがする」
「のどに違和感がある」

こういった様々な症状に悩まされているけれども原因がハッキリしない、そんな方は身体化障害かもしれません。

身体化障害は身体表現性障害に分類される病気で、原因がはっきりとわからない様々な身体の症状が変化しながら長年にわたって続く病気です。

心の病気だと気づくまでに時間がかかり、患者さんは身体の病気と思い込んでいることが多いです。様々な病院にかかるも、なかなか良くならなくて慢性化してしまうことが多いです。

ここでは、身体化障害について詳しくお伝えしていきたいと思います。


不安神経症の方への家族の接し方のポイント

2016.7.24 全般性不安障害

不安神経症はかつて使われていた病名で、現在の診断基準では全般性不安障害となる患者さんが多いです。

日常生活での慢性的な不安が絶えず、ささいなことを心配してしまう病気です。ですからともに生活する家族は、患者さんの心配と一緒に暮らしていかなければいけません。

家族から見ると、「細かなことを気にしなくてもよいのに…」と思っても、その内容は「誰にでもある不安」です。ですから不安神経症という病気と思わず、性格と感じてしまうことが多いです。

このような不安神経症の患者さんに対して、家族もどのように接したらよいのかわからなくなってしまうことも多いです。よく外来でも、「良い接し方と悪い接し方を教えてください」と聞かれることがあります。

ここでは、不安神経症の患者さんに対してどのように接したらよいのか、お伝えしていきたいと思います。


不安神経症で悩んでいる方へ、仕事での対処法

2016.7.23 全般性不安障害

不安神経症はかつて使われていた病名で、現在は正式な病名ではありません。現在の診断基準では、全般性不安障害と診断されることが多いでしょう。

不安神経症の患者さんは、日常生活のささいなことで不安や心配がつきない病気です。不安や心配が心を占めてしまって、目の前のことに集中できなくなります。仕事が手につかなくなってしまったり、心配ごとで眠れなくなったりします。

また、仕事でのささいなことが気になってしまいます。何度も細かなところをチェックしてしまって、仕事が円滑にすすまなくなってしまいます。周りの人に細かなことを質問してしまって、人間関係がギクシャクしてしまうこともあります。

周囲からは「神経質な性格」と誤解をうけやすく、本人も自分の性格の問題と片付けてしまうことが多いです。

ここでは不安神経症を悪化させないために、仕事で注意すべきポイントをお伝えしていきたいと思います。


不安神経症を完治・克服するために!不安神経症に有効な薬と治療法

2016.7.22 全般性不安障害

不安神経症は、現在では正式な病名としては使われていません。ご年配の先生が診断することが多いですが、現在の診断基準で言えば全般性不安障害の患者さんが多いです。

日常生活の様々な出来事に過剰に不安や心配を感じてしまって、生活に支障がでているような患者さんが不安神経症と診断されます。

現実では起こっていないことを不安に感じてしまったり、ささいなことが気になって頭から離れなくなってしまいます。このために目の前の仕事や学業、家事などに集中できなくなったり、ストレスが心身の症状につながってしまいます。

不安神経症を完治・克服していくためには、薬物療法と精神療法を組み合わせていくことが大切です。ここでは、不安神経症に有効な薬と治療法について、詳しくお伝えしていきたいと思います。


不安神経症ではどのような症状が生じるのか

2016.7.20 全般性不安障害

不安神経症は、現在では正式な病名としては使われていません。かつては不安障害全般をさす呼び方でしたが、その使いやすさから今でも診断名として使われることが多いです。

不安神経症と診断される患者さんは、慢性的な不安が強いことが多いです。現在の診断基準で言えば、全般性不安障害に近い患者さんが多いかと思います。

パニック障害や社交不安障害などの特徴的な不安症状が認められることもありますが、日常生活でのささいなことに不安になったり心配になったりすることが多いです。

そのような症状なので、「心配性」や「神経質」として片づけられてしまうことも少なくなく、本人も性格の問題と思い込んでいることもあります。

しかしながら不安神経症は、不安や心配が慢性的に持続し、ストレスから身体症状や精神症状が生じる病気です。とりとめもない不安や心配に絶えず悩まされているので、非常につらい病気です。

不安神経症の患者さんは、このような慢性的な経過の中で様々な精神疾患を合併します。ですから、不安神経症の症状を知って、早くから治療につながることが大切です。

ここでは、不安神経症の症状について詳しくお伝えしていきたいと思います。


不安神経症をセルフチェックする4つのステップと心理検査

2016.7.19 全般性不安障害

今でもよく診断される不安神経症ですが、実のところ、現在は正式には使われない病名となっています。

不安神経症は、不安障害が今のように細かく分類されていなかった時代に、病的な不安である急性不安と慢性不安をひっくるめた病気として診断されてきました。

急性不安は特徴的なので診断もつけやすいのですが、慢性不安はどのような病気でも認められるので診断も難しいです。

今日において不安神経症という診断をつけられるときには、慢性不安が強い患者さんに対してになります。現在の診断基準でいえば、全般性不安障害の患者さんが多いのです。

ここでは、全般性不安障害の診断基準を参考に、不安神経症をチェックしてみたいと思います。不安神経症と診断するべき「病的な不安」かどうか、セルフチェック出来るように試みました。

そして最後に、不安神経症の診断に役立つ心理検査をご紹介していきます。ひとりでも多くの方の気づきになればと思います。


不安神経症とは?不安神経症の診断の実際

2016.7.18 全般性不安障害

実のところ不安神経症という病気は、現在は正式な病名としては使われなくなっています。

不安神経症は昔に使われていた病名で、急性不安と慢性不安の両方をひっくるめた病気でした。しかしながら現在では、不安神経症というと慢性不安が中心の患者さんが診断されることが多いと思われます。

不安は本来あってしかるべきものなのですが、過剰になると日常生活に支障をきたすような病的な不安になります。現在の診断基準では、全般性不安障害と診断されます。

どうして正式な診断基準でない「不安神経症」が未だに使われているのでしょうか。ここでは、不安神経症についてお伝えし、不安神経症の診断基準(全般性不安障害)について詳しくお伝えしていきたいと思います。


全般性不安障害を完治・克服するには?全般性不安障害の治療法

2016.7.15 全般性不安障害

全般性不安障害は、日常生活の様々な出来事に過剰に不安や心配を感じてしまって、生活に支障がでるほどに苦しむ病気です。

現実では起こっていないことを不安に感じてしまったり、ささいなことが気になって頭から離れなくなってしまいます。このために目の前の仕事や学業、家事などに集中できなくなったり、ストレスが心身の症状につながってしまいます。

このような漠然とした不安が尽きない苦しい病気なのですが、ハッキリとした特徴がないために病気とみなされないことが多いです。「自分は心配性なだけ」「もともと神経質だから」といったように、本人も周囲も性格の問題と片付けてしまうことが少なくありません。

こうして発症から時間がたってしまうことが多く、全般性不安障害の症状が重くなってしまいます。どのような病気にもいえることですが、早期に治療した方が克服しやすいです。精神科や心療内科の病院やクリニックに受診するのは抵抗がある方も多いですが、それが治療の第一歩になります。

ここでは、全般性不安障害を完治・克服するための治療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。


全般性不安障害に有効なお薬とは?全般性不安障害の薬物療法

2016.7.14 全般性不安障害

全般性不安障害とは、日常生活での様々なことに対して過剰に不安や心配をしてしまう病気です。

心配性や神経質といった性格の問題と誤解してしまったり、ストレスからくる症状から身体の問題と考えてしまって、なかなか治療につながらない病気です。

このため全般性不安障害は、長い苦しみの中で少しずつ悪化していってしまうことが多いです。ストレスから、様々な合併症を生じることも多いです。

全般性不安障害の患者さんは、しばしば医療に対しても不安や心配を感じてしまいます。このため、なかなかお薬を服用してくれない患者さんもいますが、全般性不安障害ではお薬による治療もとても大切です。

ここでは、全般性不安障害で使われるお薬についてお伝えし、効果ももちろんですが副作用についても詳しくお伝えしていきたいと思います。


全般性不安障害(不安神経症)はどのような原因で生じるのか

2016.7.13 全般性不安障害

全般性不安障害(GAD:Generalized Anxiety Disorder)とは、日常生活に不安や心配がつきなくなってしまう病気です。

かつては不安神経症と呼ばれていた病気で、今でも不安神経症と診断される患者さんもいらっしゃいます。

心配性や神経質といった性格と誤解されることも多いですが、不安や心配が頭から離れず、仕事や学業、家事などに専念することができなくなってしまうなど、日常生活をむしばんでいく病気です。

