シクレストの副作用と安全性

2016.6.14 シクレスト

シクレストは、2016年5月に発売された第二世代の抗精神病薬(非定型抗精神病薬)です。海外では2009年から発売されていて、おもに統合失調症や双極性障害の治療に使われています。

第二世代抗精神病薬の中でもMARTA(多元受容体標的化抗精神病薬)と呼ばれる分類のお薬で、その名のとおり様々な受容体に作用します。このため、副作用のバリエーションが多いタイプのお薬になります。

しかしながらシクレストは、MARTAの中では副作用が全体的に少ないことを特徴とするお薬です。抗精神病薬で多い錐体外路症状や高プロラクチン血症が少なく、他のMARTAでネックになる代謝への影響が少ないお薬になります。

その一方でシクレストでは、鎮静作用による眠気やふらつき、独特の副作用として服用後の舌のしびれがみられます。

ここでは、シクレストの副作用について詳しくお伝えしていきます。他の抗精神病薬とも比較しながら、対策を考えていきましょう。


シクレスト舌下錠(アセナピン)の効果と特徴

2016.3.20 シクレスト

シクレスト舌下錠(一般名:アセナピン)は、第二世代の抗精神病薬(統合失調症治療薬)になります。

アメリカでは2009年8月からサフリス錠として発売されています。日本でも認可がおりて2016年5月26日、シクレスト舌下錠として発売されました。

シクレストは様々な受容体に作用するMARTAの分類で発売されますが、ドパミン遮断作用も強く、その効果はSDAに近いところもあると考えられます。

ここでは発売に先駆けて、シクレストがどのようなお薬なのかお伝えしていきたいと思います。幸いなことに、私の施設ではシクレストの臨床試験を行っていました。

ここではその印象も含めて、新しい抗精神病薬であるシクレストについてお伝えしたいと思います。