ある程度の不安は誰にでもありますが、全般性不安障害では明らかに過剰です。性格と片付けるのではなく、治療を必要とする病気です。

それでは全般性不安障害は、どのような原因で発症するのでしょうか?ここでは、全般性不安障害の原因について詳しくお伝えしていきます。


過呼吸が泣くことで誘発されるのはなぜ?過呼吸と泣くことの関係と対処法

2016.7.11 パニック障害・広場恐怖

不安や緊張を感じると「息苦しさ」を感じることがあります。「上手く息が吸えない」という感覚が強まって恐怖が強くなると、どんどん呼吸が早くなって過呼吸になってしまうことがあります。

このような精神的ストレスをきっかけにして発症する過呼吸を、過換気症候群といいます。

過呼吸はさまざまな原因で生じることがありますが、「泣いた後に過呼吸になってしまった」という患者さんが少なくありません。

どうして泣くことで過呼吸が誘発されるのでしょうか?ここでは、過呼吸と泣くことの関係についてみていき、対処法についても考えていきたいと思います。


全般性不安障害をセルフチェックする4つのステップと心理検査

2016.7.9 全般性不安障害

全般性不安障害とは、日常生活の様々なことに対して過剰な心配や不安をしてしまう病気です。

全般性不安障害の中心症状は慢性的な不安になるのですが、これは多くの病気で見られる症状です。このため全般性不安障害は、病気としての考え方がハッキリとしていません。

このため診断基準も改訂とともに変化している病気です。最新の診断基準であるDSM-Ⅴも、草案の段階ではいろいろと改訂が検討されていましたが、結局大きな変更は行われませんでした。このような病気なので、医師によっても診断がバラバラになりやすい病気です。

全般性不安障害かどうか診断する目的は、「病的な不安と考えて治療をしていくこと」にあります。

「私は不安が強すぎるかもしれない」と悩まれていたとしても、いきなり精神科や心療内科を受診するのは躊躇ってしまうかと思います。ここではそのような方が、全般性不安障害と診断するべき「病的な不安」かどうか、セルフチェックできるように試みました。

最近改訂されたばかりのアメリカの診断基準(DSM‐Ⅴとその草案)をもとに、順序立てて全般性不安障害かどうかをチェックしていきましょう。そして最後に、全般性不安障害の診断に役立つ心理検査をご紹介していきます。ひとりでも多くの方の気づきになればと思います。


全般性不安障害(GAD)の診断基準と実際の診断の流れ

2016.7.7 全般性不安障害

全般性不安障害(GAD)とは、日常生活での様々なことに過剰に不安や心配になってしまう病気です。

そのせいで睡眠障害や集中力低下などの精神症状、身体の緊張や自律神経症状などから、生活に支障がでてしまって本来の活動が妨げられてしまいます。

全般性不安障害は慢性的な不安や心配の病気ということになりますが、これは他の様々な病気でもみられるため、病気としての輪郭がはっきりとしないのです。このため診断基準としても、まだまだ定まっていない病気になります。

このため医師の考え方も様々で、全般性不安障害は複数の医師での診断一致率がもっとも低い病気ともいわれています。

さらに全般性不安障害の患者さんは、診断していくにも工夫が必要です。1を質問したら10以上となって返ってくるのが全般性不安障害の患者さんです。

ここでは、全般性不安障害(GAD)の診断基準をご紹介し、実際にはどのように診断していくのかをみていきましょう。


全般性不安障害の症状とは?心配性や神経質との違いとは?

2016.7.4 全般性不安障害

全般性不安障害とは、日常生活でのさまざまな出来事に対して、過剰に不安や心配をしてしまう病気です。

このように、全般性不安障害の中心症状は「不安」と「心配」です。しかしながら不安や心配のない人なんていませんよね。どこからが過剰で、どこまでが正常なのかが分かりづらい病気なのです。

他の人よりも色々なことを気になる人のことを「心配性」や「神経質」といったりするかと思います。全般性不安障害の患者さんは、本人も周りも「性格の問題」と片付けてしまうことが少なくないのです。

しかしながら全般性不安障害は、不安や心配が慢性的に持続し、ストレスから身体症状や精神症状が生じる病気です。とりとめもない不安や心配に絶えず悩まされているので、非常につらい病気です。

全般性不安障害の患者さんは、このような慢性的な経過の中で様々な精神疾患を合併します。ですから、全般性不安障害の症状を知って、早くから治療につながることが大切です。

ここでは、全般性不安障害の症状について詳しくお伝えしていきたいと思います。


あなたの心配性は「心配症」?治療が必要な心配性のチェック

2016.7.3 全般性不安障害

「ちょっとしたことが気になってしまう」
「心配になったら頭から離れなくなってしまう」
「心配のあまりにやるべきことが手につかない」

こういった傾向の方は、自分は心配性だと少なからず自覚していることと思います。ですが心配性は、性格と思っている方がとても多いです。

心配性の方は、「昔から細かなことが気になる性格だった」ということが多いです。心配性自体は悪いものではなく、細やかさは生きていく上でのプラスにもなります。

しかしながら心配性の方の中には、「心配症」といってもよい病的な不安や心配にとらわれていることがあります。本人は性格と思っているので、病気で治療が必要とまでは思っていないことが多いです。

慢性的な不安が持続する病気として、全般性不安障害があります。心配性と思っている方の中には、この全般性不安障害と診断して「心配症」の治療をした方がよい方もいらっしゃいます。

ここでは、あなたが治療が必要な「心配症」かどうか、一緒にチェックしていきたいと思います。


過呼吸・過換気症候群に有効なお薬と治療法とは?救急車を呼ぶとどうなるの?

2016.6.30 パニック障害・広場恐怖

過呼吸は、その多くは精神的ストレスを原因にして生じたものになります。このように精神的なストレスが原因とした過呼吸を、過換気症候群といいます。

過呼吸にはじめてなってしまった患者さんは、「自分の身体に異変があるかもしれない」とビックリして内科や救急科などに受診される患者さんが多いです。あまりの恐怖に、救急車を呼ぶ患者さんもいらっしゃいます。

過呼吸は精神的なストレスが原因なので、落ちつくことで後遺症もなく症状もなくなります。そのような病気なので、偏見がある医療者も少なくありません。

しかしながら過呼吸は、当事者には「死んでしまうかもしれない」と恐れるほどの苦しみです。また過呼吸を繰り返す患者さんは、その背景に精神疾患があることも多いです。

過呼吸になってしまったら、どのように治療をすすめていけばよいのでしょうか。過呼吸を落ちつけるお薬はあるのでしょうか?

ここでは、過呼吸の治療について考えていきたいと思います。過呼吸に有効なお薬にはどのようなものがあるのか、そして救急車で運ばれた時にはどのような治療がなされるのかをお伝えしていきます。


過呼吸・過換気症候群の原因とは?パニック障害との関係

2016.6.29 パニック障害・広場恐怖

不安が強くなってくると、「何だか息苦しい」と感じることがあるかと思います。

それがエスカレートしてしまうと、息苦しさを自分でコントロールできなくなってしまって、呼吸がドンドンと早くなってしまいます。そして身体の様々な症状が現れます。このように、精神的なストレスがきっかけに過呼吸になってしまう病気を、過換気症候群といいます。

過呼吸は、パニック障害の患者さんでもよく認められます。パニック障害では、突然の恐怖に襲われる病気です。息苦しさが過呼吸に発展していくことも多いのです。

とはいっても、過呼吸は身体の病気でも認められることがあります。はじめて過呼吸になった時は身体の病気がないか、しっかりと診断していく必要があります。

ここでは、過呼吸(過換気症候群)の原因について考えていきたいと思います。


パニック障害で飛行機にのれない!パニック障害での飛行機対策

2016.6.24 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、突然のパニック発作を繰り返してしまう病気です。急に動悸やめまい、息苦しさなどが生じてしまい、強烈な不安感や恐怖感に襲われます。

このパニック発作を恐れて、パニック障害の患者さんでは飛行機が乗れなくなってしまうことがとても多いです。「飛行機の中でパニック発作が起こってしまったらどうしよう」という恐怖にとりつかれてしまいます。

飛行機にのれなくなると生活が成り立たなくなる方はそこまで多くはありませんが、旅行にいけなくなったり、出張で遠回りしなければいけなくなったりしてしまうことがあります。

パニック障害の治療を考える時に、飛行機に乗ることはどのように考えるべきでしょうか?

ここでは、パニック障害で飛行機に乗れないと悩んでいる患者さんに対して、どのように飛行機を考えていけばよいのかをお伝えしたいと思います。どうしても飛行機に乗らなければいけない時に、パニック発作を起こしにくくする工夫もみていきましょう。


過呼吸・過換気症候群でみられる症状とその原因

2016.6.23 パニック障害・広場恐怖

過呼吸とは、その文字通り、呼吸が早くなってしまうことです。過呼吸の原因として最も多いのが、過換気症候群です。

過換気症候群(過呼吸症候群)は、精神的なストレスによる強い恐怖や緊張によって過呼吸となってしまう病気です。

過換気症候群では、過呼吸になると同時に様々な症状が認められます。息苦しさをはじめとした呼吸器系の症状、動悸やめまいといった循環器系症状、身体のしびれやけいれんといった神経系症状などがみられます。

これらの過換気症候群の症状は、どのようにして認められるのでしょうか?これには過呼吸(過換気)によってもたらされる身体症状と、それによって不安や緊張が強まることでの交感神経症状が関係しています。

ここでは、過換気症候群による過呼吸での症状について、詳しくお伝えしていきます。


パニック障害で歯医者や美容院にいけない!日常生活を取り戻すには?

2016.6.18 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、突然のパニック発作を繰り返してしまう病気です。急に動悸やめまい、息苦しさなどが生じてしまい、強烈な不安感や恐怖感に襲われます。

このパニック発作を恐れて、パニック障害の患者さんでは当たり前の日常生活ができなくなっていきます。多くの方が苦手としていることとして、歯医者と美容院があります。

歯医者も美容院は共通している部分があります。どちらも席にすわると、自由にそこから離れることができません。こういった状況を、パニック障害の患者さんは苦手としてしまいます。

なぜパニック障害の患者さんは歯医者や美容院が苦手になってしまうのでしょうか?
歯医者や美容院といった日常生活を取り戻すにはどうすればよいのでしょうか?

ここでは、パニック障害で歯医者や美容院にいけなくなってしまった方に、当たり前の日常生活を取り戻すためにはどうすればよいのかを考えていきたいと思います。


パニック障害で電車に乗れない!電車を克服する対処法

2016.6.17 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、突然のパニック発作を繰り返してしまう病気です。急に動悸やめまい、息苦しさなどが生じてしまい、強烈な不安感や恐怖感に襲われます。

このパニック発作を恐れて、パニック障害の患者さんでは電車が苦手になってしまう方がとても多いです。電車にのれないと、様々な生活への支障があります。

通勤ができなくなってしまったり、旅行にもいけなくなってしまいます。このため仕事を休まざるを得なくなってしまったり、家族との関係が悪くなってしまうこともあります。

なぜパニック障害の患者さんは電車が苦手になってしまうのでしょうか?
どのようにすれば電車にのれるようになっていくのでしょうか?

ここでは、パニック障害で電車に乗れないと悩んでいる患者さんに対して、それを克服していく対処法をお伝えしていきたいと思います。電車に対する恐怖をやり過ごすことも必要ですが、本当の意味でパニック障害を克服していくことを意識して考えていきたいと思います。


過呼吸・過換気症候群の正しい対処法とは?袋は使うべき?

2016.6.16 パニック障害・広場恐怖

不安が強まってくると、「なんだか息苦しい」と感じることがあります。

このような経験は多かれ少なかれ、みなさんあるかと思います。ですが不安や恐怖があまりに強いと、息苦しさがさらに不安を強めて過呼吸に発展してしまうことがあります。過呼吸になると、身体に様々な症状がみられます。

このように過呼吸になってしまう病気を過換気症候群といいます。世間では、過呼吸症候群ともよばれています。

過呼吸では様々な症状に襲われて、「このまま死んでしまうのではないか」とまでの恐怖に襲われます。周りの人も慌てふためいて、救急車を呼ぶことも少なくありません。

ですが過呼吸は、時間がたつと自然と落ち着いてきます。救急車にのって病院につく頃には落ち着いていることもあります。そして後遺症になることもありません。

過呼吸になってしまったら、どうすればよいのでしょうか?かつてはペーパーバック法とよばれる袋を使った対処法が一般的に行われていましたが、現在ではむしろリスクが高いとされています。

ここでは、過呼吸(過換気症候群)の正しい対処法についてお伝えしていきたいと思います。


パニック障害と妊娠・出産・授乳、パニック障害を抱える女性の方へ

2016.6.13 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、男性よりも女性の方が2倍ほど発症しやすいといわれています。そしてパニック障害の平均発症年齢は20~24歳になります。まさに女性にとって、結婚と出産を考える時期に多い病気がパニック障害なのです。

ですから妊娠適齢期の女性がパニック障害と判明した場合は、しっかりと妊娠・出産に関して理解した上で治療をすすめていく必要があります。

パニック障害の治療をしていて妊娠が判明した患者さんも少なくありません。ときには妊娠中にパニック障害にかかってしまう患者さんもいらっしゃいます。

「パニック障害になってしまうと赤ちゃんに悪影響があるのではないか?」「パニック障害のお薬は赤ちゃんに有害ではないのか?」など、心配されるのも無理ありません。

ここでは、パニック障害での妊娠や出産、そして授乳に対する疑問について、詳しくお伝えしていきます。


パニック障害の患者さんへの家族や友人の接し方

2016.6.12 パニック障害・広場恐怖

パニック障害の患者さんは、繰り返すパニック発作がみられます。急激に不安感や恐怖感が強まり、過呼吸を起こしてしまったりすることもあります。

そしてパニック発作を恐れて、「逃げ出せない状況」が苦手になってしまう方が多いです。バスや電車などの公共機関、美容院や歯医者などもいけなくなってしまう方も少なくありません。

患者さんがパニックになると、そのまわりの家族や友人も慌ててしまうのも無理はありません。とくに家族は、パニック障害の患者さんと同じ生活を営んでいますので、一緒にできないことが増えてしまいます。

そんな中で、家族や友人はパニック障害の患者さんにどのように接したらよいのかわからなくなってしまいます。家族から、「良い接し方と悪い接し方はありますか?」といったことを聞かれることも少なくありません。

パニック障害の患者さんにはどのように接したらよいのでしょうか?ここでは、パニック障害の患者さんに対してどのように接したらよいのか、お伝えしていきたいと思います。


パニック障害で悩んでいる方へ、仕事や就職での対処法

2016.6.10 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、突然のパニック発作を繰り返してしまう病気です。

そしてパニック障害の患者さんの多くは、「逃げられない状況」や「助けがない状況」に対して苦手意識をもっています。このことを、広場恐怖といいます。

パニック障害は20代くらいから発症することが多く、ちょうど就職活動をしていたり、仕事をしている中で発症することも多いです。しかしながらパニック障害に関しての職場の理解は十分とは言えず、周りに隠しながらなんとか仕事をしている患者さんも多いかと思います。

私も主治医として、産業医として、多くのパニック障害の患者さんをみてきました。ここではパニック障害を悪化させないために、仕事や就職で注意するべきことをお伝えしていきたいと思います。


パニック障害を完治させるには?パニック障害が治るための考え方

2016.6.9 パニック障害・広場恐怖

パニック障害は、突然のパニック発作を繰り返す病気です。現在では治療法も確立されてきていて、薬物療法と精神療法を組み合わせることによって完治もできる病気になっています。

パニック障害は、お薬が効くことも多いです。しかしながら長い目で見ると、再発も少なくない病気です。「パニック障害が完治した」とおもっていたら、ふとした拍子に再発してしまうこともあります。

パニック障害がしっかりと完治する方と、なかなか治らずに長引く方にはどのような違いがあるのでしょうか?パニック障害が再発しやすいのは、どのような患者さんでしょうか?

これらをみていくと、パニック障害が治るための考え方も見えてきます。ここでは、パニック障害を完治させるために、患者さんがパニック障害の治療で大事にしてほしい考え方をお伝えしていきたいと思います。


広場恐怖症の症状・診断と、広場恐怖症を克服する治療法

2016.6.8 パニック障害・広場恐怖

広場恐怖症(agoraphobia)は、「逃げ場がない状況」や「助けが得られない状況」に対して恐怖を感じる病気です。

このような状況では誰もが不安に思いますが、広場恐怖症の患者さんでは過剰です。例えばバスや電車など、普通の人が「逃げ場がない」と感じることのない状況であっても、恐怖を感じてしまいます。

広場恐怖症は、典型的にはパニック障害に合併します。7~8割のパニック障害の患者さんで、広場恐怖症が合併している印象です。ですから広場恐怖症は、これまではパニック障害に付随する症状のひとつと考えられていました。

しかしながら最新の診断基準では、広場恐怖症として独立した病気とされました。広場恐怖症を合併するかどうかで、パニック障害の治療アプローチもかわってきます。

ここでは、広場恐怖症の症状と診断についてまずみていき、それを踏まえて広場恐怖症を克服する治療法についてお伝えしていきたいと思います。


パニック障害を克服するには?パニック障害の治療法と対処法

2016.6.6 パニック障害・広場恐怖

パニック障害とは、突然のパニック発作を繰り返してしまう病気です。急に動悸やめまい、息苦しさなどが生じてしまい、強烈な不安感や恐怖感に襲われます。

このようなことが繰り返されると、いつまたパニック発作に襲われるかわからずに不安がつきまといます。このような不安を「予期不安」といいますが、予期不安によって当たり前だった日常生活に支障が出てききてしまいます。

多くのパニック障害の患者さんでは、「逃げ出せない」「助けが得られない」という状況が怖くなってしまう広場恐怖を合併してしまいます。パニック障害の治療にあたっては、広場恐怖を合併するかどうかで大きく治療がかわります。

ここでは、パニック障害を克服するための治療法についてお伝えしていきます。


パニック障害をセルフチェックする4つのステップと心理検査

2016.5.31 パニック障害・広場恐怖

パニック障害とは、突然に強烈な恐怖感や不安感におそわれるパニック発作を特徴とする病気です。

パニック障害は有病率が2~3%といわれていて、少ない病気ではありません。メンタルの病気とは無縁そうな方も発症することのある病気です。

パニック障害は比較的に症状が目立つので受診には繋がりやすい病気ではありますが、身体の病気を心配して内科などに受診される方も多いです。内科の先生から紹介いただいて精神科や心療内科を受診される患者さんもいらっしゃいます。

いきなり精神科や心療内科を受診するのは躊躇ってしまう方もいらっしゃるでしょう。ここではそのような方が、パニック障害かどうかセルフチェックできるように試みました。

最近改訂されたばかりのアメリカの診断基準(DSM‐Ⅴ)をもとに、順序立ててパニック障害かどうかをチェックしていただければと思います。そして最後に、パニック障害の心理検査をご紹介していきます。


パニック障害・広場恐怖症の診断基準と診断の流れ

2016.5.29 パニック障害・広場恐怖

パニック障害とは、突然に恐怖感や不安感に襲われます。動悸や息苦しさがエスカレートしていき、「死んでしまうのではいか」というほど混乱してしまうこともあります。

このような状態をパニック発作といいますが、多くの患者さんが「逃げ出せない」と感じるような状況で生じます。これを広場恐怖といいます。

このようなパニック障害は症状も目立つので、一見はっきりします。ですが、病気の本質はもっと違うところにあることも少なくありません。精神科では、「症状だけをみて患者をみない」と、診断も違えばうまく治療もできません。

それでは、パニック障害はどのようにして診断がつけられるのでしょうか?パニック障害の考え方は近年少し変わりました。ここでは、最新の診断基準のDSM-Ⅴをもとにして、パニック障害の診断について考えていきたいと思います。


強迫性障害の加害恐怖とは?

2016.5.28 強迫性障害

「誰かを傷つけてしまうかもしれない」という恐怖にとりつかれてしまうことを、加害恐怖といったりします。

道を歩いていてすれ違った時に相手を殴ってしまうのではないか…
運転をしていて誰かをひいてしまったんじゃないか…

といったように、不安感が高まって確認しないではいられなくなります。一度の確認では気が済まず、何度も繰り返し確認してしまいます。

多くの方がバカバカしいと思っていても、やめられません。このような、「誰かを傷つけてしまうのでは」という強迫観念と、それによる不安を打ち消すための「繰り返し確認する」という強迫行為がみられます。

このため加害恐怖は、一般的に強迫性障害のひとつのタイプと診断されます。ここでは、加害恐怖の原因と症状、そして診断と治療についてみていきたいと思います。


パニック障害の症状とは?パニック発作と予期不安

2016.5.26 パニック障害・広場恐怖

「パニックになった」というように、日常生活に「パニック」という言葉は使われています。思いがけないことが起きて焦ってしまった…というような意味合いで使われていると思います。

ですが、本当のパニックはこんなものではありません。人によっては、「自分はこのまま死んでしまうのではないか」というほどの恐怖と不安が襲ってきます。

パニック障害によく認められる症状としては、大きく3つがあります。

広場恐怖はパニック障害とは別の病気と考えられていますが、合併することが非常に多いです。そして「またパニック発作がおこってしまうかもしれない」という予期不安によって、回避行動をとってしまって本来の生活ができなくなっていきます。

ここでは、パニック障害の症状について詳しくお伝えしていきたいと思います。


パニック障害は遺伝?パニック障害の症状の原因とは?

2016.5.25 パニック障害・広場恐怖

パニック障害(Panic Disorder)とは、突然に襲われる激しい恐怖感を特徴とする病気です。

「パニック」という言葉は日常的に使われるかもしれませんが、パニック障害でのパニック発作の程度は軽いものではありません。「死んでしまうのではないか」とまでの恐怖感と不安感に襲われて、めまいや動悸、息苦しさがみられます。

ときには過呼吸となって手足のしびれが出現し、あまりの恐怖に救急車を呼んで来院される方も少なくありません。そんなパニック障害ですが、恐怖が過ぎ去ると症状も落ちつくため、周囲からは誤解されることも多い病気です。

パニック障害は脳の機能的異常が認められる病気で、本人の心の弱さが原因などでは決してありません。パニック障害はどのような原因で発症するのでしょうか?ここでは、パニック障害の原因について詳しくお伝えしていきます。


潔癖症(不潔恐怖症)で病院にいくべきか、診断基準からセルフチェック!

2016.5.21 強迫性障害

潔癖症といわれると、どのような方をイメージされますでしょうか?

しょっちゅうお掃除をしている人を思い浮かべる方もいれば、手が真っ赤になるほどに何度も手洗いをしている人を思い浮かべる方もいると思います。

潔癖症は正式な病名ではなく、人によってそのイメージも様々です。キレイ好きレベルの方から病的なレベルの方まで非常に幅があります。

「私は潔癖症かもしれない」と感じている方の中には、病院で相談した方がよいのか悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。潔癖症も行き過ぎると、強迫性障害と診断されることがあります。

不潔恐怖症ともよばれたりしますが、「自分が汚れているかもしれない」という強迫観念にとらわれて、繰り返し洗浄行為をしてしまう強迫行為がみられます。このような方は、病院で治療が必要になります。

ここでは強迫性障害の診断基準をもとに、潔癖症で病院にいくべきかをセルフチェックしてみましょう。


身体醜形障害(醜形恐怖症)の原因・診断から治療まで

2016.5.14 強迫性障害

身体醜形障害(醜形恐怖症)とは、自分の容姿に対しての欠陥や欠点にとらわれてしまっている病気です。

自分の身体のことを醜いという考えにとらわれてしまい、容姿を整えるために様々な行動に追い込まれます。醜いアヒルの子が白鳥となることを期待して、皮膚科や美容外科などで治療を受ける方も多いです。

かつては身体表現性障害のひとつとして分類されていましたが、最近では強迫性障害の症状のひとつと考えられるようになってきています。日本では、対人恐怖症のひとつという考え方もされています。

身体醜形障害とはどのような病気なのでしょうか?ここでは、身体醜形障害(醜形恐怖症)について、その原因と診断から治療まで詳しくみていきたいと思います。


爪噛みやかさぶたむきの原因?皮膚むしり症とは?

2016.5.13 強迫性障害

知らず知らずに爪を噛んでいたり、かさぶたがあるとはがしてしまったりといった癖がある方も少なくないかと思います。

それが度を過ぎてしまうと、癖を通り越してしまって「皮膚むしり症」という病気と考えて治療をしていくこともあります。

皮膚むしり症とは、自分の皮膚である爪や皮などを繰り返しむしってしまう病気です。何とか止めたいと思っても止められないため、苦痛を感じている方が多いです。

最近では皮膚むしり症は、強迫性障害の関連疾患と考えられています。強迫観念(とらわれている考え)は明確ではありませんが、皮膚をむしるという強迫行為(繰り返し行為)を止められなくなってしまう病気と考えられています。

ここでは、皮膚むしり症の原因と診断がどのように行われていくのかをご紹介します。それを踏まえて、どのように治療していくのかをみていきましょう。


抜毛症(トリコチロマニア)の原因・診断から治療まで

2016.5.11 強迫性障害

抜毛症とは、その名のとおり、毛を抜いてしまう病気のことです。

抜毛してしまうには様々な原因がありますが、多くの患者さんは抜毛を何とか止めたいと考えています。抜毛すること自体だけでなく、抜毛した結果として周囲の目を気にしたりして苦痛を感じるのです。

抜毛症はもともと、衝動のコントロールができない病気と考えられていました。しかしながら最近では、強迫性障害の関連疾患という考え方に変わってきています。

ここでは、抜毛症の原因と診断がどのように行われていくのかをご紹介します。それを踏まえて、どのように治療していくのかをみていきましょう。


ゴミ屋敷の原因?溜め込み障害とはどういう病気か

2016.5.10 強迫性障害

最近メディアでも、「ゴミ屋敷」のことが取り上げられることも多いかと思います。普通の人がみたら明らかにゴミとしか思えないものを捨てず、家の中はおろか外にまでゴミがあふれてしまうことがあります。

そして、「ゴミではない」と言い張る屋敷の主に、多くの方は理解ができないと思います。主にとってみれば愛着のあるものであり、本人にとってはゴミという認識はおそらくないのでしょう。

このような方は、「溜め込み障害」という病気の可能性があります。溜め込み障害とはその名のとおり、一般的には価値がないものを集めて捨てられなくなってしまう病気です。

たまにゴミ屋敷を無理やり片づけるテレビ番組をみることがありますが、溜め込み障害という病気だとしたら、本質的に何の解決にもならないことが分かると思います。溜め込み障害は、国際的な診断基準でもしっかりと認められている病気になります。

それでは溜め込み障害とは、どのような病気でしょうか?ここでは、その原因や診断、治療について詳しくお伝えしていきます。


強迫性障害で悩んでいる方へ、仕事や学校での対処法

2016.5.9 強迫性障害

強迫性障害の患者さんは、強迫観念によるとらわれてしまい、不安や不快感を打ち消すために強迫行為をしてしまいます。

止めたくても止められないので本人も苦しんでいるのですが、周りからみると理解しずらい病気です。心の弱さなどと誤解を受けることも少なくありません。

強迫性障害の患者さんは、平均発症年齢が20歳前半の病気です。大学生~新社会人で発症していくことが多く、学校や仕事での影響が大きな病気になります。

これらが重なって、強迫症状が悪化してしまい自宅から出られなくなってしまう方もいらっしゃいます。

ここでは、強迫性障害の患者さんでの学校や仕事に対する考え方を見ていきたいと思います。強迫性障害を克服してかわりなく生活できるために、どのようにしていけばよいのかを考えていきましょう。


強迫性障害の方への家族の接し方のポイント

2016.5.8 強迫性障害

強迫性障害とは、ある考えにとらわれてしまう強迫観念によって不安が高まり、それを打ち消すために強迫行為をしてしまう病気です。

「家を出る時に、鍵を何度も確認してしまう」
「外出して帰ってくると、何度も手洗いをしてしまう」
「トイレに行くたびに、服を着替えないと気が済まない」

といった症状がある患者さんもいるでしょう。このような患者さんの30~40%ほどで、確認行為に家族を巻き込んでしまいます。

「本当に大丈夫」と繰り返し求めて、本人が納得するまで繰り返されます。家族がこれに疲弊してしまって相談されるケースもすくなくありません。強迫症状が重たくなり過ぎてしまうと、受診すらできない状況になっていることもあります。

ここでは、強迫性障害の患者さんと家族の関わり方について詳しくお伝えしていきたいと思います。


強迫性障害を克服するためには?強迫性障害の治療法

2016.5.7 強迫性障害

強迫性障害は、強迫観念(ある考えやイメージにとらわれてしまうこと)と強迫行為(繰り返しの行為)の2つを特徴とする病気です。

「止めたくても止められない」ために本人の苦しみも深く、生活にも大きな支障がある病気です。ですが多くの患者さんがギリギリまで耐え忍び、生活が破綻してはじめて受診されるようなことも少なくありません。

ですからなるべく早く強迫性障害という病気と向き合い、治療への第一歩を踏み出してほしいのです。強迫性障害はすぐに治療できるものではありませんが、薬物療法と精神療法を組み合わせることで、少しずつ良くなっていく病気です。克服される患者さんも少なくありません。

ここでは、強迫性障害を克服していく治療法について詳しくみていきたいと思います。


強迫性障害に有効な薬とは?強迫性障害の薬物療法

2016.5.6 強迫性障害

強迫性障害とは、強迫観念(ある考えやイメージにとらわれてしまうこと)と強迫行為(繰り返し行為)を特徴とする病気です。

「自分が汚れているのでは」と考えて「何度も手を洗ってしまう」
「自分が誰かを傷つけてしまうのでは」と考えて「大丈夫か確認してしまう」
「何だかピッタリしない」と感じて「何度も整理してしまう」

などといった症状を特徴とする病気です。以前は治療が困難な病気とされてきましたが、お薬の進歩によって強迫性障害も改善できる病気となりました。

強迫性障害の治療は、非常に根気が必要になります。薬物療法だけでなく、精神療法も積み重ねていく必要があります。ですが少しずつ治療を積み重ねていけば、よくなっていく病気です。

精神科のお薬というと抵抗のある患者さんも多いかと思います。治療をはじめたものの、途中で断念してしまう患者さんも少なくありません。強迫性障害の薬物療法についてしっかりと理解して、覚悟と希望をもって治療に取り組むことが大切です。

ここでは、強迫性障害の薬物療法について詳しくお伝えしていきます。


強迫性障害をセルフチェックする4つのステップと心理検査

2016.5.5 強迫性障害

強迫性障害とは、強迫観念(ある考えやイメージにとりつかれてしまうこと)と強迫行為(繰り返しの行為)の2つの強迫症状を特徴とする病気です。

強迫性障害は有病率が1~2%といわれていて、少ない病気ではありません。しかしながら多くの方が受診をためらってしまい、患者さんが受診するまでに平均7~8年かかってしまう病気です。

診断されるほどではないけれども自分の強迫観念に悩んでいる方も非常に多いと考えられています。潔癖症やキレイ好きといった方の中には、ともすれば強迫観念に近い方もいらっしゃるでしょう。

強迫性障害かもしれないと悩まれていても、いきなり精神科や心療内科を受診するのは躊躇ってしまうのは無理ありません。ここではそのような方が、強迫性障害かどうかセルフチェックできるように試みました。

最近改訂されたばかりのアメリカの診断基準(DSM‐Ⅴ)をもとに、順序立てて強迫性障害かどうかをチェックしていただければと思います。そして最後に、強迫性障害の心理検査をご紹介していきます。ひとりでも多くの方の気づきになればと思います。


強迫性障害(OCD)の診断基準と診断の流れ

2016.5.3 強迫性障害

強迫性障害とは、ある考えやイメージにとらわれてしまう強迫観念と、それを打ち消すために繰り返してしまう強迫行動の2つを特徴とする病気です。

強迫性障害は従来、不安障害の1つとして考えられてきました。このため、強迫神経症と呼ばれていたこともありました。最近では「とらわれ」と「繰り返し行動」を特徴とする別の病気として考えられています。

2013年に改訂されたDSM-Ⅴという国際的な診断基準では、強迫性障害は大きく変化しました。強迫関連症群として独自のカテゴリーが作られ、診断基準の内容も変わっています。

ここでは、強迫性障害の診断基準について詳しくお伝えしていきます。どのような経緯で診断基準がかわったのか、実際にはどのように診断していくのかをみていきましょう。


強迫観念と強迫行為とは?強迫性障害の症状

2016.4.30 強迫性障害

強迫性障害とは、繰り返し浮かんでくる考えやイメージである「強迫観念」と、それを打ち消すための「強迫行為」を特徴とする病気です。

多くの患者さんが自分でもバカバカしいと理解しているのにもかかわらず、それを止めることができません。強迫症状によって生活に支障が生じて、その疲労からうつ状態になってしまう方もいらっしゃいます。

このような状態が続くことで、苦手な状況は避けるようになってしまいます。その結果、学校や仕事にいけなくなってしまったり、交友関係が途絶えてしまったりすることもあります。また強迫行為に家族を巻き込んでしまい、家族間の関係も悪くなってしまうことがあります。

強迫性障害は非常に苦しみの深い病気であるにもかかわらず、なかなか受診にはつながりにくい病気です。発症してから受診に至るまでに、平均で7年かかるともいわれています。ぎりぎりまで耐えた挙句に生活が破綻して受診される患者さんが多い疾患です。

ここでは、強迫性障害の症状について詳しくお伝えしたいと思います。中核症状である強迫観念と強迫行為から、それがもとで問題となってくる強迫性障害の症状をみていきましょう。


強迫性障害は遺伝なのか?強迫性障害の原因

2016.4.29 強迫性障害

強迫性障害とは、 繰り返し湧き上がってくる「強迫観念」と、それを打ち消すために行う「強迫行為」を特徴とする病気です。

「手が汚れているのが気になり、何度も手を洗ってしまう」
「鍵をしめたか心配で、何度も鍵の確認をしてしまう」

といった生活上での「とらわれ」や「繰り返し行動」によって、生活に大きな支障のある病気です。本人もバカバカしいと頭では理解しているのにやめられないので、非常に苦しみの深い病気です。

このような強迫性障害は、どのような原因で生じるのでしょうか?強迫性障害は遺伝なのでしょうか?ここでは、強迫性障害の原因について考えていきたいと思います。


対人恐怖症を確実に克服するには?対人恐怖症を克服する治療法

2016.4.27 恐怖症

対人恐怖症は、他人と接するときに過度な不安や緊張に襲われる病気です。

人の社会は人間関係の上に成り立っているので、対人関係に苦手意識をもっていることは生きていく上でハンデとなることが多いです。対人恐怖症は幼少期や思春期から発症することが多い病気なのですが、「自分は小心者だ」「自分はビビりなだけだ」と性格と思い込んでしまう方が多いです。

対人恐怖症のやっかいなことは、人に相談することに対しても気が引けてしまうことです。我慢したまま日々の生活を送っていくことで、人生の選択にも影響を与えてしまう病気なのです。

この記事を読んでいただいている方は、対人恐怖症という病気に苦しんでいる方が多いと思います。対人恐怖症の方は相談すること自体が苦手なので、自力でなんとか克服しようとされている方も多いのではないでしょうか?

対人恐怖症にはお薬もちゃんと効果がありますし、精神療法は専門家と一緒に進めていった方が間違いなくよいです。精神科や心療内科の病院やクリニックに受診するのは抵抗があると思いますが、それが治療の第一歩になります。

対人恐怖症を克服できれば、世界が開けて生き方がかわります。ここでは、対人恐怖症の治療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。


対人恐怖症で悩んでいる方へ、仕事やバイトでの対処法

2016.4.26 恐怖症

対人恐怖症は、他人と接するときに極度の恐怖に襲われてしまう心の病気です。その症状の程度は、「人付き合いが苦手」なレベルから「まったく人付き合いができない」レベルまで人によって様々です。

対人恐怖症は幼少期や思春期から発症することが多いのですが、なかなか周りに相談できずに耐えて過ごしています。そんな中で進学し学生生活を送ります。部活やアルバイトをしたいのにできない方もいます。いろいろなことを経験して成長していく時期に、対人恐怖症が影響してしまうのです。

そして時期が来ると、就職活動をして社会人となります。そして実際に仕事を始めると、会議やプレゼン、客先での営業や接客、仕事のための会食や接待など、さまざまな場面で悩まされるのです。

対人恐怖症のせいで仕事やバイトで悩んでいる方も多いと思います。ここでは、対人恐怖症のせいで本来の自分を発揮できていないと感じている方に、お伝えしたいことを書いていきたいと思います。

そして対人恐怖症の方の現実的な仕事やバイトでの対処法を考えていきましょう。また、職場ではどのようなことができるのかについても触れていきます。


対人恐怖症は遺伝なのか?対人恐怖症の原因

2016.4.25 恐怖症

対人恐怖症とは、他人と接するときに過度に恐怖を抱いてしまう心の病です。

その症状の程度には人によって差があります。「人付き合いが苦手」「人見知り」という程度の人から、「自分が相手に迷惑をかけるのではないか」「誰とも接することができない」とまで思い込んでしまうこともあります。

他人と接するときに緊張することは、おそらく誰でも経験したことがあると思います。このように、対人関係に苦手意識をもってしまうキッカケはどんなことがあるのでしょうか?

生まれもっての遺伝なのでしょうか?
それとも、生きていく中での経験や環境によるものなのでしょうか?

ここでは、対人恐怖症の原因についてみていきたいと思います。


対人恐怖症の診断をふまえてセルフチェックしてみよう

2016.4.24 恐怖症

対人恐怖症という言葉をお聞きになったことがある方は多いと思います。

世間では対人恐怖症といっても、「人付き合いが苦手」という意味合いで使われていることもあれば、「人と接することができない」という意味合いのこともあります。

対人恐怖症は、他人と接することに対して強い恐怖を感じる病気です。昔から日本という文化に固有の病気として考えられていましたが、欧米でも同様に悩んでいる方も多いことがわかってきた病気です。

対人恐怖症の症状には幅があります。対人恐怖症を診断基準に当てはめると、多くの方は社交不安障害となり、重症例は身体醜形障害や妄想性障害になります。

ここでは、対人恐怖症の診断の考え方についてお伝えし、それに従ってセルフチェックをしてみましょう。病院にいくべきなのか迷っている方もいらっしゃると思います。私は対人恐怖症かもしれないと思われた方は、ぜひ専門家に相談してみてください。


対人恐怖症の症状とは?どのような恐怖があるのか

2016.4.22 恐怖症

対人恐怖症は、その症状の程度は人によって様々です。「人見知り」や「人付き合いが苦手」といった程度の方から、「自分は醜いのではないか」「誰とも接したくない」という方もいます。

対人恐怖症は、対人関係の場面で過度な不安が生じてしまい、他人から悪くみられてしまうのではという恐れから対人関係を避けようとしてしまう病気です。

対人恐怖症は、長らく日本の文化特有の精神疾患としてみなされてきました。海外でも同様の患者さんが認められることが分かり、社交不安障害として診断基準でも取り上げられるようになりました。

ただ対人恐怖症の重度の方は、自分のにおい、視線、容姿、表情などが周囲の人に嫌な思いをさせているのではと確信めいていることもあります。

ここでは、対人恐怖症の代表的な症状をお伝えしていきます。対人恐怖症の症状をどのように考えていくのか、みていきましょう。


赤面症の治し方とは?赤面症を克服する5つの治療ステップ

2016.4.19 社会不安障害/社交不安障害

緊張すると顔が赤くなってしまうことがあると思います。少なからず誰しもあることなのですが、この赤面に悩んでいる方もいます。

女性であれば「恥じらい」や「かわいい」といったように、好意的に周りからは評価されることもあります。ですが当の本人には非常に大きな苦しみです。そのせいで人と接するのを避けてしまって、引きこもりがちになってしまうこともあります。

このような病気を一般的に赤面症と呼んでいます。正式な病名としては、社交不安障害となります。赤面症は、治療することでよくなっていく病気です。ここでは、赤面症の治し方をみていき、どのようにすれば赤面症を克服できるのかを考えていきましょう。


赤面症(赤面恐怖症)にみられる症状と原因とは?

2016.4.15 社会不安障害/社交不安障害

恥かしい思いをしたり、緊張した場面になると、顔が赤くなってしまうことがあると思います。これは誰もが経験していることで、緊張状態におこる自然な身体の反応です。

顔が赤くなることを「赤面」といいますが、ときには「かわいい」「謙虚」などとして周囲からは好意的にみられることもあります。

しかしながら本人としては、「顔が赤くなってしまったらどうしよう」と、悩みを強く抱えている方もいます。「緊張していることが相手に伝わりたくない」、「バレたくない」という思いから、ますます赤面が酷くなってしまいます。

赤面することに強い苦痛を感じていたり、そのせいで人と接するのを避けるなどと生活に影響を及ぼしているのでしたら、病気として治療していく必要があります。

世間一般では赤面症(赤面恐怖症)と呼びますが、正式な病名としては社交不安障害(社会不安障害)と診断されます。

赤面症はどのような原因で生じるものなのでしょうか。何が原因で赤面症がひどくなっていくのでしょうか?ここでは、赤面症の原因についてみていきたいと思います。


あがり症を克服する治療法

2016.4.8 社会不安障害/社交不安障害

あがり症は、人前で緊張してしまって自分の本来の力を発揮できないことを一般的にいっています。しかしながら正式な病名ではなく、世間一般での呼び方になります。

診断基準に照らし合わせてみると、社交不安障害のパフォーマンス限局型に分類されることが多いと思います。社交不安障害(社会不安障害)は、他人から注目されるときに過度な不安や緊張に襲われる病気です。普段はなんともないのですが、他人から注目を浴びる状況(パフォーマンス時)を苦手とするタイプになります。

あがり症の方は、「自分は緊張しいなんだ」「自分がビビりなだけだ」などといって、性格と思い込んでしまっている方も多いです。しかしながらあがり症は、治療をすることで改善が出来る病気です。

あがり症によって自分が本当はしたいことができないで苦しんでいる方は、ぜひ治療への一歩を踏み出していただきたいのです。すぐに治療してよくなるというものではありませんが、薬物療法と精神療法を組み合わせていくことで克服できる病気です。

あがり症を克服できれば、世界が開けて生き方がかわります。ここでは、あがり症の治療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。


あがり症に有効な薬とは?あがり症の薬物療法

2016.4.6 社会不安障害/社交不安障害

あがり症という病気は、世間で一般的に言われている病名です。人前で過度に緊張してしまって困っていることをいいますが、正式な病名ではありません。

困って病院にいくと、その多くの方が社交不安障害パフォーマンス限局型と診断されると思います。社交不安障害とは、人から注目されるような状況で過剰に不安や恐怖に襲われる病気です。

その症状の程度には幅があるのですが、日常生活を普通に過ごしている分には大丈夫で、誰もが緊張してもおかしくない場面(パフォーマンス)で緊張しすぎてしまう状態を「あがり症」と一般的によんでいます。

あがり症は生活に支障があるならば治療をしていった方がよいです。あがり症の治療としては、薬物療法と精神療法を組み合わせて行っていきます。どちらの治療も有効性がしっかりと示されていて、上手く組み合わせながら治療をしていくのが理想的です。

私自身も、いわゆる「あがり症」で悩んでいて、薬物療法によって治療を行ってきた経験があります。もちろん精神科医として、何人ものあがり症の患者さんとも治療を重ねてきました。

その経験も踏まえて、ここではあがり症(社交不安障害パフォーマンス限局型)に有効な薬にはどのようなものがあるのか、お伝えしていきたいと思います。


あがり症かどうかチェックする4つのステップ

2016.4.3 社会不安障害/社交不安障害

あがり症とは、人前で過度に「あがって」しまって、自分の本来の力をはっきできないことをいいます。正式な病名というわけではなく、世間で言われている病名です。診断基準でみてみると、社交不安障害パフォーマンス限局型に該当する方が多いでしょう。

あがり症といっても、その症状の程度は様々です。大勢の前での発表の時だけ思い通りにできない方から、授業中に当てられるだけで緊張してしまう方まで様々です。あがり症を性格と考えてしまっている方も多いです。

あがり症の中には、病気として治療した方がよい方もいらっしゃいます。あがり症を克服することで、その人の生き方も変わるのです。

ここでは、社交不安障害のアメリカでの診断基準(DSM‐Ⅴ)をもとに、あがり症を順序立ててチェックできるようにしたいと思います。ひとりでも多くの方の気づきになれば幸いです。


あがり症の症状にはどのようなものがあるか

2016.4.2 社会不安障害/社交不安障害

「自分はあがり症では?」と悩んでいる方も多いと思います。

そんな悩みを、病気というよりは性格と考えている方も多いでしょう。人前で緊張するのは当たり前ですし、緊張するから準備したり慎重になれるのです。しかしながら本来の自分を出せなくなってしまっているとしたら、病気として治療をした方がよいのです。

あがり症は自分の性格のせいだろうと思い込んでしまうので、長く苦しみ悩んでいる方もいらっしゃいます。10代に発症することが多く、その後の人生に影響してしまうこともあります。

ここではあがり症の代表的な症状をお伝えしていき、どのような状況やシチュエーションで症状があらわれるのかを見ていきましょう。


あがり症にはどのような原因があるのか

2016.4.1 社会不安障害/社交不安障害

人前に出た時に過度に緊張してしまう方は、自分をあがり症だと感じている方が多いと思います。病気というよりは、性格と考えている方も多いと思いのではないでしょうか?

あがり症にも程度がありますが、過度に緊張してしまって本来の自分の生き方をできていない時は、病気と考えて治療をした方がよいです。

あがり症は正式な病名ではなく、診断基準に当てはめるのならば社交不安障害パフォーマンス限局型になるかと思います。社交不安障害(あがり症)は、人の注目を浴びるかもしれない時に、過度に恐怖をいだく心の病です。

あがり症、すなわち社交不安障害パフォーマンス限局型では、どのようなことが原因となるのでしょうか?ここでは、現在考えられているあがり症の原因について、ご紹介していきたいと思います。


社会不安障害(社交不安障害)を克服する治療法

2016.3.24 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)は、他人から注目されるときに過度な不安や緊張に襲われる病気です。

「自分は緊張しいなんだ」「自分がビビりなだけだ」などといって、性格と思い込んでしまっている方も多いです。社会不安障害は幼少期や思春期から発症することが多く、その後の人生の選択に影響を与えてしまう病気なのです。

ですからなるべく早く社会不安障害という病気に気づき、そして治療への第一歩を踏み出してほしいのです。社会不安障害はすぐに治療できるものではありませんが、薬物療法と精神療法を組み合わせていくことで克服できる病気です。

社会不安障害を克服できれば、世界が開けて生き方がかわります。ここでは、社会不安障害の治療法について詳しくお伝えしていきたいと思います。


社会不安障害(社交不安障害)に有効な薬とは?

2016.3.17 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)とは、人から注目される状況で過度に不安や恐怖を感じてしまう病気です。そしてそのような状況を避けるようになってしまい、ひどい場合には不登校や引きこもりに発展してしまいます。

社会不安障害の治療としては、薬物療法と精神療法が行われます。どちらの治療も有効性が示されていて、上手く組み合わせながら治療を行っていきます。

社会不安障害には、薬物療法の効果がみられることが多いです。私自身もパフォーマンス恐怖とよばれる社会不安障害限局型を薬物療法を中心に治療をしています。

その経験も踏まえて、ここでは社会不安障害(社交不安障害)に有効な薬にはどのようなものがあるのか、お伝えしていきたいと思います。


社会不安障害(社交不安障害)での仕事の選び方と対策

2016.3.13 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)は、他人から注目されるときに過度な不安や緊張に襲われる心の病です。

社会不安障害は幼少期や思春期から発症することが多く、進学やアルバイト、就職活動の時点で影響がある病気なのです。そして実際に仕事を始めると、会議やプレゼン、客先での営業や接客、仕事のための会食や接待など、さまざまな場面で悩まされるのです。

社会不安障害にも程度に差があり、まったく人付き合いがダメな方から大勢の前だけダメな方まで様々です。

実は私自身も、注目される時だけ過剰な恐怖におそわれるパフォーマンス限局型に悩まされてきました。その上で人生を歩み、治療を経て現在の仕事をしています。

ここでは、私自身の経験も踏まえて、社会不安障害の方の仕事での対処法を考えていきたいと思います。また、職場ではどのようなことができるのか考えてみましょう。

※正式な病名は社交不安障害ですが、世間では社会不安障害として認識されていますので、以下では社会不安障害で表現を統一させていただきます。


社会不安障害の診断基準と実際の診断

2016.3.9 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)は、他人から注目されるときに過度な不安や緊張に襲われる病気です。

その症状の程度は様々で、プレゼンや発表という誰もが緊張するような状況だけを苦手とする方もいれば、人と接すること自体を苦手としてしまう方もいます。

どちらの場合も、苦手な社会的状況にさらされるのは非常に苦痛なので、できるだけ避けるようになってしまいます。これによって、生き方すらも変わってしまう心の病なのです。

社会不安障害の診断は、実はそんなに単純ではありません。統合失調症や発達障害なども念頭に置きながら、症状と経過をみていかなければなりません。ここでは社会不安障害の診断基準と、その診断の実際の流れをご紹介していきたいと思います。


社会不安障害(社交不安障害)をセルフチェックする4つのステップ

2016.3.8 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)とは、人から注目されるときに過度な不安や恐怖を感じる病気です。

人前で緊張したりするのは当たり前のことです。「自分は緊張しやすいだけ」と思い込んでいる方も多いかと思います。しかしながら緊張のあまり避けてしまうことで社会生活に影響してしまうときは、社会不安障害として治療していく必要があります。

とはいっても、いきなり精神科や心療内科を受診するのは躊躇ってしまうのも無理ありません。ここではそのような方が社会不安障害かどうかセルフチェックできるように試みました。

最近改訂されたばかりのアメリカの診断基準(DSM‐Ⅴ)をもとに、順序立てて社会不安障害かどうかをチェックしていただければと思います。ひとりでも多くの方の気づきになれば幸いです。


社会不安障害の症状はどのように発展していくのか

2016.3.7 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)とは、人から悪く思われないか、人に迷惑をかけてしまうのではないかと過度に恐れてしまう心の病です。

人前で緊張したりするのは当たり前ですし、内気な性格自体は悪いことではないのです。しかしながら、社会生活に影響するほどの症状がみられるときは、社会不安障害として治療していくことが大事です。

社会不安障害は、自分の性格のせいだろうと思い込んで、長く苦しみ悩んでいる方もいらっしゃいます。10代前半に発症することが多く、その後の人生に影響してしまうこともあります。

ここでは社会不安障害の代表的な症状をお伝えしていき、どのような状況やシチュエーションで症状があらわれるのかを見ていきましょう。


社会不安障害(社交不安障害)の原因とは?

2016.3.6 社会不安障害/社交不安障害

社会不安障害(社交不安障害)は、人の注目を浴びるかもしれない時に、過度に恐怖をいだく心の病です。

最近は精神科の敷居もかなり下がってきましたので、社会不安障害という病気の認識も広まってきました。ですから精神科や心療内科で社会不安障害の治療をされる方も増えてきています。

その症状の程度は、プレゼンや発表などの時だけに緊張してしまう方から、あらゆる人との接触を避けてしまうような方まで多岐にわたります。

社会不安障害につながる原因としてはどのようなものがあるでしょうか?現在考えられている社会不安障害の原因について、ご紹介していきたいと思います。


恐怖とは何か?恐怖を克服する治療法とは?

2016.2.25 恐怖症

不安や恐怖は誰もが感じたことがある感情でしょう。

人類の長い歴史の中で生き残っている感情には意味があります。不安や恐怖があることで、人は危険なものを避けることができるのです。不安や恐怖があるから、人は準備をして備えることができるのです。

このように、人にとって必要不可欠な感情である不安や恐怖という感情。似たような意味の言葉として使われていますが、「不安」と「恐怖」は異なるものです。

恐怖に関しては、そのメカニズムもある程度わかってきています。ここでは、恐怖が作られて消えていくメカニズムを踏まえて、恐怖をどのようにしたら克服できるのかについてお伝えしていきます。


「いじめ」のトラウマから複雑性PTSDに

2015.12.29 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSDは心的外傷後ストレス障害とよばれていて、戦争や犯罪などの強烈な出来事を体験した時に、ストレスが上手く処理できずにこびりついてしまう病気です。PTSDはこのように、はっきりとしたきっかけがあるケースばかりではありません。

いじめや虐待などの慢性的にストレスにさらされ続けていくと、さまざまな症状が認められます。この症状をひっくるめて、複雑性PTSDとよぶこともあります。

複雑性PTSDは診断基準として確立された概念ではありませんが、治療を考えていくためには意識しておいた方がよい疾患概念です。

ここでは、「いじめ」から発展することもある複雑性PTSDについて詳しくお伝えしていきたいと思います。


PTSD(トラウマ)を克服する治療法とは?

2015.12.21 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、戦争や犯罪など、誰もが経験すると深い心の傷をうけるような出来事に出くわした時に、ストレスを上手く処理できずにこびりついてしまう病気です。

また、いじめや虐待などを受け続けていると、外傷記憶(トラウマ)が残り続けてしまい、複雑性PTSDとも呼ばれるように様々な症状が認められることがあります。

PTSDの治療は、薬物療法と心理療法をあわせて行っていきます。とくに心理療法の比重が大きいのが特徴です。

ここでは、PTSDやトラウマを克服するための治療法について、詳しくみていきたいと思います。


PTSDに有効な薬とは?PTSDの薬物療法

2015.12.20 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSDは、薬でスッキリよくなる病気ではありません。薬は一定の効果はあると考えられていますが、有効性は心理療法に劣ります。

PTSDを治療していくには、心理療法をじっくりと行いながら、そのサポートとして薬物療法をおこなっていきます。お薬としては、SSRIと呼ばれる新しい抗うつ剤の有効性が確認されています。

先の東日本大震災を受けて、すでに海外でのPTSDへの適応が認められていたパキシルとジェイゾロフトが、日本でも適応拡大されました。

ここでは、PTSDに有効な薬について詳しくお伝えしたいと思います。


PTSDの2つの診断基準と診断の実際

2015.12.4 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、誰もが深い心の傷を受けるような出来事にさらされた時に生じる病気です。あまりのストレスに上手く処理ができなくなってしまうのです。

PTSDの診断にあたっては利害関係がからむことも多く、慎重に行う必要があります。PTSDと診断をすることはすなわち、精神疾患と出来事の因果関係を認めることになるからです。

ですからPTSDと診断していくためには、客観的な診断基準が必要になります。PTSDの診断基準としては、大きく2つがあります。ここでは、それぞれのPTSDの診断基準にについてみていき、実際のPTSDを診断していく流れをお伝えしていきたいと思います。


PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状をチェック!

2015.12.1 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、誰もが深い心の傷をうけるような大きな出来事に出くわした時に、上手く処理できずにこびりついてしまう病気です。

このような強烈な心的外傷である「トラウマ」を抱えた患者さんでは、4つの症状(再体験症状・回避症状・麻痺症状・過覚醒症状)がさまざまな強弱で認められます。

ここでは、PTSDの診断基準をもとにしてセルフチェックを使って、症状をチェックしてみましょう。


PTSDの代表的な4つの症状とPTSDの合併症

2015.11.30 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、戦争や犯罪など、誰もが深い心の傷をうけるような出来事に出くわした時に、ストレスを上手く処理できずにこびりついてしまう病気です。

このような強烈な心的外傷である「トラウマ」を抱えた患者さんでは、共通して4つの症状が認められます。また、さまざまな合併症がみられることも多いです。

ここでは、PTSDの症状や合併症についてお伝えしていきたいと思います。


東日本大震災でのPTSDと二次受傷

2015.11.29 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

2011年3月11日、忘れもしない東日本大震災が起こりました。15786人にも上る犠牲者をだし、数えきれないほどの人々の心に、大きな傷を残しました。

被災地での心のケアは大きな課題で、精神科医も「心のケアチーム」をつくって救援活動に入っています。厚労省のメンタル系ポータルサイト「こころの耳」では、東日本大震災での心のケアに関する情報がまとめられています。

このような未曽有の大災害の中で、命の危険にさらされるような想像を絶する体験をされた方もいらっしゃいます。そのような方の中には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる方もいらっしゃいます。

それだけではありません。救援や支援に入られた方の中には、あまりの体験を見聞きして、二次受傷してしまう方もいるのです。ここでは、東日本大震災でのPTSDのいまを考えていきたいと思います。


本当のトラウマとは?PTSD(心的外傷後ストレス障害)について

2015.11.28 PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSDは心的外傷後ストレス障害といわれていて、戦争や犯罪など、誰もが経験すると深い心の傷をうけるような出来事に出くわした時に、ストレスが上手く処理できずにこびりついてしまう病気です。

先の東日本大震災では、日常では想像ができないような凄惨な経験をされた方も多くいらっしゃいました。多くの方が傷つき、命を落とされた方もいらっしゃいましたが、それだけでなく心に大きな傷を受けた方もたくさんいらっしゃいます。

このような方の中には、今なおPTSDで苦しんでいる方がいらっしゃいます。PTSDとは、ただの「トラウマ」とは似て非なるものです。ここでは、PTSDとはどのような病気なのか、お伝えしていきたいと思います。